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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784101802619
作品紹介・あらすじ
天国屋敷へようこそ――え⁉ 俺イケメンなの? 俺は、間違いなく殺された。なのに、ここはどこだ? 気がついたら目の前にはリゾートビーチと西洋館。姿の見えない配達人から毎朝届く不思議な新聞によると、現世で惨殺された6人が、記憶を無くした状態で、この天国屋敷に返り咲いたらしい。俺は誰だ? なぜ、誰に殺された⁉ 俺たちは真相を知りたい――。館(やかた)ものクローズドサークルに新風を吹き込む「全員もう死んでる」ミステリ。
感想・レビュー・書評
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とんでもないミステリーを読んでしまった。
舞台は館、無人島、周りは海、クローズドサークル、閉じ込められた6人、でもまさかの全員殺された記憶が…、そうここは天国!!
…ということで、天国に閉じ込められたクローズドサークルミステリー。生きてるうちにこんなとんでもない設定のミステリーが読めるとは思っていませんでした。
現世の館で殺された6人が、天国の館で共同生活をしながら、犯人を見つけ成仏を目指すストーリー。
天国なんだから何でもアリじゃん!!…と思うかもしれないけど、そこはきちんと整合性が取れていて。出来ること=謎解きの糸口。突拍子もないようにみせかけて、どれも伏線になっている。しかも全員殺された記憶以外が失われている。真実を探しながら少しずつ断片的に記憶も戻っていく。
うまいなー。面白いなー。おもしすぎるなー。
特殊設定過ぎて本格ミステリには絶対にならないだろうけど、本当に良く出来ているエンタメミステリーだと思う。
第9回新潮ミステリー大賞最終候補作で受賞はしなかったけれど、改稿・改題を経て出版。デビューした。(ちなみに投稿時のタイトルは、クローズドサスペンスヘヴン)
そこからたった2年でもう5冊も出版している。今や話題の人気作家。受賞歴が全てじゃないな、って改めて思わせてくれる作家さんですね。
登場人物も個性に溢れていて読みやすく、謎も結構解けます。全部は絶対無理だけど(笑)だからこそ、現実的じゃない分、納得しない人も多いミステリーだとも思うけど、私は大好きでした。
すでに次の五条作品も買ってあるので、読まないと。是非一度非現実過ぎる五条ワールドを味わって欲しい。違う扉が開くかも? -
特殊設定ミステリーというらしい。
面白かった!
最初から全員死んでるって新しい。
全員死んでるから怖さが全くない変なミステリー。
だからシリアスな場面なのに何故か笑えたりする。
なんか変ですごく面白い。
最後がちょっと切なかったけどね。 -
皆さんのレビューから読みたくて。著者初読み。面白かった!天国屋敷によみがえった6人。自分が何者か、誰に殺されたかを推理する。笑える暫定あだ名やつかの間の天国生活で少しづつ芽生える連帯感。特殊設定を十分活かした解決編満足。
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斬新!!
斬九郎!新右衛門!(何が言いたいんや)
最初から登場人物全員シンディ・ローパーじゃなかった死んでいる!ってめちゃくちゃ斬新ですよね
なので逆に勿体無い
この「斬新」を最後までもたせられなかったなぁと思ってしまいました
多分ね
作者ものすごいええ子なん違うかな〜って思うんです
もっと狡猾で良かったんかなと
だって登場人物全員最初からシンディ・ローパーじゃなかった死んでいる(1回でいいわ!)って相当ズルいじゃないですか
なのになんか後半にいくほど「納得してもらいたい」って気持ちがにじみ出てる気がしたんです
なので「驚き」が結末にいくほど萎んでいくっていうか
結末こそ最大級の「驚き」が来るべきなのに最後の「驚き」が最初の「驚き」を超えられてないんです
これってミステリーとしてはだいぶ減点ですよね
ズルいまま突っ走ればよかったのにな〜って
誰もが納得できない設定で誰もが納得する結末を迎えるって相当な筆力が必要だと思うんです
納得いかない結末の方がこのお話には合ってたんじゃないかなと思いました
うん、でもすごく読みやすくてボリュームもそんなでもないんで、東京〜大阪間のこだまとかにいいかも!(限定的すぎるわ!)-
2023/06/05
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ひまわりめろんさん、お返事ありがとうございます。
ツッコミまでがワンセットで承知しゃした!!
