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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784101802084
作品紹介・あらすじ
校舎の窓から飛び降りた担任教師。遺書は無かったが、自殺の原因はこのクラスの全員が知っている。それぞれの思惑が渦巻き、秘密と後悔を胸の内に抱えながらも奇妙な平穏が続く理系特進クラス。ひとりの転校生の出現によって、教室の贖罪がいま始まる――。すれ違いの連続が生む悪意なき残酷さ、章を追うごとに明らかになる真実。痛みを越えて成長する高校生たちの罪と贖罪の物語。
感想・レビュー・書評
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登場人物の抱える秘密とか闇とか、それぞれが持つ個性を見ていくのは楽しかったかな。ただ、ラストの部分がちょっとわからなかった。私の理解不足なのかなと思って、5回ぐらい読み返したのだけれど、やっぱりわからなかったな。
ずっとモヤモヤしているのは嫌なので、考察でも、分かる人でも、教えてください!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ビブリオバトルで紹介している人がいて面白そうだなって思って読んでみた本
最後の数ページがいいって聞いててたしかにいいなって思った -
とっちらかっているなあ。
群像劇で章ごとに人物が変わる上に、探偵役が途中で変わったりするので、どの視点で読めばいいのか視点が定まらない。それを作品側でうまくコントロールできれば、読者が翻弄される面白い作品になりえたのかもしれないが、この作品では置いてきぼりを食らう印象の方が強かった。
中西のキャラが強すぎて、物語とうまくマッチしていない。教師の自殺と全然関係ないキャラクターの上に、彼女自身にも重たいエピソードがあって、つめこみすぎだ。彼女が結局何をしたかったのかもよくわからない。全部やりたかったといわれても腑に落ちない。
『田嶋春にはなりたくない』のタージが登場してくるが、こちらもキャラが強すぎる上に、あまりに突然の活躍ぶりに、前作を読んでいない人だとなおさら「なんだこいつ?」と混乱させられると思う。
文庫のオビで「私たちが、先生を殺した。」ってネタバレするのやめてください。特定の犯人がいなくて、みんなが少しずつ殺人に加担しているタイプかな?と思ったらそのまんま。この形式では視点が変わるごとに謎が少しずつ明らかになっていって、すべての話を読み終えると全体像が明らかになるということになるが、これはどんでん返しを得意とする著者には合っていない。
章タイトルに人物名を入れるのはやめたほうがいいと思う。目次を見たときに後半の人の方が重要度が高いのかな?と思ってしまう。
探偵役に比べて、一般のクラスメイトの頭が悪すぎる。初歩的な誘導尋問にあっさり引っかからないでほしい。探偵が自分の都合のいいようにコントロールしようとしているのだから、「何かしかけているな」くらい疑ってほしい。
ころころ変わる生徒たちの態度に、責任範囲がうやむやなままで、結末もすっきりしなかった。 -
プロローグとエピローグも含めて7つの章それぞれ主人公が異なり、また主人公が語り部になっています。トータルとして語られるのは生徒との淫行が疑われて自殺した担任教師の死の真相。
この本は前作の主人公田嶋春の前日譚でもあります。知らなくても読めますが、知っているとより楽しいです。 -
私の理解力や想像力がないのかもしれないけど最後の部分がよくわからず、モヤモヤしています。
今平智恵は結局何を考えていたのかな…。 -
ほんとに面白くなかった
色んな人の目線から書かれてるけど、そのせいもあるのか、全然一人一人に感情移入ができない
退屈だった 何度もやめようと思った -
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タージ誕生の物語。タージがいなかったら単に胸くそ悪い話。
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校舎の窓から飛び降りた担任教師。原因は、生徒との恋愛が発覚したことによるもの。果たして、それだけが原因なのか?クラスメートの証言から見えてくる真相。高校生達の贖罪が、一歩一歩成長させていきます。
