- Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102002018
感想・レビュー・書評
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(感想は下巻にて)
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新訳も出ているみたいですが、大久保氏は他のデュ・モーリア作品も数多く手掛けているし、旧訳でいいんじゃないですかね。少し古風な日本語の感じと物語の持つゴシックな雰囲気が絶妙にマッチしています。
山田風太郎が小説の中で"デュ・モーリア女史"と言及するほどの愛読者だったとは知って、再び興味が湧いてきたのですが、なるほどさすがのストーリーテラーっぷりです。 -
友人にオススメしてもらいました。
海外モノは独特な和訳に慣れない場合が多くて敬遠しがちでしたが、本書は古めかしい言い回しがかえって不審な雰囲気に似合っててよかったです。
なんの前情報もなく読み始めたので、若く貧しい後妻が美しいお庭を眺めて過ごしたり、日に何度もお茶をするような優雅な日々にしだいに馴染み、最後はマンダレイを取り仕切るという、彼女の出世物語を描いているのかと思ってしまい、使用人とも次第に打ち解けられるのかなーなんて、お気楽な想像をしていました。
が、なんだか不穏な空気が漂い始め、謎や疑惑が次第に色濃くなり・・・極めつけは上巻のラストシーン、前妻の化粧室での使用人頭と主人公の対話が恐ろしく、恐怖に駆られました。
だって、死んだ人間の、洗っていない寝間着やブラシ・・・気持ち悪くてぞっとするでしょう。コレ、ホラーだったのね。
白い小道や薔薇園など、自然の情景描写が美しければ美しいほどそれとは対照的に、館全体に張り巡らされた妖気が際立っていきます。
名作といわれる格を感じる作品でした。
下巻気になる、けどコワイ。 -
2017年4月15日に紹介されました!
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感想は下巻にて。
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植物への回帰
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「レベッカ」は何度も読みたくなる作品です。
主人公の「私」がか弱い少女から強い大人の女性になっていく姿。
すでに亡き人となった前妻レベッカの存在感。
細々と描いてある景色や日常。
ダフネ・デュ・モーリアの作品は、古いけど、古いけど!!!
面白い。
こんなに、何度も読みたくなる作家にはなかなか巡り会えない。
もっと再販されたらいいのに。 -
2013.3.2読了。
こ、こわ!主人公の繊細さが非常にリアルで近しく感じる。 -
字も大きくて訳された文体も読みやすいのでサクサク読める。他の訳者さんのも読みたくなる。
次はなんとなく表紙が似てるからロリータが読みたいきぶん