幻影の手術室: 天久鷹央の事件カルテ (新潮文庫nex)

著者 :
  • 新潮社
4.02
  • (36)
  • (47)
  • (30)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 407
レビュー : 52
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800769

作品紹介・あらすじ

手術室での不可能犯罪。なぜ麻酔医は死んだのか。手術後のオペ室で起きた医師死亡事件。記録用のビデオに録画されていたのは、一人の麻酔医が「見えない誰か」と必死に格闘し、その末に絶命する場面だった。手術室は密室。容疑者は全身麻酔で身動きのとれない患者のみ。西東京市・清和総合病院で起きた不可能犯罪に対し、天才女医・天久鷹央は独自の捜査に乗り出すが……。事件に隠された“病”を解き明かす、本格医療ミステリ。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 手術後のオペ室で起きた医師死亡事件。記録用のビデオに録画されていたのは、一人の麻酔医が「見えない誰か」と必死に格闘し、その末に絶命する場面だった。手術室は密室。容疑者は全身麻酔で身動きのとれない患者のみ。西東京市・清和総合病院で起きた不可能犯罪に対し、天才女医・天久鷹央は独自の捜査に乗り出すが…。事件に隠された“病”を解き明かす、本格医療ミステリ。

  • ますます快調のシリーズ第6弾。巧みなプロットと医学をベースにした見事なミステリー。安定の面白さ。

    今回、変人で天才女医の天久鷹央が挑む事件は密室の手術室で起きた奇妙な殺人事件。手術室に居たのは、殺害された麻酔医と、全身麻酔状態にあった患者の二人だけ。しかも、その患者・鴻ノ池舞は、近々、鷹央と小鳥遊の所属する統括診断部に入局する予定だった。

    ラノベチックな表紙にオジさん世代は購入するのに多少の勇気を伴うが、読んでみて、満足。

  • 天久鷹央の冴える推理,密室の手術室?今回は偶然にも意図した結果と違ったために犯人も大変,謎を解く方も大変だった.医学的な知識も増え,会話も楽しく,面白いミステリーだった.

  • このシリーズ、読んだことなく、初挑戦がこの本。
    天久鷹央シリーズでは第7弾なのかな?
    前のお話は読んでないのですが、小鳥遊くんが助手役でイジられキャラってのはすぐわかりました。こういう設定は好きです。小さめの強気な女性と大きな心優しい?男性助手。うふふってなる。
    医療ミステリーなのですが、一般的によく聞く事柄でミステリーが組み立てられていて感心しました。ミステリーを読んでいると「あっ、この事柄は事件の核心に触れてくるな」って感じの伏線に気づいたりするのですが、この本はとても上手に隠していて。種明かしされてから、あーあれが伏線か!さり気なすぎるわ〜とちょっと悔しくなる。良い本です。医療関係者なら気がつけるのかな?
    第1弾から読んでみたいなって思いました。

  • くすっと笑ってしまうようなシーンがありコメディ系かと思いきや、きちんとミステリー要素も入っていて以上に読み応えのある本でした。

    著者の方が医師だけあって医学についての説明も多く、勉強になります。

    コメディ×ミステリー×医学
    という組み合わせはこれまで読んだことがありませんでしたが、非常に面白かったです。

  • とても面白かった。これぞ知念ワールド。

  • 今作は、舞が容疑者扱いされ、良き仕事のパートナーである、鷹央と小鳥先生が舞の濡れ衣を晴らすのに医療用語、医療知識をフル回転させ、事件のトリックを暴いていく。全体的に軽めのミステリーであるが、医療シーンは迫力あるものである。それに加え、刑事側からの観点で刑法も絡んだり、被害者のアレルギー、麻酔科医なので、麻薬を医療目的でなく別の用途で悪用していたのを見破る鷹央に感服である。事件解明へのトリックや専門知識を冷静に淡々と話す鷹央であるが、人間味もあり、それが小鳥先生との信頼関係が長く続くのかなと感じている。

  • 鷹央先生の小鳥先生に対する扱いがもうナイスすぎて、本当にいいコンビです。今回は、若干うざいと思っていた鴻ノ池さんの言動が薄めで読みやすかったかも。キャラとはいえ、小鳥先生に対する態度は目に余るものがあるので、このくらいがいいかな。今後は、3人で事件を解決していくのでしょうか?楽しみです。

  • 鷹央先生、やや謎解きに苦戦しているように見えた中盤まで、そこからの謎解きはいつも通りお見事でした。小鳥先生の協力(かなり強引にさせられた)の賜物♥二人の連携はもう鉄板で読んでいてニヤニヤしちゃいます。私にはややウザいキャラだった鴻ノ池舞も今回は被害者となりその生い立ちの背景や、様々な小鳥先生との会話を読むにつれていい子だなぁ、と♪事件そのものは身勝手で凄惨で。軽んじられる命が悔しくて仕方ない。医者が麻薬とは…そしてセクハラ&パワハラ。ため息ものの事件でした。賑やかになりそうな今後。続きが楽しみです。

  • よくこの組み合わせでここまで不可解な状況を作り上げますねぇ。今回はメインキャストである舞が容疑者になっていることもあり、普段とは少し雰囲気が異なりますね。
    徐々に状況が見えてくる中盤以降は、もう一気読みでした。

全52件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

知念 実希人(ちねん みきと)
1978年、沖縄県生まれ。医師。2011年、第4回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞した『誰がための刃 レゾンデートル』で作家デビュー。その他の作品に『螺旋の手術室』(『ブラッドライン』改題作)、『優しい死神の飼い方』(死神シリーズ)、『天久鷹央の推理カルテ』シリーズなどがある。
近刊として2018年9月刊行の『ひとつむぎの手』。

幻影の手術室: 天久鷹央の事件カルテ (新潮文庫nex)のその他の作品

知念実希人の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
米澤 穂信
有効な右矢印 無効な右矢印

幻影の手術室: 天久鷹央の事件カルテ (新潮文庫nex)を本棚に登録しているひと

ツイートする