小暮写眞館III: カモメの名前 (新潮文庫nex)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 215
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800875

作品紹介・あらすじ

あなたの過去(ひみつ)、癒してみせる。顔馴染みになった不動産屋の社長から渡された一枚の写真。そこに写る不格好なぬいぐるみを「カモメ」と断言する少年は、不登校の小学生だった。クラスの人気者で、成績優秀の彼は、ある日突然、学校に行かなくなった。その原因と「カモメ」はどう関係するのか……。相談を受けた花菱英一は、関係者に話を聞く中で、ある映画に行き当たる。家族の絆に思いを馳せる、心震わす物語。

感想・レビュー・書評

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  • あなたの過去、癒してみせる。

    顔馴染みになった不動産屋の社長から渡された一枚の写真。そこに写る不恰好なぬいぐるみを「カモメ」と断言する少年は、不登校の小学生だった。クラスの人気者で、成績優秀の彼は、ある日突然、学校に行かなくなった。その原因と「カモメ」はどう関係するのか…。相談を受けた花菱英一は、関係者に話を聞く中で、ある映画に行き当たる。家族の絆に思いを馳せる、心震わす物語。

  • 最終巻に向けて、物語の世界が広がり、深まってます。静かに、じわじわと。

  • 英一が良いやつなんよねえ…良いお兄ちゃんなんよねえ……。言葉遣いがほんのちょびっと気になることがあるけど(例えば親に対してとか)、でも世間一般的にはまあ全然許容範囲内なのでしょう。自分が姉やからというのもあって、世のお姉ちゃんお兄ちゃんの、姉、兄としての頑張りにすごく弱い私には、その英一が兄として色んなことを考えたりその結果守ったりしながら生きてる姿だけで充分心が揺さぶられる。

  • ほのぼのとした感じ。
    小暮さんは本当に幽霊として存在しているのかな?見守って、助けてくれているのかな?
    その辺の回答はないし、カモメの謎も解決した内容が本当に正しいのかよく分かんないけど…まぁこれはこれでありなのかな。

  • ぬいぐるみが浮遊する写真と不登校児達、弟のピカと聞く戦争の話、強盗騒動、鉄道愛好会からの事務員の順子との調査的自主映画鑑賞等の新年度から夏。色々な人と付き合いがある事がリアルででも微妙に把握が追い付かない。順子を挟んだ英一と友人テンコの多くを語らない描写にビリッとした。小学生の不登校は意外かあ。。

  • フリースクールに通う小学生がカモメのぬいぐるみを組み込んだ合成写真を作って皆に見せる。その意味を探るが、カモメが登場する映画を下敷きにした親へのメッセージだった。

  • 写眞館主・小暮さんの幽霊からたどる彼の歴史。フリースクールに通う少年と謎のカモメ。鉄オタ高校生コンビ、自主映画サークル。なぜか「心霊写真バスター」となった花ちゃんとその周囲が
    一気に広がった章。一見無関係そうなトピックがつながり、見えてくる真実は、衝撃よりも静かな感動を覚える。そんで登場するある怪獣映画には、この後に書かれたある作品やら昨年話題を呼んだあの映画を思い出させられてとても楽しかった。

  • この巻はぐっと来る感じもなく、まぁ普通の高校生物語として楽しめた。

  • 顔馴染みになった不動産屋の社長から渡された一枚の写真。そこに写る不格好なぬいぐるみを「カモメ」と断言する少年は、不登校の小学生だった。クラスの人気者で、成績優秀の彼は、ある日突然、学校に行かなくなった。その原因と「カモメ」はどう関係するのか…。相談を受けた花菱英一は、関係者に話を聞く中で、ある映画に行き当たる。家族の絆に思いを馳せる、心震わす物語。
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    小暮写真館3話目。今回も花菱英一が心霊写真の謎を解く。今回は小学生のお誕生日会の写真に写る白いぬいぐるみ「カモメ」の謎だけど、前作・前々作とは少し毛色が違う。また本筋とは別に、小暮写真館の元住人の小暮さんの娘に英一とピカちゃんが会いに行き、小暮さんの生涯を知る。家族のあり方がテーマで、英一の恋心?も綴られてて面白かった。

  • 最終巻迄読破してから

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著者プロフィール

宮部 みゆき(みやべ みゆき)
1960年、東京都生まれ。1987年に「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、1999年には『理由』で直木賞、2002年『模倣犯』で司馬遼太郎賞、2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞など、数々の文学賞を受賞。大沢オフィス所属。日本推理作家協会会員。日本SF作家クラブ会員。直木賞、日本SF大賞、小説すばる新人賞、河合隼雄物語賞など多くの文学賞で選考委員を務める。『模倣犯』や『ブレイブ・ストーリー』など、多くの作品がドラマ化や映画化などメディア・ミックスされており、日本を代表するエンターテインメント作家として人気を博している。2019年7月10日『さよならの儀式』を刊行。

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