さよならの言い方なんて知らない。7 (新潮文庫nex(ネックス))

  • 新潮社 (2022年10月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784101802527

作品紹介・あらすじ

最強が愛したただ一人の、女性。ウラル。彼女の存在は特別だった。あるいは一般的に、彼女の外見は地味に見えるかもしれない。悲しみも、怒りも、他の感情も、彼女が外に見せることは少ない。だが、それでも。架見崎の最強、月生亘輝にとって彼女だけが、美しかった――。冬間美咲に追い詰められた香屋歩は、起死回生の構想を実行に移す。それは、月生と「七月の架見崎」に関わる秘策だった。償いの青春劇、第7弾。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

生きる意味や未来への願望をテーマにした物語は、登場人物たちの複雑な感情や選択を描き出します。過去を振り返ることはできず、未来も予測できない中で、彼らは今を生きることの重要性を実感します。個々の物語はそ...

感想・レビュー・書評

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  • 今までの香屋の設計図が、無血開城方式だったからこそ、今巻は様々な所で苦しくなってくる。

    すべての暴力は悪なのか?
    嘘と物語は何が違うのか?

    最初出てくる問いが貫かれていく。

    一つはトーマの選んだ兵糧責め。
    中心となるネームドキャラクター達ではなく、モブが苦しむ構図は、なかなかしんどい。

    もう一つは、香屋がトーマの策を上回るために送り込んだ、月生のみが為し得る七月の架見崎作戦。
    こういう、アポリアという世界の枠組み自身を疑い直すやり方は、すごく面白いと思うんだけどね。

    死を目の前にしながら、死をまともに考えないことも出来る、人間の思考ってうまく出来ている。

  • 生きる意味になり得る願望なんて、本当は未来にしかないはずなんだよ。(282ページ)

  • 1人の物語の答えはその人にしか分からない。
    過去を生きる事は不可能で未来も分からないが、今を生きる事はできる。
    人という種別に1つの答えを見つけるのは難しいものであるんだろう。

  • 7巻も面白かったー。
    兵糧攻めバトル。相変わらずシステムの外でバトルしているのが良すぎる。

    月生に対してはとりあえず大きめの見せ場はこれで終わりかな?
    あと3巻。ユーリィと白猫黒猫、パンもじっくり描いてほしいし、最終巻はウォーター、香屋、秋穂と桜木、ヘビの話で終わるのかなあ。
    ずっと続くと思っていた話がだんだん終わりを見せてきたことに悲しみと、次のシリーズを作るであろうことへの希望が入り混じってきた。

  • 【2025-065-1818】図書館より。

  • 2024/10/10 読了。

    図書館から。

    架見崎の七月が現れる。
    月生さんの〈生きる意味〉を、後悔をなくすために。

    香屋君、残酷なことをしているなーとも思うけど、
    善悪も見た側の問題で合ったりもするし、
    なにより月生さんが生きていることが大事なのは同感。

    アニメの新作ができたらアポリアは見つかるのか。

  • 学生(らいすた)ミニコメント
    架見崎で起こる能力の戦い。主人公の香屋歩の策略で相手をうまく出し抜くところが爽快。シリーズ中盤に明らかになる衝撃の真実には激震が走る…、この世界は泣きたくなるほどに残酷なのだ。

    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1336350

  • 913-K-7
    文庫

  • 戦闘がなくても面白いです!相手がどう出るか読み合いの頭脳戦は健在で今回も驚く展開でした。次最新刊読むのが勿体ないくらい楽しみです。

  • 【請求記号:913.6 コ】

  • 生きる意味とはなんなのか?
    生きる意味は過去ではなく、未来にある…
    生きる意味なんて、実はすごく身近にあるものでいいのではないか…
    全て自分の思い通りになる世界は決して満たされない…
    この考えを自分の頭の中に取り入れたいと思うけれど、なかなかスーっとは入ってくれないものだな。
    でも、とても大切なことを言っているということはわかるから、ゆっくり一文字一文字噛み締めて読みたくなるような話だった。

