御手洗潔の追憶 (新潮文庫nex)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 183
レビュー : 32
  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800677

作品紹介・あらすじ

海外へと旅立った御手洗。彼は今、どこに――。ちょっとヘルシンキへ行くので留守を頼む――。そんな置き手紙を残し、御手洗潔は日本を去った。石岡和己を横浜の馬車道に残して。その後、彼は何を考え、どこで暮らし、どんな事件に遭遇していたのか。ロスでのインタビュー。スウェーデンで出会った謎。明かされる出生の秘密と、父の物語。活躍の場を世界へと広げた御手洗の足跡を辿り、追憶の中の名探偵に触れる、番外作品集。

感想・レビュー・書評

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  • あの濃厚な御手洗ミステリーのつもりで読むと大失敗。御手洗や石岡はのインタビュー、2人を知る人物の語りなど、「御手洗潔」ファンへのサービス本って感じ。御手洗のお父さんが登場する、太平洋戦争へと至った経緯を扱った「天使の名前」などは興味深く読めるものの、「別にこういう形で読まなくてもいいな」というのが正直な感想。社会派・島田荘司の思想が色濃く盛り込まれた感じも。面白くないわけじゃないけど、純粋に昔のようなネットリした本格・御手洗潔ミステリーが読みたい。

  • 20190317
    水を、と思った。そうだ水だ、水を飲ませてやろう。急げば、今ならまだ間に合う。きっと間に合う。この子は助かる。助けなくては。それは自分の使命なのだ!
    そしてまた気づいた。(p168)

  • 「御手洗潔、その時代の幻」「天使の名前」「石岡先生の執筆メモから。」「石岡氏への手紙」「石岡先生、ロング・ロング・インタビュー」「シアルヴィ」「ミタライ・カフェ」「あとがきに代えて」の八篇収録。語り手は島田荘司。石岡君の風貌が遂に語られる!ヒュー・グラントに似てるって、『モーリス』のクライヴじゃん。やっぱりそうだったのね、ハアハア……。島田が分析した里美やレオナの話もあります。御手洗シリーズフアンは必読。「天使の名前」があるからシリーズフアン以外でも読んでOk だと思う。御手洗父は天使が見える ちがい❪敬虔なクリスチャン❫で被曝者救護に奔走する話。

  • うーん。
    短編集かと思ったら微妙に違った。。。

  • 最近の御手洗ものは「過去の事件」しかないので現在進行形の話を一応は知れるファンブック的な。
    里見ちゃんの話をあとがきを読むに一応は「これからの事件の構想」はあるんだなあ・・・と。いやもうホントに早くそっちを書いてほしいw
    しかし今の刊行ペースだとここで紹介されているものが全部読めるのはいつになるのだろう・・・

  • 【収録作品】御手洗潔、その時代の幻/天使の名前/石岡先生の執筆メモから/石岡氏への手紙/石岡先生、ロング・ロング・インタヴュー/シアルヴィ/ミタライ・カフェ/あとがきに代えて

  • スェーデンに旅立った御手洗くんのお父さんの話や、レオナ、石岡くんへのインタビュー。
    お父さんの話が良いな。太平洋戦争中の話。
    短編集。

  • 御手洗潔シリーズの番外短編集であり、
    ファンブックなので、
    御手洗、もしくは石岡くんのファンが
    ニヤニヤしながら読むというのを楽しむ感じ。

    ファンからの質問へのインタビュー回答という形式だったり
    近況報告的な内容が多く
    ミステリー短編集ですらないので。

  • 御手洗潔シリーズの番外編をまとめたファンブック。時系列的には「星龍の海」事件後となり、御手洗や石岡へのインタビュー形式作品もあり、ファンにとってはたまらない一冊。
    インタビューや手紙形式、超短編などいろんな作品があるなか、御手洗の父親が主人公の「天使の名前」が特筆。原子爆弾が投下された広島で、外務省の役人だった彼が見た現実と希望。天才・御手洗のルーツがここにある。

  • 【あらすじ】
    ちょっとヘルシンキへ行くので留守を頼む――。そんな置き手紙を残し、御手洗潔は日本を去った。石岡和己を横浜・馬車道に残して。その後、彼は何を考え、どこで暮らし、どんな事件に遭遇していたのか。ロスでのインタビュー。スウェーデンで出会った謎。明かされる出生の秘密と、父の物語。活躍の場を世界へと広げた御手洗の足跡を辿り、追憶の中の名探偵に触れる、番外作品集。

    【感想】

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著者プロフィール

島田 荘司(しまだ そうじ)
1948年、広島県生まれ。武蔵野美術大学卒。
1981年、『占星術殺人事件』でミステリー界に衝撃的なデビューを果たして以来、累計600万部に達した名探偵・御手洗潔シリーズや、刑事・吉敷竹史のシリーズを中心に数々の傑作、意欲作を発表。
2008年、日本ミステリー文学大賞を受賞。
「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」の立ち上げ、選考を務めるなど、新たな才能の発掘と紹介にも積極的に取り組み、名実ともに現代本格ミステリーの旗手となっている。
近著に『アルカトラズ幻想』(2012年 文藝春秋)、『星籠の海』(2013年 講談社)、『幻肢』(2014年 文藝春秋)、『新しい十五匹のネズミのフライ ジョン・H・ワトソンの冒険』(2015年 新潮社)がある。

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