天久鷹央の推理カルテV: 神秘のセラピスト (新潮文庫nex)

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  • 新潮社
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レビュー : 52
  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800905

作品紹介・あらすじ

白血病の少女を救うのは、医療か、奇蹟か。白血病が再発し、骨髄移植でしか助かる見込みがない少女・羽村里奈。だが、複数回に及ぶ化学療法を経ても病気が完治しなかったことで医療不信に陥った彼女の母親は、移植を拒否し、左手に聖痕を持つ預言者の言葉に縋るようになってしまう……。少女を救えるのは、医療か、奇蹟か。神秘的な現象を引き起こす“病気”の正体とは。天医会総合病院の天才女医・天久鷹央が奇蹟の解明に挑む。

感想・レビュー・書評

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  • 知念実希人『 天久鷹央の推理カルテV 神秘のセラピスト』新潮文庫nex。

    シリーズ第7弾。連作短編3編にエピローグとプロローグを収録。今回も様々な症例と医学に裏打ちされた謎解きが楽しめる安定の面白さ。

    『雑踏の腐敗』。姉を頼り上京してきた若者を襲った雑踏の中で自らの肉体が腐り始めるという奇病に天久鷹央が挑む。

    『永遠に美しく』。鍼灸師の施術により突然、若返り始めた女性の謎を天久鷹央は解き明かすことが出来るのか。

    『聖者の刻印』。エピローグとプロローグにも関わるメインの短編。二度にわたり白血病が再発し、骨髄移植以外に治療法は残されていない少女。しかし、少女の母親は預言者のお告げを信じ、骨髄移植を拒否する…

  • 性格に難ありだが、天才的な診断能力を持つ天久先生と、いつも天久先生に振り回される小鳥遊先生。

    ハラハラドキドキのメディカル・ミステリー、第5弾。
    安定した面白さです。

    今回は、下記の3編。
    ・雑踏の腐敗
    ・永遠に美しく
    ・聖者の刻印
    どれも面白いですが、特に、3つ目は必読の作品。

    白血病が再発し、もはや骨髄移植でしか助かる見込みがないたった9才の少女・羽村 里奈。
    しかし、これまで完治しなかった治療経緯から、母親は、医療不信に陥り、怪しい預言者の言葉に惑わされ、治療を頑なに拒否する。

    果たして、少女の命を救えるのは、奇跡か?医療か?
    そして、バチカンから来た奇跡調査官が、奇跡の謎に迫る。

    なお、ところどころ入る健太君の話に、ウルウルです(涙)。

  • シリーズ第5弾。
    宗教と医療の対立のお話あり。
    医療もスーパードクターと出会えるかどうかもはや運みたいなところもあるので(調べればある程度評判はわかるけど本質は結局わからない)宗教のように何かにすがりたくなるのも仕方ないのかな・・・・なんて思う。
    他短編集あり。

  • 安定のおもしろさ!
    今回も楽しめました(^^♪

  • 2018年110冊目。ラストの短編はストーリーがあるだけに胸にくる。医療不信と奇跡への盲信の対比の構図が上手く描かれていたと思う。

  • 白血病が再発し、骨髄移植でしか助かる見込みがない少女・羽村里奈。だが、複数回に及ぶ化学療法を経ても病気が完治しなかったことで医療不信に陥った彼女の母親は、移植を拒否し、左手に聖痕を持つ預言者の言葉に縋るようになってしまう…。少女を救えるのは、医療か、奇蹟か。神秘的な現象を引き起こす“病気”の正体とは。天医会総合病院の天才女医・天久鷹央が奇蹟の解明に挑む。

  • 5年前に東京に出てOLをしている姉の部屋に居候しつつバイトで専門学校の学費を稼ぐために上京した宮城辰馬は渋谷のスクランブル交差点で突然自分の手が変色し、腐っていくのを見たー【雑踏の腐敗】他2扁

    ◆今回は「うわーそんな現象あるんだぁ…」って、驚きと、鷹央も健太君のことを引きずって里奈ちゃんへの対応に困るあたり、人の感情よめないよのに自分はめちゃめちゃ人間くさいなーと驚いた。まさか「昨日の敵は」で帰ってくるとも、そんな都合よく…とも(笑)患者が子供だと、治療方針は親次第だよなぁと我が身を省みる…

    ◆統括診断部外来を訪れた島崎美奈子の72になる母の南原松子が、恋人である鍼灸師の施術でどんどん若返っている、というー【永遠に美しく】そうか…そういう副作用があるのか。いいことだけじゃないのね…。

    ◆鷹央の白血病患者、9歳の羽村里奈が2度めの再発をした。骨髄移植しか治療法がないが「神様のお告げ」に従う母親が移植をしないでも治る、と言う。ある協会にきた「預言者」とはー【聖者の刻印】

  • 腐敗する体。若返り。聖痕。読むと相変わらずの面白さ安心します。子供先生×子供は問答無用で泣けるから困る。

  • 今回も面白かった。詐欺師・香織は、これからも登場するんだろうか?なかなか憎めない素敵なキャラで、今後も活躍してほしい。奇病や、医療と宗教の対立など、読ませる内容だった。鷹央も人として成長してきていて目が離せない。続編が楽しみだ。

  • まだじゃなく、もう。
    個を尊重し
    個とともに学び歩む。

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著者プロフィール

知念 実希人(ちねん みきと)
1978年、沖縄県生まれ。医師。2011年、第4回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞した『誰がための刃 レゾンデートル』で作家デビュー。その他の作品に『螺旋の手術室』(『ブラッドライン』改題作)、『優しい死神の飼い方』(死神シリーズ)、『天久鷹央の推理カルテ』シリーズなどがある。
近刊として2018年9月刊行の『ひとつむぎの手』。

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