青ノ果テ :花巻農芸高校地学部の夏 (新潮文庫 い 123-2 nex)

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  • / ISBN・EAN: 9784101801827

作品紹介・あらすじ

僕達は本当のことなんて1ミリも知らなかった。東京から深澤が転校してきて、何もかもおかしくなった。壮多は怪我で「鹿踊り部」のメンバーを外され、幼馴染みの七夏は突然姿を消した。そんな中、壮多は深澤と先輩の三人で宮沢賢治ゆかりの地を巡る自転車旅に出る。花巻から早池峰山、種山高原と走り抜け、三陸を回り岩手山、八幡平へ。僕たちの「答え」はその道の先に見つかるだろうか。「青」のきらめきを一瞬の夏に描く傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 大好きな宮沢賢治の世界に触れながら、現代青春物語としても成立する作品。かなり楽しんだ。

    改めてわかることがある。賢治は童話作家や詩人や教師になるずっと前は、単なる石好き山好きの青年だったのだ。そして、幾人かの友人を持っていた。

    多感な10代に見ていた世界が、仏教的世界観、科学の世界、友人との別れと肉親との別離の悲しみ、それらが一緒くたになってゆく中で脳内で結晶化し「銀河鉄道の夜」やイーハトーブ世界に変化していった。だとしたら、

    「賢さ、なしてこんな丘で野宿するべさ」
    「そこに三角標があるべ。こんなこと考えねか。
    これから二千年も経つころ
    新たな測量技術が発達して
    気圏のいちばんな上層、
    まるであのイギリス海岸みたいに
    すてきな化石を発掘したり
    あるいは白亜紀砂岩の層面に
    透明な人類の巨大な足跡を
    発見するかもしれない
    その三角標のそばのトロッコ跡から
    銀河鉄道が飛びつような気がしないか。
    だから今晩は此処に泊まろ」
    「宇宙(そら)を見ながら、か
    ま、いいべさ
    今日は天の河がよく見えるし」

    というような、賢治たちの会話があっても
    決しておかしくはない。
    そんなことを妄想した東京の賢治ファンが
    こんな小説を妄想してもおかしくはない。

    この作品を読む間ずっと、30年ほど前初めて花巻を旅した冬の日、大沢温泉の混浴露天風呂や、小岩井農場で見たミルクをこぼしたような天の河を思い出していた。そうそう、花巻農業高校に移築していた羅須地人協会の二階で、半刻ほど昼寝をしたことなども思い出していた。一階はちょっとしたコンサートもできる板敷の広間なんだけど、二階は和風の四方和風ガラス窓付きの畳敷の部屋だった。賢治の生活を思いながら大の字になっていると、寝入っていた。と、何故昼寝などできたのか盗み入ったのか?と、ふといろいろ思い出していたら、あの日はすっかり雪景色で中に入るのに高校の職員室から鍵を借りなくちゃいけなかったのだけど、この日観光客はおそらく私1人で、先生方も大目に見てくれたのだろう、などと推察する。そんな花巻だから、七夏や三井寺や文緒のような賢治マニアの学生や、芳本先生のような詳しい大人が農業高校にいても決しておかしくはない。そこから、此処にあるように、イーハトーブ世界を確定する「巡検」が行われても決しておかしくはない。むしろ、参加したい。そう思わせる小説でした。
    5月2週らむさんのレビューを読んで紐解いた。 

    • らむさん
      kuma0504さん、こんにちは。

      kuma0504さんが思い浮かべた賢治と友達の会話、すごく素敵です。
      こんなやり取りがあっても不思議じ...
      kuma0504さん、こんにちは。

      kuma0504さんが思い浮かべた賢治と友達の会話、すごく素敵です。
      こんなやり取りがあっても不思議じゃないですよね。
       
      石をはじめとして自然が大好きだったという賢治。そのまっすぐさと勤勉さゆえの豊富な知識。尊敬するところばかりです。
      私も前に花巻に行ったことがあるのですが、人も土地もとても優しくあたたかくて、時間がゆっくり流れているような印象を受けたのを改めて思い出しました。あの場所で生まれ育ったからこそ、賢治は美しい物語を生みだすことができたのだと思います。イーハトーブをめぐる巡検、羨ましいです。

      素敵なレビューをありがとうございました(^^)!
      2022/07/12
    • kuma0504さん
      らむさん、こんばんは。
      本の紹介ありがとうございました。
      そして、コメントありがとうございます♪

      ホントに優しい人ばかりでした。
      それに関...
      らむさん、こんばんは。
      本の紹介ありがとうございました。
      そして、コメントありがとうございます♪

