さよならの言い方なんて知らない。3 (新潮文庫 こ 60-13 nex)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 561
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101801780

作品紹介・あらすじ

孤独で、孤高。それが架見崎の、最強。男は毎日、同じ行動を繰り返す。起床し、新聞を読み、改札で電車を待つ。月生亘輝。架見崎で最強と称される人物。そんな月生に対し、遂に二大勢力が行動を起こす。チーム内で派閥抗争が続く「PORT」。実質的指導者の交代で揺れる「平穏な国」。それぞれの思惑が交錯する共同戦線で、香屋歩は何に怯え、何を考え、どのような真実を見出すのか。死と涙と隣り合わせの青春劇、第3弾。

感想・レビュー・書評

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  • 新事実が次々と明らかになって、続きが気になり過ぎます。やっぱり月生さんはカッコいいですね。アニメか実写映画化してくれないかな、、、

  • 生きる、ということへのアポリアを抱えた者たちの
    殺し合い。
    生きることが苦手だから、必死に、真剣にならざるをえない
    者たちの生きざまは、とても切々としている。

  • おお、新刊だ!と楽しく読んだもののルールの細かいところを忘れていて、んん?と言う感じ。ポイントってループすると戻るんだっけ?いや、戻らないよな。それじゃ意味ないし。
    トーマの現実世界での現状も知り果たして他の人物たちはどういう扱いになっているのだろうというもの気になる所。そして生きるのが苦手な彼が、ポイントの貯蓄ではなく消費を目指しているというのも面白い。普通考えないよな、確かに。
    でもやっぱり自分はトーマの方が好きだな。

  • ユーリイの戦い方が結構好きだ。ただ単純な強さではなく場を支配できるところにカリスマ性を感じた。0番目のイドラの意味が判明し、香屋の目的も明かされて物語的には大きく進展した。これからがすごく楽しみ。

  • 河野裕さんの作品が好きで読み始めたシリーズですが、今回は〜じゃなくて、〜じゃなくて。系統のフレーズがやけに目につきました。河野さんらしいけれど、なんだかもやっとします。今まで河野さんの作品を一冊読む間には必ず好きなシーン、言葉が出てきていたのですが、今回初めて何も感じませんでした。
    3巻まで読んでも主要キャラクターがイマイチ好きになれません。その代わりにサブキャラクターのキド、月生あたりがものすごく好印象です。
    今回は月生さんの戦闘シーンがありますが、個人的に後味の悪い結末。ここからうまく転がるの良いのだけれど、PORTリーダーのユーリイがひたすらに嫌な奴になって終わりました。
    今後の展開に期待です。

  • 各陣営の思惑渦巻く月生攻略作戦ももちろん素晴らしいが、0番目のイドラ、人間が元々持っている偏見、生きる理由なんて油断すれば直ぐに陳腐になってしまうというような本作のテーマとも思える話の深掘りが始まり、俄然面白くなってきた。

  • 月生戦の臨場感がハンパなかった…
    それにしても、三揃えのスーツ着ながら能力使って戦争する様子をイメージするとやっぱりシュール。

  • 対戦の結末は一つのミスから。
    大きな対戦をノートのうえだけで描き、その通りに進めるなんて凄すぎでは。
    結果として得たものは皆違えど、最終的に一番利益を得るように導く話術は流石だよな。

  • 2021/10/12 読了。

    図書館から。

    対月生戦。
    PORT…ユーリィとホミニニ。
    平穏な国・・・トーマ、リリィ。

    登場人物が多くなってきて、国分けもあって段々、
    覚えて置くのが辛い…。どこの国の人だっけ?と
    なっちゃうけど…きちんとしてないと面白さが半減してしまう気もするけど…むー。
    能力も…ユーリィのが全然頭にはいんねぇ(笑

    とりあえず、
    キネマ倶楽部の銀縁=イド(PORT…ユーリィと繋がる)
    月生さんは7月の架見崎の勝者。
    トーマは実世界では死んでいる。
    パン(PORT)=モノ(平穏)

    ・・・だな。

  • 待ちに待った続編でした。またしても近くの書店にはなく、取り寄せてもらった記憶があります。届いてから、すぐ読み、登場人物一人一人への思い入れが強くなっていったことを覚えています。
    一人一人の気持ちがあって、仲間を思う気持ちがあって、成り立っている素敵な作品です。
    本当に好きだなぁと思った作品です。

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著者プロフィール

徳島県出身。2009年に『サクラダリセット CAT,GHOST and REVOLUTION SUNDAY』で、角川スニーカー文庫よりデビュー。若者を中心に人気を博し、シリーズは7冊を数える。他著作に「つれづれ、北野坂探偵舎」シリーズ(角川文庫)、『いなくなれ、群青』(新潮文庫)に始まる「階段島」シリーズなどがある。

「2023年 『昨日星を探した言い訳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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