『お家に着くまでが遠足』方式ですね♪ひまわりめろんさん、お返事ありがとうございます。
ツッコミまでがワンセットで承知しゃした!!
『お家に着くまでが遠足』方式ですね♪2023/06/06 -
2023/06/06
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まず一言だけ、ヒゲオにイラつく。
では本作『クローズドサスペンスヘブン』の概要と感想を綴りたいと思います。
本作は所謂フーダニットになるかと思いますが、最後の最後まで真相は分からず、それでいて穏やかな終わりを迎える珍しい展開でしたね。
概要ですが、天国屋敷と呼ばれる館で6人の遺体が発見されたという事件が起きた。その被害者の1人であるヒゲオは、おそらく天国なのかと思わせる世界で、現世と同じ天国屋敷に辿り着き、自分を含めた6人と出逢う。
(自分を殺した犯人は、この中にいる!!)
そう確信したヒゲオは探偵気取りで天国屋敷の住人と生活するのだが、その真相は動機を含めて意外な内容であった………。
6人それぞれに癖があるキャラクターですが、天国屋敷での暮らしぶりは何故か楽しそうで、優しいサスペンスといった印象でした♪ -
「全員もう死んでる」ミステリー。
発想が素晴らしく、唯一無二のミステリーでした。こんな設定の話は今まで読んだことがなかったです。
主人公たちもこの世界の仕組みを完全に理解はしてなくて、読者と一緒に少しずつ知っていく物語の進行も、飽きさせない展開で楽しめました。
映像化しても面白い作品になりそうだと思いました。
読み終わった後に、もう一度表紙を見ると、、、また違った楽しみが味わえる一冊です。 -
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現世で死んだ六人が、天国の館(孤島)で
目を覚まして成仏するために犯人探しをする。
全員死んでる状態でスタートの
犯人探しなので緊張感が無い。
記憶のない六人が徐々に天国で親しくなっていく。
犯人がわかっても、周りに危害を加えようがない。
そのかわり「既に死んでる不思議な感じ」を何度も味わう。タイトルのクローズドは、推理モノに出てくる館や孤島を意識した名前なのだろうけど「館にいる人間以外(外部)には犯人がいない」という意味で読めばいいのかな?
サラッと読めすぎてしまい読後感は良かったものの「不思議な話を読んだ」という感じだけが残った。
思いついても、描ききるまで普通の人は行かないと思うので、すごい。 -
話の冒頭、いきなり主人公が何者かに殺害されるシーンから始まる本作。
新しいクローズドサスペンスを体感出来る作品だったと思う。
「登場人物が死んでしまった後」という、あり得ない設定に振り切っているのに、それはそれで妙に納得出来てしまうから不思議。
死後の世界の仕組みを登場人物と一緒に探っていく展開が、設定をすんなりと落とし込みやすくしていて良かったと思う。
自分たちの中に殺人犯がいるかもしれず、本来ならば緊迫した状況なのに、登場人物の言動がコミカルで少しゆるいところも本作らしいなと感じた。
クスッと笑えるやり取りも多く、キャラクターも良い人たちばかりでホッとする。
謎解き要素もあり犯人も確定する話なので、読んだ後はちゃんとスッキリ出来る。
青春小説のキラキラした描写と、犯人探しを行う推理小説の良いとこ取りをしたような斬新な作品だった。 -
クローズドサークルものは好きだけども、これはなんと言っても「全員もう死んでる」ミステリ。
まさかこんなミステリを読む時が来るなんて。新しい切り口。
え、死んでんの?どうすんの?どゆこと?