      ホントに優しい人ばかりでした。
      それに関して日曜日、驚くべきことに、この花巻の旅の写真を見つけてしまいました。あくまでも自分の備忘録として書くので、返事は大丈夫ですからね。

      他のところで書いたのですが、花巻の旅の最初に行ったところは、賢治の生家でした。そこで、賢治の弟の宮沢清六さんに会ったと書きました。写真を撮ろうとしていたら、引き戸をガラッと開けて咎めるようなことを言ったので、とても怖かった、でも直ぐ先の羅須地人協会跡の行き方を教えてくれた、などと書きました。
      そうではなかった。
      花巻写真は7枚しかないのですが、そのうち2枚は、賢治生家の前での記念写真でした。誰がカメラを構えているのか?清六さんしか有り得ない。生家は戦災で焼けたと言われている通り、新しい2階家でした。でも家は小川流れるこの家なのでしょう。見知らぬ迷惑な観光客のために、カメラまで撮ってくれるなんて、それを全く覚えていなかったなんて、ビックリです。

      その他の写真は、意味不明写真、大沢温泉の前、花巻農高校の羅須地人協会(ちゃんと「下ノ畑二居マス賢治」を書いた黒板もありました)、地人協会一階(やはり板張り、炭火あんかを囲んで7つの椅子が置かれていました)、畳部屋で自撮りする私の写真です。

      94年1月17-19日の弾丸旅行でした(岡山からは物凄く遠いんです)。もう見つからないと思っていた貴重な写真が見つかってとっても嬉しい!
      2022/07/13
  • 転校生、三角関係、自転車旅、そして突然消えた幼馴染 ー
    作品を構成する要素を聞いただけで、胸がキュンとしませんか?

    夏休みに読みたい青春もの!
    ミステリー的要素もあり、読後は、かなり爽やかです。

    「カムパネルラの死なない世界」を探す旅の話。
    だから、宮沢賢治さんの「銀河鉄道の夜」は事前に読んでおいた方が、読書の深みが増すと思います。

    僕は「銀河鉄道の夜」まだ未読なんですけど…笑

    そういえば、島本理生さんの「星のように離れて雨のように散った」を読んで、「銀河鉄道の夜」を読まねばなあ、と思い文庫本を購入したんだったな…。残念ながら積読中。

    しかし、いいおじさんになって、「銀河鉄道の夜」読んでいないなんて、「趣味:読書」失格だと思った。
    早よ読まないとね。

    青春のいじわる/菊池桃子(1984)
    →青い花/ブランキー・ジェット・シティ(1994)

  • レビューを拝見して知った本です。ありがとうございます。

    宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』、山田正紀さんの『カムパネルラ』を読んだばかりだったので、繋がりがある部分もあって面白く読めました。

    花巻農芸高校に東京から深澤北斗が転校してきます。
    高校二年の江口壮多は幼なじみの佐倉七夏のフルネームを深澤が知っていることを不審に思います。
    怪我で、「鹿踊り部」のメンバーを外れた壮多は深澤と先輩の三井寺、一年生の川端文緒らのおこした地学部に入ることにして、その夏、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』に沿って賢治ゆかりの地を自転車で巡る、巡検に出ることになります。

    花巻から、早池峰山、穂山高原、三陸を廻り、岩手山、八幡平へ。
    一方、七夏とは連絡が取れなくなり、行方不明です。
    なぜ七夏は姿を消したのか?
    七夏と深澤との関係は一体何なのか。
    七夏からは一度だけ連絡が入ります。
    <わたし青の果てがどんな色か、わかった気がする。でもわたしにそれが描けるかどうかわからない>

    巡検で深澤は「『銀河鉄道の夜』だけは特別なんだ。特別に嫌いなんだよ。カムパネルラが、川で溺れ死んだあとジョバンニは大急ぎで家に帰ったんだよ。親友のカムパネルラが ついさっき 川で死んだのに だぞ」
    と意味深なことを言います。
    そして、最後は思いもかけなかったラストがあります。
    巡検の旅は、壮多にとって七夏のための旅でもありましたが、自分自身のための旅だったのです。

    • まことさん
      kuma0504さん♪こんばんは。

      コメントありがとうございます。
      ご質問の件ですが、実は、この本は、数日前に読んだもので、実は細部...
      kuma0504さん♪こんばんは。

      コメントありがとうございます。
      ご質問の件ですが、実は、この本は、数日前に読んだもので、実は細部をはっきり覚えていません(^^;
      図書館ではなく、買った本なので、ちょっと調べればお答えできるとは思うのですが。

      でも、ちょっと考えてみたのですが、この小説をお読みになってみられる気はありませんか?
      表紙はちょっとラノベ風なのですが、内容は青春ものですが、宮沢賢治にご興味があられる方には楽しめる内容かと思います。

