デス・ストランディング 上巻 (新潮文庫nex)

  • 新潮社
3.95
  • (4)
  • (13)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 143
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101801742

作品紹介・あらすじ

全世界が待ち望んだ“繫がり”死者が生者を呑み込み、絶滅に至らしめる謎の現象「デス・ストランディング」によって、国家は崩壊し、人々は分断され孤立して生きていた。死の世界から帰還する能力を持つ伝説の配達人、サム・ポーター・ブリッジズは、育ての母である合衆国最後の大統領・ブリジットから、都市や人々を繫ぎアメリカを再建する任務を託される。ゲーム『DEATH STRANDING』完全ノベライズ!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 上巻読了。
    まだまだ物語的には謎な部分が非常に多く、下巻を読むのがとても楽しみです。
    ゲーム版のトレーラーを観ているので、世界観はなんとなくわかるのですが、完全に初見で読んだらわかりづらい描写があります。なので読む方は事前にYouTubeでトレーラーをご覧になるのをお勧めします!

  • ゲームの世界を小説にしたものだそうだ。プレイステーションは持っていないので、ゲームはプレイしたことがない。
    ほとんどの人類が死滅し、残された人類で国家を再建するためにひたすら荷物を運ぶ主人公。生者と死者との境目が曖昧で、生者の世界に死者が存在したり、生者でありながら死者の世界へ行った後生者の世界に帰ってきたりもする。
    今までのところ、動物の描写が出てこないので、殆どの生物が死滅しているのだろう。雨に直接当たらないよう、防備している描写から昆虫から鳥、動物も全てやられたのだと考えられる。
    多くの疑問を抱えつつ、自らの任務を全うすべく西に向かって歩き続ける。
    下巻に続く。

  • 感想はまとめて下巻で

  • ゲームクリア後、ノベライズに手を出し上巻読了。

    ゲームで描写されていない、サブキャラたちのバックボーンが描かれる部分がある。その点はゲーム再プレイ時に物語に厚みが出て良いかも。

    ただ、ゲームプレイによる体験以上のものはノベライズからは得られていない。ゲームプレイ済みだからなんとか読み進めているが、例えば未プレイで読んだ時に小説としての面白さがあるか疑問。ゲーム内アーカイブと同じ。

    「ゲームプレイと同時進行で読むのがベスト」

  • 小島秀夫原作、野島一人著『デス・ストランディング 上下巻』(新潮文庫、2019年)はゲーム『DEATH STRANDING』の小説である。謎の現象「デス・ストランディング」が起きた未来のアメリカが舞台。STRANDINGは座礁の意味。死の世界から反物質が現世に座礁し、生者と接触することで消滅を引き起こす。これによって、国家は崩壊し、人々は分断され孤立して生きていた。主人公サム・ポーター・ブリッジズは都市や人々を繋ぎアメリカを再建する任務を託される。
    サムは特殊能力を持っているが、他人との物理的接触を忌避する接触恐怖症である(上巻18頁)。握手も嫌がる。かつて主人公は能天気な前向きキャラが定番であったが、『エヴァンゲリオン』などから他人との関係作りが下手なタイプが増えている。その方が物語の奥行きが深まる。
    サムは一匹狼的であり、組織に束縛されることを嫌う。自分にとって有益な端末であっても、自分で外すことができなければ、「あいつらがどんな理屈をこねようと、人を束縛する鎖以外のなにものでもない」(上巻63頁)。現代日本では利益になるという名目で負担や我慢を強いる論理が横行しているが、その欺瞞を明らかにする。
    以下の独白もある。「こちらの都合などおかまいなしだ。あいつらは、架け橋などと称しているが、つなげられる側のことなど何ひとつ考慮していない」(上巻64頁)。マンション投資の迷惑勧誘電話などに対して使いたい言葉である。
    サムは仕事を押し付けておきながら、さらに支障がないかと口を出す態度にも腹を立てる。「これこそが、人を守るといっておきながら人を束縛する態度だ」(上巻64頁)。表面的には支障がないかを気にする態度は気にかけているように見え、気にかけないよりもずっと良いと思われるかもしれない。しかし、そもそも気にかけるならば相手に負担を押し付けなければいい。気にかけているポーズをすることで、相手に負担を押し付けたことを相殺しようとする自己正当化に過ぎない。責任逃れの無能公務員の卑怯な手法である。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

著作品「メタルギアソリッド ピースウォーカー」

「2015年 『メタルギア ソリッド ファントムペイン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

野島一人の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
テッド・チャン
ピエール ルメー...
ディーリア・オー...
劉 慈欣
ヴィクトール・E...
有効な右矢印 無効な右矢印

デス・ストランディング 上巻 (新潮文庫nex)を本棚に登録しているひと

ツイートする
×