今夜は、鍋。:温かな食卓を囲む7つの物語 (新潮文庫 し 21-107)

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101802770

作品紹介・あらすじ

心にじんわりと沁み込む、あったか鍋を召し上がれ。今夜は、鍋にしよう。外は冷える。スーパーで好きな具材を買いこんで、飲みものも忘れずに。少しのわだかまりを抱える恋人たちも、久しぶりに会う友人たちも、人生の節目を迎える家族も……温かな湯気立つ食卓を囲めば、今宵は特別な夜。どんな食材も鍋に入れば絶品に。美味しい鍋と、楽しいおしゃべり、至福の時間のはじまり。人気作家たちによる“鍋を囲むひととき”を描く、七篇。

感想・レビュー・書評

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  • 鍋料理を食べたくなります。

  • 【史上初!?の「鍋」アンソロジー誕生】この冬、いちばん温まる「美味しい」アンソロジー、『今夜は、鍋。』本日発売! | 株式会社新潮社のプレスリリース
    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001277.000047877.html

    もみじ真魚 - pixiv
    https://www.pixiv.net/users/7592

    角田光代、青木祐子、清水朔、友井羊、額賀澪、織守きょうや 『今夜は、鍋。―温かな食卓を囲む7つの物語―』 | 新潮社
    https://www.shinchosha.co.jp/book/180277/

  • 【収録作品】「合作、冬の餃子鍋」 角田光代/「四人いるから火鍋にしましょう」 青木祐子/「初鍋ジンクス」 清水朔/「両想い鍋パーティー事件」 友井羊/「できない君と牡蠣を食べる」 額賀澪/「やみ鍋」 織守きょうや/「鍋セット」 角田光代

    「四人いるから……」の奈々子が豪快でどこか切ない。
    「初鍋ジンクス」は鍋視点なのでトラブルも淡々としていて面白い。
    「やみ鍋」は不穏。

  • 鍋にまつわる恋愛、青春、推理…そしてホラー。
    特に友井羊さん、織守きょうやさんの作品にぐぐぐっと惹かれました。
    同じ本を読んだ方がいたら、どれが一押しだったか教えてほしいです。

  • 読み終わるころには
    鍋の季節でなくなってたw
    どれも読みやすくて
    ミステリーの要素もあって
    面白かった

  • 六人の作家による七篇の鍋にまつわる短編集。表紙の寄せ鍋?が大変美味しそうでつい手に取り。
    角田さんと青木さん以外の作家さんは名前しか知らない人も。
    鍋はレシビがいろいろあるから、さぞいろんな鍋を味わうように楽しめるだろうと思っていたら、想像をはるか斜めに超えた作品も。「ええーっ、確かに鍋だけどそう来るか!」って短編が半分以上。

    食べられる鍋も食べられない鍋(さてどういうことでしょう?)もどちらも話としてはとても「美味しかった」です。
    角田さん好きとしては、角田さんで始まり角田さんで〆るのも良かった。

    テーマありきの短編共作ってやはり楽しいですね。もうすぐ暑い季節になってしまうけど心身暖まる一冊でした。

  • 表紙が可愛くて、読んでみたくなりました。
    「四人いるから火鍋にしましょう」「初鍋ジンクス」が面白かった。
    短編だからこそ、という感じがよき。
    最後は「鍋セット」を読んで、じんわりと温まりました。ごちそうさまでした。

  • 全体的によかった。
    1話目の角田光代さんの作品が一番好き。
    ずっと読んでたかった。
    冬はやっぱり鍋だね

  • 鍋をテーマとしたアンソロジー。

    お気に入りは清水さんと友井さん。

    「初鍋ジンクス」
    大きめのサイズの土鍋の視点で、料理の鍋として使って貰えるまでの紆余曲折があり、ラストは救いがあってホッとしました。
    卓也は百々子の策略が早めにバレて良かった。戸籍にも傷がつかずに幸せになってくれたのが良かったです。

    「両想い〜」
    これは絶対に恋人に振られるだろうなぁ。
    いくら家族同然って言われても、一緒に居ても自分よりも近い異性と四六時中ベッタリされては良い気持ちはしないでしょうし…

  • 冬といったら鍋だよね。短いけど角田さんがやはり好き

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著者プロフィール

1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。90年『幸福な遊戯』で「海燕新人文学賞」を受賞し、デビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で、「野間文芸新人賞」、2003年『空中庭園』で「婦人公論文芸賞」、05年『対岸の彼女』で「直木賞」、07年『八日目の蝉』で「中央公論文芸賞」、11年『ツリーハウス』で「伊藤整文学賞」、12年『かなたの子』で「泉鏡花文学賞」、『紙の月』で「柴田錬三郎賞」、14年『私のなかの彼女』で「河合隼雄物語賞」、21年『源氏物語』の完全新訳で「読売文学賞」を受賞する。他の著書に、『月と雷』『坂の途中の家』『銀の夜』『タラント』、エッセイ集『世界は終わりそうにない』『月夜の散歩』等がある。

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