      もし、ご質問に、ここで先に答えてしまうと、全部ネタバレになってしまうかと思います。
      もしよかったら、お薦めですので、その旨ご返答いただければと思います(*^^*)
      2020/06/21
    • kuma0504さん
      まことさん、こんにちは。
      あ、そうか。
      それに答えてしまうと、小説全体に関係する謎に答えてしまうことになるんですね。ちょっとうっかりしていま...
      まことさん、こんにちは。
      あ、そうか。
      それに答えてしまうと、小説全体に関係する謎に答えてしまうことになるんですね。ちょっとうっかりしていました。てっきり物語の脇にある謎かと思っていました。そうか、あそこからこんな長編ができるんだ。正に古典というのは、汲めども尽きぬ源泉ですね。

      今、図書館開館になって、2週間から1か月の間に借り出し期限が迫る借り出した本がなんと7冊、更にあと数冊予約が外れそうな本があります。更にはどうしても直ぐに買っておかないといけない本が3冊。

      そんなこんなもあるのですが、第一にはやはり物語が宮沢賢治と四つに組んだ小説ではなさそうだ、というところが引っかかって読むことがあってもずーと先になりそうです。

      更に言えば、こんなことを書きながらふと思ったのですが、これからは賢治の派生本を読むよりも、賢治の作品そのものをもっと面白く、わかりやすくレビューする方がよっぽど面白いことに気がつきました。

      変な質問をしてすみません。質問はナシに、ということでお願いします。
      2020/06/21
    • まことさん
      kuma0504さん♪

      そうですね。
      この作品は賢治の作品と四つに組んだというより、友情重視の作品だと思います。
      (今、少し読み返...
      kuma0504さん♪

      そうですね。
      この作品は賢治の作品と四つに組んだというより、友情重視の作品だと思います。
      (今、少し読み返しました)
      質問はナシということですが、ネタバレしない範囲で。
      この本の深澤という人物は、『宮沢賢治全集の第十五巻』では、カムパネラが死なないのを知っていますが、あえて、カムパネラが死んだときのことを、主人公の壮多に話しています。それを彼に話すこと自体が目的だったのだと思います。

      宮沢賢治は私にはすごく難しい作家で、作品もそんなに実は読んでいないのですが、賢治作品のレビューを楽しみにしています!
      2020/06/21
  • 宮沢賢治の不朽の名作『銀河鉄道の夜』。
    あの幻想的な世界のモデルとなった場所を、地学部の男子高校生達が自転車で辿る物語。

    主人公のジョバンニが銀河鉄道に乗り込んだ丘に、読み手である自分が立てるなんて。
    そんな旅ができることがとても羨ましい。
    ジョバンニが銀河鉄道の世界に迷い込んだのは、当然夏だとは思っていたけれど、お盆の頃だったとは。
    お盆だったからこそ、正者と死者が交わるあの不可思議な体験ができたのだろうか。
    そして、あのラスト。
    カムパネルラが死なない結末も用意されていたことに驚いた。
    賢治は十年間も『銀河鉄道の夜』を書き直し続けて、結局未完成のままになってしまったけれど、カムパネルラの最期の描き方を賢治は本当はどのようにしたかったのか、とても興味深く思った。

    賢治の作品に出てくる「青の果て」。
    夜になりかけの空の青。
    賢治が思い描いた、この世とあの世を繋ぐ境目の深い「青」について、この物語の高校生達と同じく、私も思いを巡らせた。
    今は行けないけれど、いつか岩手に行ってみたい。

  • 東京から転校生が来て、幼馴染みが姿を消した。
    そして、壮多は転校生と先輩と三人で宮沢賢治ゆかりの地を巡る自転車旅に出る。【イーハトーブ】を探すために。

    宮沢賢治を追いかけて花巻に行ったときのことを懐かしく思い出しながら読んだ。

    伊与原さんの作品は『八月の銀の雪』に続いて2作目ですが、今回も地学の知識がすごい!賢治作品を読んでいると、これらをきちんと読むには地学の知識も必要だなと思わされるので、天体の話や鉱物の話がたくさん出てくるのは宮沢賢治を軸にする上で必然かな、と。その知識も細かすぎるとストーリーが入ってこなくなっちゃうけれど、程よく丁寧に解説されているから、流れを見失わずに読めた。
    そして基本的にずっと穏やかな感じが続く。七夏がいなくなってしまったり、深澤への不信感があったりはするけれど、悪い人が出てこないからか?ちょこちょこと事件が起きてもザワザワしないで落ち着いていられた。

