天久鷹央の推理カルテIV: 悲恋のシンドローム (新潮文庫nex)

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 66
  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800578

作品紹介・あらすじ

小鳥。この事件は、お前が解決するんだ。天医会総合病院の看護師、相馬若菜から友人の殺害事件について相談をうけた天久鷹央(あめくたかお)と小鳥遊(たかなし)優。喜び勇んで謎の解明にあたる鷹央だったが、その過程で“事件から手を引く”と宣言する。なぜ、彼女ではこの謎を解けないのか。そして、死の現場から“瞬間移動”した遺体に隠された真実とは――。驚きのどんでん返しと胸を打つクライマックスが待つ、メディカル・ミステリー第4弾。

感想・レビュー・書評

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  • 「瞬間移動した女」より。

    『この事件は、私には解決できない』
    『お前が、この事件を解決するんだ』
    『お前以外に、この事件を解決できる者はいないんだ』
    なるほど、天久先生が小鳥遊先生に言った言葉は、そういう意味だったんですね...

    看護師・相馬 若菜から看護師の友人の殺害事件について相談を受けた天久先生と小鳥遊先生の2人。

    なぜ、遺体は殺害現場から『瞬間移動』し、何十kmと離れた場所で発見されたのか?

    最後、運命のいたずらと言うには、あまりにも悲しい真実に、涙が出ます...

    また、「ゴミに眠る宝」では、なぜ男性はゴミを溜めるのか?
    その真実が明らかになったとき、男性の家族を想う一途な気持ちに、こちらも涙、涙、となります。

    天才的頭脳の持ち主・天久先生が活躍するシリーズ、第4弾。ますます好調です。

  • 医療ミステリーシリーズ4冊目。
    相変わらず面白いです。
    ただ『ゴミに眠る宝』では、そのなり替わりは無理があるだろう…と思ってしまった。
    身近な病気だけでなく、聞いたこともないような珍しい症例の存在を知り、勉強にもなります。
    助手の小鳥と鷹央がくっつく日は来るのかな…いや無いな。舞ちゃん、遣りて婆はもう勘弁してあげて(笑)

  • このシリーズは、何が原因だったの??
    気になって一気に読んでしまう
    そんな本でしたね。

    世の中いろんな病気があるなぁ~
    毎回この本を読みながら思います。
    あと今回はいろんな恋も。

    小鳥と鷹央の今後の関係も楽しみです。

  • 今回も面白かったです。霊感商法、ゴミ屋敷問題、性的マイノリティー問題等時事問題も取り入れ、「特殊な事件」ではなく、どこにでもある問題とも感じられます。今回も小鳥遊先生は悲しい終わりでしたね。鷹央先生はなんか違う感じがするし、小鳥遊先生にも春が少しは来てほしい。

  • 天医会総合病院の看護師、相馬若葉から友人の殺害事件について相談をうけた天久鷹央と小鳥遊優。喜び勇んで謎の解明にあたる鷹央だったが、その過程で“事件から手を引く”と宣言する。なぜ、彼女ではこの謎を解けないのか。そして、死の現場から“瞬間移動”した遺体に隠された真実とは―。驚きのどんでん返しと胸を打つクライマックスが待つ、メディカル・ミステリー第4弾。

  • 1巻目で統括診断部存続危機に見舞われ、2巻目では鷹央が死の恐怖と向き合い、3巻目では小鳥が天医会病院にいられなくなるかも...。とすごくハラハラした展開だったのに対し、4巻目は安定した展開だった。

    鷹央と小鳥の関係がこれからどうなっていくのか気になる。個人的には上司と部下の関係でいて欲しいと思う。この距離感が好きだから。

  • 今回も面白かった。とくに、「瞬間移動した女」の結末が意外で秀逸。いろいろな病気があるものです。

  • 「迷い込んだ呪い」は、医師VS霊能者の構図も、その暴き方も、捻りが欲しかったなー、という話。目新しさ特に無し。強いて言えば鷹央が一本とられるオチくらい。
    「迷い込んだ呪い」よりは、ミステリっぽいかなという「ゴミに眠る宝」。ただし医療ミステリのカテゴリからは少し外れる。

    前哨戦の2作が終わったところで、医療ミステリとして「瞬間移動した女」のクオリティは格段。できればこのシリーズ、この域の作品で統一してくれないかな、と思いたくなる。

  • トリックに,素人の知らない珍しい症例を配置してきた本シリーズだが,本作ではトリックに珍症例を使わず,背景にのみ盛り込む実験を試みる.物語に深みが感じられる.

  • 長編の事件カルテを経て、いつもの短編構成に戻ってきたシリーズ5作目。相変わらずの読みやすさで楽しめました。今回は小鳥先生の成長がはっきりと見て取れます。『龍臥亭事件』の石岡君を思い起こさせるような活躍ぶり。しかし、事件が起きる感覚が短すぎませんか、この世界。

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著者プロフィール

知念 実希人(ちねん みきと)
1978年、沖縄県生まれ。医師。2011年、第4回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞した『誰がための刃 レゾンデートル』で作家デビュー。その他の作品に『螺旋の手術室』(『ブラッドライン』改題作)、『優しい死神の飼い方』(死神シリーズ)、『天久鷹央の推理カルテ』シリーズなどがある。
近刊として2018年9月刊行の『ひとつむぎの手』。

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