グッドモーニング (新潮文庫nex)

  • 新潮社 (2017年1月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (128ページ) / ISBN・EAN: 9784101800899

作品紹介・あらすじ

わたしの名前を君たちは知らない。あらゆるものに手が届きそうなのに、何だってできそうなのに、私たちの現実は行き詰まっている。閉じている。愛とか、死とか、そこにドラマなんて、ありはしない。――本当に? それは誰が決めたの。それはいつ、わかったの。私たちの、僕たちの世界を、塗り替える言葉たち。見たことのない景色。知らなかった感情。新しい自分が、ここから始まる。中原中也賞に輝いた鮮烈なる第一詩集。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

言葉の力を感じさせる作品で、詩の中に独自の景色や感情が広がっています。詩に馴染みのない読者でも、文字の演奏や合唱を通じて新たな体験を得ることができるのが魅力です。断片的な表現が織りなす世界は、時に難解...

感想・レビュー・書評

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  • 文字の演奏。文字の合唱。文字の映画。
    詩に全く疎い人間なので良し悪しは正直よくわからないし、9.9割も理解できてないと思う。でも何故か好き。というか、この作品からしか得られない景色がある。

  • 言葉が置かれている。
    断片と断片の間をつなぐ手が届かない。
    そうこうしているうちに、手はおひざ。

  • 分かるような分からんようなライン。
    年上とか年配の人から勧められて読んだらとりあえず絶賛しときそうで、中高生から勧められて読んだらケチをつけたくなる、そういう感じ。

  • 文庫版あとがきがよかった。

    「もうあんなのは書けない」って未来の自分に言われるものじゃないと、今、書く意味がない。

    かっこいい。

  • 最果さんの紡ぐ言葉が大好きです。十代の頃に書かれた第一詩集ということで、今まで読んできた詩集よりも、ひとつひとつが傷のような気がしました。言葉の渦に圧倒されました。夜、眠る時に一旦死に、朝、蘇る、日々はその繰り返し。生きるはきたない。最果さんのように的確に言葉に出来ないですが、この衝動は私の中にもあります。改めて最果さんすごい。

  • ◼️ 最果タヒ「グッドモーニング」

    最先端?の現代詩集は慣れないな・・女性最年少にして中原中也賞受賞の1st詩集。

    最果タヒは小説「星か獣になる季節」を読んだ。表層に現象を潜ませる感じで、フィクション、悲惨な事件を周囲から想像させるという、正攻法ではないもの、しかし小説の体は成していた。だから今作の崩し方にはけっこうびっくり。現代詩はこんな感じなんだろうか。

    まだの
       その 
         遠い空の
              」
    上に舞い上がり子供のふりをしている小さなその
     黒い/影!」から
    雨が降り出すのだ、(「空想距離」より一部抜粋)

    行や上下のずらし、/や+、「」の多用など使えるものを全て使ってバリエーションを出している。自由は自由だし、読ませる部分もないではない。感性を、さまざまな言葉の連なり、ばかりでなく、文字そのものという、視覚に直接的に表現しようという手法か。なるほど、心のうちは崩れてて、さまざまな思考と感覚が飛び交っていて、という態様かもしれないなと思ったりとした。

    子供に対する母親のような気持ちはなんとなく理解できる気もしたけれど、んー、やはり現代詩は分からない。よく詩集を買ってる文芸の師匠に質問してみよう。

    この作品により、大学在学中、21歳、女性としては史上最年少で中原中也賞を受賞したとのこと。第4詩集の「夜空はいつでも最高密度の青色だ」は異例の売れ行きとなり、映画化もされたとか。詩集、小節、歌詞の作詞に脚本とマルチに活躍しているようだ。

    この人の詩を見ていると、またあとがきを読んでいると、見る角度の違いと、それを文字で表現したくてたまらない熱を感じる。芸術的。 で、そもそも意味が完全に分からなくとも、心のどこかに訴えかける、という鑑賞者の試みを改めて思い出させる。なんか少し影響されてるかな。

    もう1回読みたい気もしている。そして上の「夜空は」もその他の小説作品にも興味が湧く。++ちょっと笑みが零れてしまう/こんな自分に
    …!

