汚れた赤を恋と呼ぶんだ (新潮文庫nex)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 977
レビュー : 82
  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800561

作品紹介・あらすじ

これは僕の失恋であり、同時に、初恋の物語だ。七草は引き算の魔女を知っていますか――。夏休みの終わり、真辺由宇と運命的な再会を果たした僕は、彼女からのメールをきっかけに、魔女の噂を追い始める。高校生と、魔女? ありえない組み合わせは、しかし確かな実感を伴って、僕と真辺の関係を侵食していく。一方、その渦中に現れた謎の少女・安達。現実世界における事件の真相が、いま明かされる。心を穿つ青春ミステリ、第3弾。

感想・レビュー・書評

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  • いよいよ話が動きだした

  • 【無界】
    小説です。

    第三弾
    娘に借りました。

    今回ははじめから吸い込まれました。

  • 今回は現実世界の話。安達に対してイライラしてしまう。個人的には、階段島の話の方が面白いと感じた。
    次回、階段島がメインのようなので、期待。

  • 出ました階段島シリーズ第3弾
    舞台はこれまでとは異なりまさかの現実世界。
    言ってしまえば、どちらも現実世界なわけだが私たちが生きて過ごしているのと同じこの世界だ。
    第1弾、第2弾からまた階段島での事件、物語が描かれてるのかと思い読み始めると「まさかっ!?」と、3ページ目をめくったあたりで叫んでしまった。隣の部屋の人ごめんなさい。でも、そのくらい序盤からワクワクした。
    さらに内容は前回までの話の伏線を回収するように物語が進められていく。聞いたことのある単語やエピソードも含まれており、「いなくなれ群青」からまた読み返したい欲が高まり毎日、変な動きをしながら朝食を食べている。
    また、今回タイトル。これで私はこの本のオチは読む前からなんとなく把握できた。むしろ、これを期待していたまである。読み終えた瞬間電車の中で無意識にありがとうと声がこぼれた。第1弾、第2弾を読んでない人にはよくわからないと思うので是非その過程を忘れずに読んでほしい。きっとあなたも声にならない声が読み終えた時に溢れるだろう。俺の場合、声として溢れたわけだが。

  • 階段島ではないあの時期の捨てた方の彼らのお話。
    ヒロインが(どうしてか名前が覚えられない… マカベだったかマナベだったか…)私はヒーローを呼ぶ人間だ、と語った事で何でこうもこのヒロインが苦手なのかわかったような気がしました。結局(そうでは無いのかもしれないけれども)彼女は自分では何も解決しないんですよね。もっと解決策を見つけるのには適した人が居るからと思考を七草に丸投げしているように見える。それが偶々成功していたから彼女もそれで良いんだと成長せずにいた。そこに痛烈な違和感を感じていたんだろうな。そういう意味では二年の別離と別れの際に傷をつけられた彼女の方が人間的で好感は持てる。

    階段島の彼女は正論だけを持ち解決法を持たないから苦手なんだな…となんか腑に落ちた気がします。誰もそれが正解だとは思っていない。間違いだと知っている。でもそれをどうただしていいのかわからない…と皆が手をこまねいている所に彼女はズカズカ入って行って「それは間違っている」と断言する。じゃあどうするんだよ?と問うと「それはわからない。でもコレは間違っている」と指摘だけをする。基本的にはKYというか人の感情がわからない人間なんじゃなかろうかと。

    そんなヒロインの周囲に迎合出来ないまっすぐさを愛する主人公もある意味同じ人種なんだろうなって思います。子供が思ったことをすぐに口にする事で、周りを傷つけたり、疎まれたりする事があってもそれを無邪気と呼び大人になってもそのままでいてほしい…というような歪んだ願望を彼は彼女に押し付けようとしていた。この二人はよく似ている。ある意味二人だけで居られる世界ならきっとカンペキなのだろうし、二人はそれで問題ないのだと思う。でも世界は二人だけでは構成されてないのだと気づいた二人が引き算した結果が今の二人だとしたらそちらの二人の方が私は好感を持つなぁ…という感想。

    そしてなんか意味ありげに力を持つもう一人の魔女登場。私は堀さんが好きなので結構ドッキドキです。

  • 捨てた側の人たちの物語。
    捨てたからって無くなるわけじゃないのよね。二度と手に入らないものもあるかもしれないけど、捨ててもまた新たに生み出されるものもある。
    新しく生まれてくるものは、前と違うものかもしれないし、同じものかもしれない。

  • きつかった。まず偶然この本を手に取った人にはチンプンカンプンだと思う。自分は1、2作目を読んでいたのだがそれでもついていくのがやっと。登場人物の目的や性格もつかめず苦労しました。ラストスパートは多少あったので次も読んでみる。

  • 階段島シリーズ三作目。
    表紙だけでもお金を払う価値がある、と思える美しさ。
    物語は非常に静かな展開。ミステリーではないよなぁ。
    確かに、前のニ作よりも真辺由宇を魅力的に感じない。七草くんの気持ちも少しわかるかも。

  • シリーズ最新作。
    今作は『階段島』ではなく、現実の世界を舞台にしている。ミステリ的な仕掛けはあるが、かなり真っ当な青春ラブストーリーで、流石にこの歳になると読んでいてこっぱずかしい気分にもなったw


  • "いなくなれ群青"シリーズ3作目
    「汚れた赤を恋と呼ぶんだ」読了。

    今作は階段島ではなく、現実世界での七草&真辺が「引き算の魔女」の謎を解いていく物語。

    2作目までとはちょっと違った雰囲気で綴られたところが惹きつけられつつ、若干の違和感をラスト数頁で回収してくれて心地いい一冊だった。

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著者プロフィール

徳島県出身。グループSNE所属。2009年に『サクラダリセット CAT,GHOST and REVOLUTION SUNDAY』で、角川スニーカー文庫よりデビュー。若者を中心に人気を博し、シリーズは7冊を数える。他著作に「つれづれ、北野坂探偵舎」シリーズ(角川文庫)、『いなくなれ、群青』(新潮文庫)などがある。

「2017年 『ベイビー、グッドモーニング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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