全5章+αからなる青春ミステリーで、各章ごとに一人のクラスメートにスポットを当てます。その人視点で独白するかのように語っていき、段々と自殺事件の全体像が見えていきます。最初から核心に迫っていく訳ではないので、個人的に前半部分は、蛇足っぽい感覚がありました。
中盤になると、「命」や「罪」に対する事が高校生ならではの解釈で語られるのですが、グイグイ引き込まれました。真っ正面から事実と向き合い攻めてくる転校生、それに引き込まれるクラスメートの人たちなど、未成年の主張が、共感するところもあれば、ムカつくところもあり、一風変わった青春ミステリーで、面白かったです。
高校生達の「正義」といいましょうか、自分自身を正当化する志が垣間見れて、大人から見ればそれは、未熟な部分が多くあります。でも同時に大人になると、欠けていく部分でもあるので、読む人によっては色々な感想を持つのかなと思いました。どうしても大人になると、他と調和していかなければならなくなるので、読んでいてイラッとした気持ちにはなりましたが、忘れかけていた情熱を呼び覚ました感覚にもなりました。
段々とわかってくる担任教師の自殺の真相。後半になるにつれて、気持ちとしては胸糞悪い気分でした。高校生達の憎悪や嫉妬が渦巻いていて、陰湿な雰囲気を醸しています。
担任教師があまりにも不憫だなとも思いました。
最後の合唱シーンは、一見感動を誘う場面ですが、裏側を知ってしまうと、ある意味恐怖に似た感覚があり、素直に楽しめない自分がいました。
高校生達が、今後どのように大人への階段を上がっていくのか。贖罪とどう向き合っていくのか。きちんと向き合った大人になってほしいと切に思いました。 -
一人一人の告白が、繋がってどうしてこんなことになってしまったのか。
担任を突き落とすことになってしまったのか。少しずつ紐解けていきました。
でも、私には難しすぎたかな、、 -
3.7/5.0
全体的に最初から最後まで不穏なムードが流れる学園ミステリー。
クラスのカーストを描いた誰もがどこか心当たりを感じる内容。 -
読みにくいなとは感じなかったが、翼のことや自転車の意味がよく分からなかった。
大人だろうが子供だろうが犯罪者になれる。最後まで読了した後にタイトルを味わえる。
視点が変わるが、時は戻らずにそのまま話が続いていくのが読みやすかった。
(チエ、マリッペの章は何かイライラしちゃって流し見しちゃったけど、、、。) -
本当に最後の最後まで読んで完結する小説
ミステリーもありながらどんでん返しもあり面白すぎた -
読み終わるのにかなりの時間がかかった。
生々しい高校生の実態‥スクールカーストをまざまざと見せ付けられた感じがした。 -
子どもだろうが、大人だろうが、誰かを自殺に追いやることができる。終盤を読んでいて、青春をベースとしたイヤミスだと思った。担任教師が校舎の窓から飛び降りて死んだ。 その自殺には原因があった。原因は種火。周りが燃料を与えて炎に育てた。担任は飛び降り自殺。だけどタイトルでは「突き落とす」と書かれている。突き落とす行為は、ともすれば殺人になりうる。その事実を全くの部外者であるはずの転校生が担任を失った生徒たちに突きつける。語り手それぞれが探偵で、それでいて罪を背負っている。
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伏線回収がされていない。
最初の文はなんの意味があったの?
最後までよく分からないし、言い回しが難しい。
途中は面白かったのに何故こうなったの?という感じの小説 -
【一寸先は闇な人の心、悪意が無いからこそ贖うべき罪】
担任の不貞を徹底的に追い込む生徒達の罪と罰の物語。
今まで生きて、他人の言葉に傷付いた事は無いだろうか?相手にとっては善意から発せられる言葉だろうが、己の心の闇を知らない無責任な言葉は時として暴力よりも本人を傷付ける。
女子生徒との不貞を糾弾された穴井先生。
それまでは己の秩序を守る為に躍起になっていた生徒達は、自分達の作りあげた真実を以て担任を追い込んでいく。
人の心の深淵は誰に対しても不可侵で土足で踏み込むべきで無い。
生徒達は贖う罪の重さを自覚すべきだろう。
著者プロフィール
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