        
    感化されてやってみたかっただけで悪意はありません。悪しからずです。

  • ちょっとよくわからなかったけど、詩らしく、自由でよいと思った。

  • 第一詩集は10代の頃の作品らしく、確かに今と比べて明らかに攻撃的で冒険をしている空気感が強く漂っていました。
    中原中也賞という称号がこれほどぴったりくることもなかなかないのでは。
    ちょっとクラクラきてしまうほどの鮮烈さで読む人を選ぶと思いますが、ここが間違いなく原点でした。

  • 最近詩がわからない、悪いではなく良いがわからない。受賞すれば良い詩なのかそうとは思わない。
    「わたしは散っていく自分の可能性、細胞、筋肉が/向こうの海でどうなったかをしりました/いつか/大海の真ん中朝を迎えて、そうね、もう一度/わたしと再会しましょう」
    作品において過去は未来を脅かす存在でいい、そう教えてもらった、いつまでも共感に負けないで。

  • 初期より文字が冒険していて自分には合わなかった

  • 自分を見ているようで気持ちが悪かった。
    この著者の作品はいくつか読んでるけどやっぱり一番好きなのは 死んでしまう系のぼくらに かな。どの本も作品的には素晴らしいとは言えないんだけど突然目が醒めるような一文を入れてくるのがこの著者の見所である気がする。

  • 最果タヒ『グッドモーニング』
    読了。本なのに演劇を眺めているような、不思議な感覚だった。文字が音として入ってくる感覚は多和田葉子さんの作品にも似ている。
    並ぶ言葉は日本語なのに異国の言語のよう。
    あとがきがとても良かった。

  • 子供、雨、魚、泥、赤。
    さらっと読んじゃったけどいいフレーズがいっぱいあって考えた
    あとがきが良い

  • あとがきも素晴らしい。

  • 著者の第一詩集。

    若い感性で、斬新な言葉選びなので、刺さる人にはブッ刺さりそう。

    でも、「死」とか「世界」とか全体的に暗くて病んでいる詩ばかりなので、今の私にはあまりハマらなかった。

    まあ、十代の高校生が書いている作品だからね、仕方ないとは思う。

  • コメント書くことさえ躊躇うほど、解読不可能。

  • 2017/05/08 読了。

  • 解釈を拒むかのように並ぶ言葉はたしかに日本語なんだけどそれは知らない言葉で
    意味を捕まえかけたと思ったところで言葉は思わぬ方向に飛んでいく
    詩は、言葉で表現できない何かを言葉で表現しようとする試みなのだと改めて

    いつも通り、あとがきが最高です

  • 日本語ではないと考えて、その音などを感じるのだろうか?どのように鑑賞したらよいのか?ただ、なんか心の中に渦巻くものであるというのは感じられる。この人にしかできない表現なのだろう。
    三好達治はどう評価するんだろうか?とその評論を伺いたいところだ。
    日本語の持つ表現の可能性を示したという点(どういう点かは具体的にはわかりませんが)は良いのかも。

  • 何も考えずに書かれたであろう最果タヒさんの処女作
    ことばのひとつひとつが綺麗 色に例えたらカラフル
    子宮外の酸素は攻撃的で美味しくないけど綺麗だよねって感じました
    473円です みんなお菓子我慢して読んでみてください

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著者プロフィール

最果タヒ(Tahi Saihate)
詩人。一九八六年生まれ。二〇〇六年、現代詩手帖賞受賞。二〇〇八年、第一詩集『グッドモーニング』で中原中也賞を受賞。二〇一五年、詩集『死んでしまう系のぼくらに』で現代詩花椿賞を受賞。その他の主な詩集に『空が分裂する』『夜空はいつでも最高密度の青色だ』(二〇一七年、石井裕也監督により映画化)『恋人たちはせーので光る』『夜景座生まれ』など。作詞提供もおこなう。清川あさみとの共著『千年後の百人一首』では一〇〇首の現代語訳をし、翌年、案内エッセイ『百人一首という感情』刊行。エッセイ集に『きみの言い訳は最高の芸術』『もぐ∞【←無限大記号、寝かす】』『「好き」の因数分解』、小説に『星か獣になる季節』『少女ABCDEFGHIJKLMN』『十代に共感する奴はみんな嘘つき』、絵本に『ここは』(絵・及川賢治)、対談集に『ことばの恐竜』。

「2021年 『神様の友達の友達の友達はぼく』 で使われていた紹介文から引用しています。」

最果タヒの作品

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