小暮写眞館I (新潮文庫nex)

著者 : 宮部みゆき
  • 新潮社 (2016年12月23日発売)
3.24
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  • Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800844

作品紹介

あなたの写真(ひみつ)、解き明かします。築三十三年、木造二階建て。小暮写眞館は、臨死状態の商店街にひっそりと佇んでいた。都立三雲高校に通う花菱英一は、両親の趣味により、この「写真館」に住むことになる。そして、弟をふくめた家族四人での暮らしが始まった矢先、ひとりの女子高生が持ち込んだ不思議な写真を巡る謎に、英一は関わることになり……。写真に秘められた物語を解き明かす、心温まる現代ミステリー。

小暮写眞館I (新潮文庫nex)の感想・レビュー・書評

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  • あなたの写真、解き明かします。

    築三十三年、木造二階建て。臨死状態の古びた商店街にひっそりと佇む「小暮写眞館」。都立三雲高校に通う花菱英一は、両親の趣味により、この写真館に住むことになる。そして、弟を含めた家族四人の暮らしが始まった矢先、ひとりの女子高生が持ち込んだ不思議な写真をめぐる謎に、英一自身も関わることになり…。写真に秘められた物語を解き明かす、心温まる現代ミステリー。

  • 宮部さんの話にしてはちょっとあっさりアサリ汁(笑)
    1年、通称花ちゃんこと花菱英一は
    両親のマイホーム購入のため新居に引っ越し。
    ただそこは『小暮写眞館』という看板がかかったままの
    古びた写真館を気持ちリフォームしたものだった。
    ある日ひとりの女子高生がここで撮ったモノだ!!と言って
    1枚の心霊写真を置いていく。
    親友のテンコや不動産屋の須藤社長や事務員の垣本さんらの協力を得て心霊写真の謎を追うが…。

    いない人間として扱われた者の想いが写ってしまったんだね。
    新興宗教って怖いわ。←それしか印象に残ってない。

  • うむ。安心の宮部ブランド。大変に読みやすい。宮部みゆきさんの小説としては、入門編に最適、なのではないでしょうか?登場人物のキャラも立ち、サクサクと読め、物語としてもお見事。うむ、お見事ですね。

    ただ、ただ、ちょっと失礼な表現で申し訳ないのですが、宮部さんの作品の中では、比較的、軽い、といいますか、個人的には、もうちょい、こう、ガッツリ系、ヘヴィーな感じのものを求めてしまう自分がいるのも、間違いないのです。ちょっとこれは、安心して読め過ぎる、という、ワガママな思いを抱いてしまったのも、事実。読みやすい、というのは、決して悪いことではないのですが、なんといいますか、宮部さんとしても、こう、結構、気楽に書くことのできた作品なのではないでしょうかね?これは。うむむ、、、大変失礼な言い方になってしまい、申し訳ないのですが。

    主人公・花菱英一&友人・店子力のコンビは、「今夜は眠れない」「夢にも思わない」の、緒方雅男&島崎君コンビを思い出しましたね。宮部さん、男の子コンビの活躍を描くの、好きなんだろうなあ。花菱&店子コンビは高校生、雅男&島崎コンビは中学生、という違いはあるにせよ。まだ少年、といっても良い年齢の男の子が、ちょっと背伸びして、大人の世界の秘密と苦味を知ることになる、という図柄、宮部さんの中では、物語のひとつの形式として、大好きなんだろうなあ。

    あと、テーマとして重要なのは、心霊写真?というか、人の念、想いが、写真にうつってしまう、という、いわば超常現象。人の思い、というものを、どこまでも大事にする作家。それが、やっぱ、宮部みゆきなのだろうなあ。宮部さん、ずっと一貫して、超能力モノも、書き続けていますものね。ゲーム好き、というところも、ファンタジーもの、超常現象ものの作品を生みだすことに、なんらかの寄与をしているのでしょうか、ね?

    この話のテーマとして重要だと思われるのは、あとは、宗教、でしょうか。宗教、というより、新興宗教?ですかね?人が誰かを好きになる。恋が生まれ、愛となり、そして、さあ結婚!となる。その時に、相手の家族が、とある新興宗教を深く信仰していたら、どうする?
    という、大変に、大変にテーマとしては重いことを、取り上げています。
    結婚とは、個人同士の行為ではなく、両方の家族を、どこまでも取り込んで、踏まえたうえで、成立するものなのだな。ということを、しみじみ感じましたね。すっげえなあ、結婚って。

    あと、ST不動産の、これまた、でえれえ女性職員、ミス垣本女史の人物造形。ここまでこう、ぶっ飛んでる、というか、現実的にお付き合いしたくないキャラを登場させた宮部さん、すっごいねえ。ミス垣本、ある意味極北のキャラだ。でも、不思議と、そんなキャラでさえ、ちょっとぶっ飛び過ぎて魅力的かも?って思わせちゃう(勘違いさせちゃう?)宮部さんのストーリーテリングの魔法よ、凄いぜ。ってね、思っちゃいますね。

  • なんかこう…平板な…。可もなく不可もなく、特別おもしろくもつまらなくもなく…という小説。時間があるときの暇つぶしかな。

  • 古びた商店街に佇む「小暮写眞館」。
    高校に通う花菱英一は、両親の趣味により、この写真館をほとんどそのままにした状態で住むことになる。

    ひとりの女子高生が持ち込んだ不思議な写真をめぐる謎に、英一自身も関わることになり、様々な人をたどりながら解き明かすミステリー。

    宮部みゆきの本を初めて読んだけど、
    心温まる、ファンタジー要素も含まれる作品でした。
    ページ数もそんなにないのでサクッと読める。

    神木隆之介主演で、短編ドラマになりそう〜なんて思ってたら、本当にドラマになってた(笑)

  • 元小暮写真館に引っ越した変わった家族の中にいる普通の高校生が主人公。小暮写真館で現像した一枚の写真「心霊写真」にまつわる話。当事者を探して、最終的にその「霊」に行き着く。まぁまぁな一冊だけど、次巻が気になる。

  • 下町を舞台に、少年少女が主人公のミステリーは、宮部さんが昔から得意とする分野。このところ、ソロモンや荒神など変化球的作品を面白く読んできたけど、暖かくてユーモラスな手触りのものは本当に久しぶりなので、楽しく読み進めている。確かオリジナルは全2巻で、読んでいるヴァージョンは4分冊。一つの事件で1冊だろうけど、これがのちのちどう繋がっていくのか1冊ずつ読んで考える楽しさもある。

  • う~ん、宮部ワールドにしてはあまり読後感が良くなかった。

  • 全巻読破後

  • 築三十三年、木造二階建て。臨死状態の古びた商店街にひっそりと佇む「小暮写眞館」。都立三雲高校に通う花菱英一は、両親の趣味により、この写真館に住むことになる。そして、弟を含めた家族四人の暮らしが始まった矢先、ひとりの女子高生が持ち込んだ不思議な写真をめぐる謎に、英一自身も関わることになり…。写真に秘められた物語を解き明かす、心温まる現代ミステリー。
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    写眞館という文字から勝手に古臭い物語かと思ってたけど、ミステリーのわりには軽快なやり取りが面白くてやっぱり引き込まれた宮部作品。花菱英一は親からも花ちゃんと呼ばれ、年の離れた弟のニックネームはピカちゃん。英一の友達はテンコ。
    写真に秘められた謎ではなく、物語を探るという所がポイント。頭いいなー花ちゃん。ピカちゃんや両親、どのキャラも面白く今後も楽しみ。

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