凶器は壊れた黒の叫び (新潮文庫nex)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 729
レビュー : 57
  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800806

作品紹介・あらすじ

君が求めたものは、夢か、幸福か。新聞部の創設。柏原第二高校に転校してきた安達は、島で唯一の小学生・相原大地のために部活動を始めることを提唱する。賛成するクラスメイト達だったが、七草はそれが堀を追い込むために巧妙に仕組まれた罠であることに気づく。紐解かれる階段島の歴史と、堀が追い求めた夢。歩み続けた七年間。その果てに彼女が見つけた幸福と、不幸とは……。心を穿つ青春ミステリ、第4弾。

感想・レビュー・書評

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  • 次々と明かされる事実には驚いたが、よく理解出来ない部分も多かった。(私の理解力がないだけかも知れないが。)
    哲学的なセリフなどが長ーく続くので、早く話が進まないかなあ、と思ってしまう。
    これらを除けば、面白かった。

  • 「階段島」シリーズ4

  • 「会話っていうのは、なにを言うのかだけが重要なわけじゃない。本当に大切なのは、なにを言わないでいるのかだ」
    「でも、言葉にしないと伝えようもないよ」
    「伝えるべき言葉を推敲しないといけないってことだよ。君が言ったことを、相手がどう受け取るのかまで考えて、不必要な言葉は省かないといけない。もしすべてを見通す
    神さまが名言集を作ったなら、その大半は白紙なんじゃないかと僕は思う」
    「白紙ばかりだと、どこを読んでいいのかわからないよ」
    「ただまっ白を眺めていればいい。ああ、白って綺麗だなと思っていればいい」

  • 新聞部の創設。柏原第二高校に転校してきた安達は、島で唯一の小学生・相原大地のために部活動を始めることを提唱する。賛成するクラスメイトたちだったが、七草はそれが堀を追い込むために巧妙に仕組まれた罠であることに気づく。繙かれる階段島の歴史と、堀が追い求めた夢。歩み続けた7年間。その果てに彼女が見つけた幸福と、不幸とは…。心を穿つ青春ミステリ、第4弾。(Amazon紹介より)

    久しぶりに「階段島シリーズ」の続編に着手しましたが、イマイチ頭に入ってきませんでした。心理描写が抽象的で、結末も正直何がどうなったのかよくわかりませんでした。昔はそうでもなかったのになぁ。年齢による興味の移り変わりかなぁ。

  • 【可無恋】
    小説です。

    第四弾
    娘に借りました。

    完全にハマりました。

  • 階段島シリーズ4巻目にして、初めてこの物語の核心がわかり衝撃を受けた。 『幸せを掴む為に無理な夢を捨てることと、幸せになる為に苦しくても夢を追いかけることの、どちらが幸せか』 これが物語のテーマであり、幸せになる為に夢を捨てたこっち側の人間と、幸せになる為に夢を追い続けるあっち側の人間の葛藤が描かれている、意外と奥が深い物語であった。 物語はまさかの人物の登場で、益々混迷を極め、先が気になる状況である。 登場人物みんなが物語が進む過程によって、それぞれどういった結論に至るのか今後も目が離せない。

  • 彼女には初めから敵も味方もいない。
    正反対だからって敵じゃない。
    全てを否定することもしない、全てを肯定することもしない。
    だから何度でも話す、話し合う。例え交わらなくても、理解されなくても、諦めない。
    それが彼女だ。

    ただ、彼女は怖がってる。
    否定されないことを怖がってる。
    自分が間違った時に、間違っているよと言ってくれる人がいないと困るのだ。
    自分は止まれない、自分が間違ってると思っているものには諦めず向かって行ってしまう。でも、それ自体が間違ってるときに、彼女は自分じゃ簡単には気づけない。
    だから彼が必要なのだ。正反対の彼が。
    常に彼女を正面から見てくれる彼が。

  • 『娯楽』★★★★☆ 8
    【詩情】★★★★★ 15
    【整合】★★★★☆ 12
    『意外』★★★★☆ 8
    「人物」★★★★★ 5
    「可読」★★★★☆ 4
    「作家」★★★★★ 5
    【尖鋭】★★★☆☆ 9
    『奥行』★★★★★ 10
    『印象』★★★★☆ 8

    《総合》84 A

  • ネタバレを避けて感想を述べさせて頂きます。
    うーーん、色々と腹が立つ!笑
    色々と起きたけどなにも解決していないような気がする。
    衝撃の事実が明らかになったので、話が進んでいないわけではないけれど、、。読んでいてどうしようもなく苦しいです。
    けれど今回も時々ハッとさせられるような言葉が散りばめられていて、やっぱり階段島シリーズはいいなあと思いました。

  • 階段島シリーズの4冊目。
    少し前から読み始めていたのだけれど、重たい本を片付けるために盆休み中はこの本は読み止しにしていたので、休み明けから仕切り直し。

    前巻で登場した安達が階段島の平穏を搔き乱す?
    前作あたりから、この作者独特の言い回しや論理展開に、私の読解力がついていけてないのだが、相変わらずに思わせ振りな文章でたらたらと進まない前半の話にはいささか嫌気。
    なんだか、七草がひとりで疑心暗鬼になって、読者をミスリードした上で、自らあっさり真相を語るてな感じに見えて、P.130に『でも君はなかなか決定的なことを口にしない。とどめを刺すなら、さっさとそうしてくれないかな?』とあったけど、そんな心境。
    階段島が出来た経緯や魔女の秘密が明かされていく後半の展開は悪くなかったし、物語の世界観も興味深いところなのだが…。

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著者プロフィール

徳島県出身。グループSNE所属。2009年に『サクラダリセット CAT,GHOST and REVOLUTION SUNDAY』で、角川スニーカー文庫よりデビュー。若者を中心に人気を博し、シリーズは7冊を数える。他著作に「つれづれ、北野坂探偵舎」シリーズ(角川文庫)、『いなくなれ、群青』(新潮文庫)などがある。

「2017年 『ベイビー、グッドモーニング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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