って思ったけど、裏のあらすじはなんだか面白そうじゃん…真相知りたいじゃん…ってなって、受け入れられるかはわからないけど取り敢えず読んでみた。
そしたら、全員死んでるとか瑣末なこと(ではないけど)だった!とにかく真相が知りたい。
あの世でのことは、ルールがしっかりあるからそれならオッケー!な感じですんなり受け入れられた。
実は、「ファンタジー小説はあまり好みじゃないから基本読まないんだよね」なんて思ってきたけど、小説の上での殺人事件だって大きく括ればファンタジーだよな!と思い直すくらい没頭した。いやこれも別にファンタジーではなくてちゃんとミステリなんだけども。特殊設定だからという意味で。
ちなみに余談ですが漫画なら読みます、魔法とか使うファンタジー。『とんがり帽子のアトリエ』とか大好き。
とにかく設定が良い。登場人物の人数やキャラ、会話のテンポなんかも良い。とにかく読みやすかった。
流石に読んでも内容をすぐ忘れるわたしでも、これは覚えていられるのでは…?(笑) -
いわゆる特殊設定ミステリーってやつですよね。
すでに登場人物全員が亡くなってるわけですから。
天国みたいな所でなんでもアリな状況下なので、その点は読んでいてドキドキハラハラしづらいかなぁと思いました。
誰が犯人なのか気になって一気に読むことはできたし、テンポがいいのでサラッと読めます。
表紙のイラストも最後まで読むと「だからこの二人なのか」と納得。 -
全員がもう死んでいる中で誰が犯人かを探す物語。
登場人物もみんなわかりやすいあだ名がついており
理解しやすく初心者におすすめのミステリー小説だった。
表紙にも意味があり物語が進んでいくうちに理解ができて楽しめた。
令和のミステリー。 -
目を覚ますと海に面した砂浜にいた。自分の名前すら思い出せず、記憶がない。しかし、首を切られたことだけは唯一覚えている。あの時、自分は死んだのだ。砂浜から続く道の先には西洋風の洋館があり、迎え入れられるとそこには自分を含め6人いる。
こんな感じで始まる。死んでしまった人たちが集まる洋館で、どのように話が進んでいくのか俄然興味が湧く。
全員がすでに死んでいる。現世で同じ洋館に集まっていたようだが、ここでは皆名前すら思い出せず記憶がない。では、なぜ死んでしまったことがわかるのか?洋館内の事件現場に行くと、現世で自分の身に起きた記憶だと確信するらしい。このことは重要な手がかりになるし、真相究明と目的達成には欠かせない。少しずつ今いる世界の状況やルール的なことが判明してくる。それに伴い、現世との関連も分かってくる。その辺りになってくると、登場人物たちと同様に真相が知りたくてグングン引き込まれていく。少しずつ天国のことが分かっていく度に謎解きもされるのだが、その都度完璧ではないため、どこか穴がある。そこがまた名探偵が存在するメンバーでないからこそ良い。読み手のこちらが疑問に思うことを絶妙に解き明かしてくれているのか、こちらが疑問に思うように読まされているのか、そのどちら共なのかもしれない塩梅がちょうど良い。凄惨な事件であったはずだが、この天国が皆それぞれにとって良い場所だったと思える結末に満足した。
余談だが、読み終えて麻枝准原作のあるアニメを連想した(タイトルを書くとラストの状況がなんとなく想像できてしまうかもしれないので伏せておこう)。詳細も省きますが、そちらは学園が舞台だが全員が死んでいる死後の世界。最後の日を向かえた時、全てのことが思い起こされて号泣した。『クローズドサスペンスヘブン』も各登場人物たちの人物像がもっと膨らむボリュームで描かれていたら、同じような感情になったかもしれないなと思った。250ページではとても描ききれず難しいだろうから、これはこれで良かったのは間違いない。 -
登場人物は全員死んでいる。天国屋敷は死の真相究明の舞台。年齢や顔など実際の姿とは違い,推理困難。死んでも気合で蘇る明るい世界観でも,遺体召喚は怖い。理不尽に殺された4人が犯人を恨まないのは理解し難い。
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ある屋敷で殺されたはずの6人が、成仏する前に、殺された屋敷と同じ間取りの天国屋敷で、犯人捜しをする話。
登場人物全員死んでいる。クローズドサークルもこんなアプローチがあるのか。
だからこその独特の真相の明かし方ややセリフも面白い。「往生際が悪いぞ」「もう往生しているけど。」みたいな。 -
惨殺された6人が天国屋敷で返り咲くという特殊設定ミステリー。犯人はこの中にいる。記憶がない中でも真相を突き止めていく。始めからヒントはあったんだけどあまり考えずにさくっと読んでしまった。
五条紀夫の作品
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