    第3次稿を「カムパネルラの死なない世界」として、物語の中でうまく使っているのはなるほど。たしかに第3次稿はカムパネルラの死がはっきり描かれているわけではないね。
    ジョバンニの子ども、カムパネルラの子ども、ザネリの子ども、という当てはめ方もおもしろいなと思った。

    それにしても・・・青春だなぁ・・・という感じ。
    【青ノ果テ】の青って【青春】の青?みたいな・・・


    「三人もまた、流れていくのだろう。この川の水ように、ときに分かれ、また合流しながら、見たことのない景色をいくつも見て、繰り返す季節をいくつも経る。そしていつか、今は想像もできないような場所にたどりつくのだ」

  • 幼なじみの七夏が、忽然と姿を消した。
    歯車が狂い始めたのは、東京から深澤が転校してきてからだった。

    岩手県立花巻農業高等学校をモデルにした架空の高校が舞台の、青春ミステリ。

    宮沢賢治や地学の蘊蓄が中心。
    やり取りがわかりやすく、宮沢賢治に詳しくなくても、充分楽しめる。

    キャンプ、天体観測、登山。
    夏ならではのフィールドワーク。

    自分を持っていて、懐も深い、3年生の三井寺がよかった。
    2年生がざらざらする人間関係な中、ほっと一息つける存在。

    最後はじーんときた。

  • 伊与原新『青ノ果テ 花巻農芸高校地学部の夏』新潮文庫。

    宮沢賢治の産まれ育った岩手県を舞台にした青春小説。

    宮沢賢治のイーハトーブや『銀河鉄道の夜』の世界を巧く膨らませているのに、取って付けたようなミステリーが邪魔で勿体無い作品だった。

    主人公の壮多は転校生の深澤、先輩の3人で宮沢賢治が描いたイーハトーブの世界を把握するために自転車旅行に出掛ける。

    本体価格630円
    ★★★

  • 「銀河鉄道の夜」の謎を解け 地学部員が岩手を駆け巡るミステリー小説|高校生新聞オンライン|高校生活と進路選択を応援するお役立ちメディア
    https://www.koukouseishinbun.jp/articles/-/7368

    伊与原新 『青ノ果テ―花巻農芸高校地学部の夏―』 | 新潮社
    https://www.shinchosha.co.jp/book/180182

  • 読んだ直後はピンと来なかったが、地元の資料館で、鉱石掘れますよ、と言う吹き出しを見た途端、小説の風景が頭に流れてきた。

  • 花巻農芸高校で、伝統芸能「鹿踊り部」のメンバーとして晴れ舞台を控えていた壮多。
    東京からやってきた転校生・深澤が、幼馴染みの七夏を何故か知っていることが気になって、心穏やかではない。
    ケガで鹿踊り部の活動をあきらめざるを得なくなり、成り行きで七夏や深澤とともに「地学部」のメンバーに加わった上に、『イーハトーブ』を探す旅に出ることになってしまう。
    そんなとき、七夏が謎の言葉を残して失踪してしまう…


    宮沢賢治が好きな人ならたまらないだろうなぁ。
    小学生の教科書と、宿題のために買ってもらった全集でしか読んだことがなかった私は、たぶん半分くらいしか愉しめていない。

    それでも、恋じゃないけど特別でいたいモヤモヤ、気に食わないけど気になるモヤモヤ、好きなのに理解できない親へのモヤモヤなどなど、矛盾するようだけれど、モヤモヤを鮮明に描いてとにかく瑞々しい。
    高校生×部活×夏旅。
    ここは素直に、まんまとやられちゃっていい。

    「銀河鉄道」の登場人物、ジョバンニ・カムパネルラ・ザネリになぞらえられる3人がもちろん主要人物なのだけれど…
    静かに熱い三井寺くん、いいなぁ。
    彼こそ、賢治の心を、心と身体で受け継いでいるひとでしょう。


    伊予原新さん、初読。
    フォロー中のmofuさんの星4つ…でもネタバレのレビューを読むのは我慢して、表紙のイラストでジャケ買い?で手に取った本。
    読み終えてから、レビューを確認して、またぐっときました。
    ありがとうございました!

    理系の目を生かしたストーリーということで、ご贔屓の川端裕人さんに近い味があるのかも?
    何作か読んでみたい。

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著者プロフィール

1972年、大阪府生まれ。神戸大学理学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科で地球惑星科学を専攻し、博士課程修了。2010年、『お台場アイランドベイビー』で第30回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、デビュー。19年、『月まで三キロ』で第38回新田次郎文学賞を受賞。20年刊の『八月の銀の雪』が第164回直木三十五賞候補、第34回山本周五郎賞候補となり、2021年本屋大賞で6位に入賞する。近著に『オオルリ流星群』がある。

「2023年 『東大に名探偵はいない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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