ヴァチカン図書館の裏蔵書 (新潮文庫nex)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 124
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101801056

作品紹介・あらすじ

厳戒区域の秘密文書に、聖地を揺るがす闇が── ローマ大学に留学中の玄須 聖人は、教授の依頼でヴァチカン秘密記録保管所を訪れ、企画展に向けて幻の資料を探すことに。その頃、ドイツとオーストリアで魔女狩りを彷彿とさせる猟奇殺人が起こる。悪魔信仰者の存在がちらつくなか、疑惑の目は教皇庁にも向けられる。図書館の膨大な蔵書に謎を解く鍵があると調べ始める聖人と神父のマリク。だが、事件の真相は意外なところに……。

感想・レビュー・書評

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  • 物語の深さは感じなかった。
    でも内容としては面白かった。設定というか?
    ヴァチカン行ってみたくなったなあ。

  • 留学中の主人公は、教授不在のため
    急遽一人で秘密記録保管所に入る事に。

    一体何を調べればいいのかさえ、分からない状態で
    せっせと内容確認中の主人公。
    そことは別に、妙な猟奇事件が発生したりしていて
    何がどうつながるのか…と思っていたら。

    なんかこう、精神的な話? とか思っていたら
    そうでもなく、現実で…。
    なんかすごい展開になってきたりしていましたが。
    てっきりミステリーかと思っていたら、そんな方向。
    そうだと思って読んでいたら、ちょっとがっかりでした。
    わりと、主人公も流され感じでしたし。
    何故なのか、はクライマックスで先輩が
    話してくれていましたが。

  • 地の文で登場人物を描写している部分が固くてくどくて、読みにくかった。会話はテンポいいのに。うんちく部分は説明が的確で長さも適当で、おもしろかった。
    ミステリとは呼べないけれど、聖人の特殊能力がこれからどういうふうに事件と絡んでいくのか期待

  • 思っていたよりは面白かった。(聖人の家柄とか、ご都合主義的な印象の所も見受けられるが)取りあえず、マリクと聖人の関係性が今以上に見ものになるのを待つ。

  • ヴァチカンものといえば藤木稟さんの奇跡調査官シリーズがアニメ化もされ有名ですが、こちらは留学中の日本人・聖人が主人公。
    ミステリーといえばそうだけれど、当の主人公は自ら事件に首を突っ込むわけではなく、ある意味とても日本人的で、どちらかといえば受け身。他人が表に出していない感情を鋭く感じるのに、空気を読まない発言をしたり、ぼんやりしていて天然気味。子供の頃から特殊な能力があるけれど、豚に真珠と言われてしまう始末。そんなちょっと頼りない聖人が巻き込まれ体質を遺憾なく発揮するのが、この裏蔵書シリーズ(笑)

    母方からイタリア人の血を引く玄須聖人(くろすせいと)は、ローマ大学に留学中。事故で入院した指導教官のラーメ教授の代わりに、入館が非常に難しいと言われるヴァチカンの秘密記録保管所で資料探しをすることになるところから始まります。
    ヴァチカンの実力者・バレリ枢機卿を大叔父に持つとはいえ、部外者でしかも一介の学生に過ぎない彼が入館するさいには監視役のマリク・フェデリコ神父が付くことに。
    整った顔立ちとその実力ゆえに、ダビデだとか神の寵児などとあだ名される彼は、切れ者で少し冷淡なくらいに冷静沈着。
    いちおうこの二人がバディなんでしょうが、実際は聖人の先輩で日本の新聞社から欧州特派員として派遣されている斉木とマリクが、ヨーロッパで起きている猟奇殺人事件の犯人を結果的に発見する…わけです。聖人は巻き込まれ体質だから(笑)
    まだシリーズの最初の作品のため、聖人とマリクがようやく打ち解けた関係になったところ。実は二人が一緒にいるのは、保管所で作業する限られた時間だけ。明らかに面倒ごとを押し付けられて聖人に対して冷淡だったマリクが、最終的にいきなり?デレたのはなんで…感はあり。

    この作品中、何気に一番濃いキャラなのはバレリ大叔父様かなぁ…

  • 02/15/2018 読了。

    図書館から。

    カタカナ名前覚えずらい―笑

    ヴァチカンとかキリスト…拷問が痛い…。

  • 某シリーズが面白かったので、ヴァチカンという言葉に惹かれて読んでみました。

    猟奇的な殺人、魔女狩り、複数の人が同じ夢を同時に見る、など、宗教が深く関わるミステリー作品にはありがちな妖しい雰囲気が満載です。
    最初、タイトルにある「裏蔵書」というのは秘密記録保管所のことを指しているのかと思っていたのですが、最後のシーンで斉木さんとマリクが、それとは別に裏蔵書があるようなないような、と匂わせる会話があったので、これはシリーズとして次の話が出るのかな、と思っていたら、出るみたいですね。
    今回、秘密記録保管所に入れたのは教授の手伝いということでしたけど、次はどうするのでしょう。やっぱり大叔父さんのゴリ押しでしょうか。
    枢機卿という立場にあり、最初は雲上人という感じでしたが、最後は自ら現場に飛び出していくという人間くさいところがよかった。また、活躍してもらいたいものです。

  • タイトルに惹かれて読んだ本。初めての作家さん。
    古くからあるヴァチカン図書館、その裏蔵書!というだけでワクワクします。
    この本で紹介されて初めて知りましたが、ヴァチカン教皇庁の図書館は日本企業によってデジタル化されて、公開されていますね。さすが教皇庁。
    魔女狩りと夢(レーベ)を組み合わせて、物語は神秘的でいかにもありそうな話になっています。舞台がヴァチカンですしね。軽いミステリ仕立てです。ミステリを解くのは...ヴァチカン市国に行ってみたくなりますね。
    続きものになっても良さそうな雰囲気です。

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著者プロフィール

4月9日生まれ。神奈川県在住。2001年「英国妖異譚」で講談社ホワイトハート大賞優秀賞を受賞しデビュー。大ヒットシリーズとなる。そのほかに続編の「欧州妖異譚」シリーズ、「ホミサイド・コレクション」シリーズ、「よろず一夜のミステリー」シリーズ、「御堂学院の神使官」シリーズなどがある。また、香谷美季のペンネームでは、児童書「あやかしの鏡」シリーズなどの著作がある。

「2016年 『魔女調伏師は闇に笑う 禁忌の魔術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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