甦る殺人者: 天久鷹央の事件カルテ (新潮文庫nex)

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 38
  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101801094

作品紹介・あらすじ

殺人鬼は、何者なのか。戦慄の医療ミステリー! 都内近郊で若い女性が次々と首を絞められ、惨殺された。警察は現場に残された血痕のDNA鑑定を行い、容疑者を割り出すが、それは四年前に死んだ男だった……。止まない殺人劇。メディアに送りつけられる犯行声明文。これは死者の復活か。あるいは、真犯人のトリックか。天医会総合病院の天才女医・天久鷹央は事件の裏に潜む“病”を解き明かし、シリアルキラーに“診断”を下す。

感想・レビュー・書評

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  • 知念実希人『甦る殺人者 天久鷹央の事件カルテ』新潮文庫。

    『事件カルテ』シリーズ最新作。安定、安心の面白さに加え、扱う事件がよりハードになり、面白さは倍増。シリーズ最高傑作ではなかろうか。今回、天久鷹央が暴くのは、シリアル・キラーの正体だ!

    都内近郊で次々と若い女性が首を絞められ、惨殺される。警察は現場に残された血痕のDNA鑑定を行い、容疑者を割り出すが、4年前に死んだ男であることが判明。天才女医・天久鷹央は小鳥遊と共に事件の謎に迫る…

    清々しいラストと、急接近する天久鷹央と小鳥遊の関係。次回はどんな展開が待ち受けるのだろうか。

  • 私がメディカルミステリーに求めるのは、医療関係者しか知り得ない知識を駆使しての謎解き。今回はその点ではこの作者の作品中1番かも。犯人が通常では知り得ない自分の特殊な体質を知る過程も無理なく説明されているし、この作者の一番の問題である文章があまり上手くないという点もだいぶん改善されていて良かった。ヒロインの天才ゆえの弱点も描かれるようになり、厚みが出てきた。

    「ドクターG」好きにはたまらない。

  • 犯人はキメラ
    内容はいつもよりドラマチックにどんどん重要人物が死んでいきます。
    ドラマ化が想像できちゃいました
    読み出したら止まらない、天久鷹央シリーズ

  • 全く先の読めない展開で
    犯人はいったい誰なんだ~って
    ドキドキしながら
    物語に入り込めました。
    面白かったです。

    鷹央の今までにない
    表情の描写
    にんまりしました。

    個人的には
    今までのシリーズの中で
    一番面白かったね

  • 犯人の珍しい性質とやらは他の作品でそういう人が存在することを知っていたので、早い段階から怪しい人物を割り当てておりました。でもこの体質、知念作品で読んだのではなかったろうか…気のせい?鷹央は天才だけど欠落している部分があって、それを本人もちゃんと自覚しているし、小鳥遊という欠落を補ってくれる補佐官がいる。この二人は恋愛関係でなくてもとても良いコンビです。逆に変に恋愛絡めて欲しくないので、今後ともこのノリでお願いしたいものです。表紙の鷹央がとても可愛い。

  • 医療ミステリー。謎解きをするのが、二次元が大好きなオタク女子、天久鷹央という人物。はっきり言って、語り部の小鳥遊先生はいいやつっぽいが、オタク女子の天久さんはいまいち好きなタイプじゃないな(笑)。謎解きは面白かった。

  • 天久鷹央シリーズ8作目。
    鷹央が研修医時代に死亡診断した男のDNAが、4年後の殺人現場に残されていた。
    多重人格系かな、面白いなと思っていたが、まさにDNA系だった。
    ーーーしかし、三度目の犯行で犯人に腕を引っ掻かれ
    のところって、おかしい...よね...?

  • 23区内で連続して女性の絞殺事件がおき、警視庁捜査一課の桜井は天医会総合病院の天久鷹央に協力を要請した。4年前にも同一犯と思われる事件があり、今回とDNAが一致。よく似たDNAを持つ男性が1件めの被害OLの会社に行く営業にいたがその兄弟はー◆移植かこれか、どっちかだろうな-とは思ったけど、謎解きよりも、今まで自分の知識のみで前進してた鷹央センセが色々考えてて…。小鳥センセ、頼んだぞーっ!って感じ!

  • 以前にも増してコンビの連携感が強くなってきている感じがした。小鳥遊先生も鷹央先生の扱いにも慣れてきたようである。死んだはずの人が生き返って時間を起こしたのではないかという不思議であり得なさそうな怖い印象がする事件を警察に真相を突き止めようと謎を解く。真相が暴かれていくうちに作中のような症例があるのだと納得したり、怖いなと感じたりした。事件の謎を解くうちに信頼感を増していくコンビと、お互いに掛けた言葉、最後の小鳥遊先生が鷹央先生にかけた言葉が印象的だった。シリーズの中で一番好きである。

  • 2018002冊目

    一癖ある女医が事件を解決。シリーズ化されているようですが、最新刊にして、最初の一冊。でも、違和感なく読めました。

    知念さんは時限病棟などが面白かったので手にした一冊。後半、怪奇的な話が医療の話と交わって興味深く読み進めることが出来ました。

    ひとが怪物と言われるときには、畏怖の念が籠る。ベクトルの向き次第でひとの捉え方も違うはず。ひとの為になる怪物だっているはずですから。

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プロフィール

知念 実希人(ちねん みきと)
1978年、沖縄県生まれ。医師。2011年、第4回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞した『誰がための刃 レゾンデートル』で作家デビュー。その他の作品に『螺旋の手術室』(『ブラッドライン』改題作)、『優しい死神の飼い方』(死神シリーズ)、『天久鷹央の推理カルテ』シリーズなどがある。

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