青の数学 (新潮文庫nex)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1017
レビュー : 114
  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800721

作品紹介・あらすじ

その数式(まほう)が、君の青春を変える。雪の日に出会った女子高生は、数学オリンピックを制した天才だった。その少女、京香凜(かなどめかりん)の問いに、栢山(かやま)は困惑する。「数学って、何?」――。若き数学者が集うネット上の決闘空間「E2」。全国トップ偕成高校の数学研究会「オイラー倶楽部」。ライバルと出会い、競う中で、栢山は香凜に対する答えを探す。ひたむきな想いを、身体に燻る熱を、数学へとぶつける少年少女たちを描く青春長編。

感想・レビュー・書評

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  • 題名に数学と書いてあって、なかなか手が出せなかった。
    しかし、インターネットでおすすめの本として出ていたので、暇つぶしにバスの中で読んでみた。
    そうしたら、とても面白くて読み終わるまで、いつも降りるバス停を通過していることすら気づかなかった。
    こういうお話は、スポーツ系しか読んだことがなかったので、少し驚いた。

  • 「数学をする意味」を教えてくれる、あるいは考えさせられる物語になっています。

    ストーリーとしては数学を用いた戦いがメインですが、具体的な問題は終盤に少し(3問)出てくるだけで後は純粋な物語になっています。
    そのため、数学に苦手意識を持つ方でもストレス無く読み進められると思います。


    無知な主人公が、師に出会い仲間に出会いライバルと戦い、そのライバルと共闘していくストーリーはまるでジャンプ漫画のようで熱くなれます。

  • 面白かった!
    青春を数学に捧げるという人は少ないかもしれない。
    でも、彼らが感じる高揚感や不安感、達成感や挫折感は、まさに青春そのものだ。

    いくつになっても青春小説を読むのはいいものだと思った。
    10年後もう一度読みたいと思う。

  • 数学は、苦手です。しかし、数学とは何か考える主人公とそれを取り巻く学生達の数学青春ストーリーは、とても面白かったです。どこか爽やかさもあり読み易かったです。続編が楽しみです。

  • 数学オリンピックに出場するような数学好きな高校生たちの青春小説。
    ライトノベルに入るのかな。

    「数学って何?」
    E²というオンライン数学スタジアムで秀才たちと数学の問題を競いながら、主人公が漠然としたテーマの答えを模索していくお話。

    才能の壁や青年期ならではの苦悩が描かれている作品です。青春の方にもウェイトを置いているので、数学少年でなくても充分に楽しめるお話に仕上がっているのだと思います。

    私は数時間で1.2巻を読了。軽いタッチなのでサクっと読めますが、その中でもはっとさせられるような数学の魅力が巧妙に描かれています。

  • 才能だけで数学と向き合ってきた栢山が、徐々に力をつけて数学合宿で様々な人物と出会い、競う中で栢山は香凜に対する答えを探す。


    数学オリンピックの優勝者、京 香凜は物語の序盤で登場しておきながら、その後は間接的にしか話に出てきておらず、いまいちこの巻での存在感は薄い。
    今回は庭瀬(ノイマン)や皇(数学オリンピック銅メダル)の存在感が大きかったのではないかと思う。
    個人的には、おやつとバナナばっかり食べてる伊勢原さんも良かったけれど。


    自分は数学にはめっきり才能がないので、この物語の主人公はとても恵まれているなと感じた。(才能があっても、この段階では皇や香凜には敵わないレベルなのだが)
    最後の最後に、香凜が一ノ瀬の十問を解いて話題になっているところで終わったので、次の巻を早く読みたいと思う。

  • タイトルに惹かれて読んだ本。
    数学オリンピックに挑戦するような人には物足りないと思うが、数学ができる人をすごいと思える人なら読んでみて損はないと思う。
    数式などがあまり出てこないように配慮されているので、全くわからない人も(多分)大丈夫でしょう。わからない部分は飛ばし読みでも楽しめますよ。
    それよりも、数学って何ですかと問う主人公の生き方を感じてほしい。
    気になったのは、主人公の数学のレベル。好きにやって良いと言われて高校生になったという設定だったが、過去の有名問題を知らなさすぎかも。まあ、人の事は言えないけど。
    今はオンライン数列辞典なるものもあるので、読者は簡単に回答は得られるが、この本の登場人物はそんなものに頼りたくないのでしょうね。京の出した数列は出ていないようだった。次作に期待。
    高校生の時に数学オリンピックあれば出たかった。やはり予選落ちかもしれないが...

  •  タイトルが気になって買ってみたら、すごい……。
     数学に青春を捧げる高校生って なかなか居ないと思うけど、青春だった…。
     最後の方の戦い、こちらにも緊張感が漂ってくるみたいで、面白い。
     数学オリンピックって言うのも、前から気になっていたから楽しかった。
     数式が難しかったけど、分かりやすい法則とかをしっかり読んで納得出来たのは嬉しい……。
     面白いですよ~。

  • 読んでいるうちに自分も問題を解きたいと思いましたが解けませんでいた、、
    とても良いストーリーでした。

  • 数学とは随分前にケンカ別れをしていたけど、少し歩み寄るきっかけになった。
    数学の問題を解いていく楽しさとか、苦しさは共感できる。
    問題を解いていく過程がもっと見たかった。
    続編があるので、数学と仲直りが出来ることを期待して読みたいと思う。

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著者プロフィール

一九七八年八月、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。二〇一四年、第十回C★NOVELS大賞特別賞を受賞した『天盆』(「天の眷族」を改題)で鮮烈なデビューを飾る。著書に、奇病に冒され、世界中を跳躍し続ける少女の青春を描いた『マレ・サカチのたったひとつの贈物』(中央公論新社)、本の雑誌社『おすすめ文庫王国2017』でオリジナル文庫大賞に輝いた『青の数学』(新潮文庫nex)がある。

「2018年 『マレ・サカチのたったひとつの贈物』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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