  • 毎回「前、どんな内容だったっけ?」となってしまうこのシリーズ(ノ∀`)
    ラノベばりの刊行をしてほしい(切実)
    今回はウォーターの作戦と月生さんのことについてが印象的でした。
    架見崎だと食べるものにも気を張っていないとダメっていうのは……緊張感割増ですね。
    実際の戦い以外でも既に戦っていると言っても過言じゃない。
    物語もかなり進んだのでは?とも感じる巻でした。

  • やはりトーマの策略は緻密。
    食糧を能力の加工対象にするのは思いつかないよなぁ。

    今まで張ってきた伏線を少し回収、
    月生の7月再演算。

    アニメ「ウォーターとビスケットの冒険」DVDが出てきたし、そろそろ架見崎の終わりに近づいている感じがしてきました。

  • 情報を手放す前に手に入れる。
    集中し考えることが難しい状況で、この抜け道をよく見つける事ができたな。
    何度繰り返し人柄を知ったとしても、皆が互いを知る機会がなければ無理なのだろうな。

  • 言葉にならないエグさが今回多かった。
    食糧危機やAI等の発達による生きる意味の欠落といった現実世界でも起こり得るような内容だからこそ本能的な拒絶反応が現れるような場面もあった。

    この現実は「現実」ではなくAIによって演算された世界なら、という根底をひっくり返すような世界だったら、私はデータの一部でしかないとしたら、どう生きるだろうか。

  •  やってしまった。
     新刊出たと思って読んだら、6巻読んでなかった。。。
     道理で話がつながらないわけで。

     シリーズ7巻目、架見崎に残る食糧はエデンに奪われていた。
     限られた量の食糧をめぐって、平穏な国内部でも隠し切れない諍いが起きていた。

     一方、7月の勝者である月生が勝者に与えられる、何でも一つ叶う願いについて、それでも月生が8月に残った理由。
     それは月生が願った「生きる理由が欲しい」という希望がいまだにかなえられていないことに起因することに、香屋が目を付けた。
     もう一度7月をやり直す。

     一方、ウォーター&ビスケットの監督からのメッセージは、次々回ループ後にDVDの内容が書き換えれるという情報もつかむ。
     架見崎の8月に進展が起きる。

  • 最新刊。
    まぁ、うん。トーマはカヤが何をしても「流石!」ってなるんだよなぁ。知ってた。
    個人的には過去イベを変えることで、現在のマップが変わるなら、過去イベで死ななかった人は存在しなきゃおかしくないだろうか?とか思ったり思わなかったり。最後の一人になるのが勝利条件では無かったか…

    ページ数的に難しいかもしれないけれども、巻頭に領土マップだけじゃなくて、ルールも表記してくれるとありがたいなぁと思いました。個人の能力とか、能力の取得方法とか。ポイント制も。よりラノベっぽく!

  • 「悪魔は未知に生まれ、既知には生まれないと信じていた。」

    選ぶ言葉一つひとつが美しいなと毎回思う

  • さよならの言い方なんて知らない。7 #読了

    これまでとはまた違った苦しい戦いだった。

    シリーズを読み進める毎に生きることについて考えさせられる。
    香屋達が考えているはずなのに、気づいたら自分自身に置き換えて考えてしまっている。

    #さよならの言い方なんて知らない
    #架見崎シリーズ

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著者プロフィール

徳島県出身。2009年に『サクラダリセット CAT,GHOST and REVOLUTION SUNDAY』で、角川スニーカー文庫よりデビュー。若者を中心に人気を博し、シリーズは7冊を数える。他著作に「つれづれ、北野坂探偵舎」シリーズ(角川文庫)、『いなくなれ、群青』(新潮文庫)に始まる「階段島」シリーズなどがある。

「2023年 『昨日星を探した言い訳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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