- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101801056
作品紹介・あらすじ
厳戒区域の秘密文書に、聖地を揺るがす闇が── ローマ大学に留学中の玄須 聖人は、教授の依頼でヴァチカン秘密記録保管所を訪れ、企画展に向けて幻の資料を探すことに。その頃、ドイツとオーストリアで魔女狩りを彷彿とさせる猟奇殺人が起こる。悪魔信仰者の存在がちらつくなか、疑惑の目は教皇庁にも向けられる。図書館の膨大な蔵書に謎を解く鍵があると調べ始める聖人と神父のマリク。だが、事件の真相は意外なところに……。
感想・レビュー・書評
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2023.7.13読了
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ヴァチカンで魔女狩りとはこれ如何に…
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魔女狩りに始まり、ベナンダンディ、マランダンディといったマイナーな知識が物語に織り込まれている
恐らくトリビア的な情報を書きたくて物語が構築されたと思われる
副菜のための主菜である -
図書館で。
イタリアに留学したクォーターの主人公が、宗教がらみの事件に巻き込まれるお話。本人も特殊能力持ち設定。
というわけで主人公が姫ポジションなのですが、あまり好きになれなかった…。優柔不断で流されやすいというキャラ設定らしいけれども、際立った才能を見せるわけでもなく、本当に流されて事件に巻き込まれてるだけだし。
ダビデ呼びもちょっと無いよな…。百歩譲って人に勝手な渾名を付けることはあるかもしれないけど、その渾名で本人に呼び掛けるとか…うん、無いな。
ぶっちゃけ神父さんと新聞記者コンビの方が主人公に向いてるんじゃないかな?
結局事件は思い込みの激しい人がからまわった感じで被害者が可哀想なだけだったし、ナンダカナーという感じで読み終わりました。 -
あっさりしてたけど、ストーリーが面白かった。
ヴァチカン行ってみたくなったなあ。 -
留学中の主人公は、教授不在のため
急遽一人で秘密記録保管所に入る事に。
一体何を調べればいいのかさえ、分からない状態で
せっせと内容確認中の主人公。
そことは別に、妙な猟奇事件が発生したりしていて
何がどうつながるのか…と思っていたら。
なんかこう、精神的な話? とか思っていたら
そうでもなく、現実で…。
なんかすごい展開になってきたりしていましたが。
てっきりミステリーかと思っていたら、そんな方向。
そうだと思って読んでいたら、ちょっとがっかりでした。
わりと、主人公も流され感じでしたし。
何故なのか、はクライマックスで先輩が
話してくれていましたが。 -
地の文で登場人物を描写している部分が固くてくどくて、読みにくかった。会話はテンポいいのに。うんちく部分は説明が的確で長さも適当で、おもしろかった。
ミステリとは呼べないけれど、聖人の特殊能力がこれからどういうふうに事件と絡んでいくのか期待 -
思っていたよりは面白かった。(聖人の家柄とか、ご都合主義的な印象の所も見受けられるが)取りあえず、マリクと聖人の関係性が今以上に見ものになるのを待つ。
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02/15/2018 読了。
図書館から。
カタカナ名前覚えずらい―笑
ヴァチカンとかキリスト…拷問が痛い…。