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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784102002032
感想・レビュー・書評
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読みたかった本。年上の貴族マキシムと電源婚したわたし。美しいマンダレー邸には事故で亡くなった美貌の先妻レベッカの気配が‥。後妻に対する世間の評価や先妻を慕う家政婦頭ダンヴァーズの不気味さ。想像力豊かな主人公と共に手に汗握る展開!
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fukayanegiさんの最近のレビューが素敵で、どうしても読み直したくなり再読。
華麗で不穏な世界観、眼前に由緒ある優雅な邸宅や、花々咲き乱れる谷がぱっと広がるような気がする美しい情景描写に、ヒロインが度々妄想を繰り広げるのも相まって、まるで豪華絢爛で上質なミュージカルでも見るかのような気持ちで楽しんだ。
話の筋はほぼ忘れていたけど、上巻ラストのあのいたたまれない出来事だけは覚えていた。しんどすぎる…。
ものすごくゆったりとした話の進み方だけれど、貴族の生活に魅せられて全然飽きない。-
ロッキーさん、こんにちは。
自分のレビューが再読のきっかけになれたようで嬉しい限りです。
ほんとこの作品は前半の麗しさと後半からの怒涛の展...ロッキーさん、こんにちは。
自分のレビューが再読のきっかけになれたようで嬉しい限りです。
ほんとこの作品は前半の麗しさと後半からの怒涛の展開が凄いですよねー。
なかなかない完成度の古典名作だと思います!2024/02/04 -
fukayanegiさん、急にお名前出してすみません、コメントありがとうございます!
本当に、こんな怒涛の展開を見せてくる麗しのサスペンス...fukayanegiさん、急にお名前出してすみません、コメントありがとうございます!
本当に、こんな怒涛の展開を見せてくる麗しのサスペンスはなかなかありませんね。古典作品とは思えないくらい。
素晴らしい読書のきっかけをありがとうございました!2024/02/04
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最初の場面(現在)があるおかげで、どうにも嫌なことが起こってしまう不安を抱えたまま読む状況が、新しい環境に放り込まれて不安を抱えた主人公とリンクしていて…嫌だな嫌だなと思いつつ読んでいく
主人公は現実が辛く、変えれない状況が続いたせいか現実に少し誇張を加えた妄想も付け加えがちで…結婚相手の元妻(故人)の存在をさまざまな場面で感じ取り心が蝕まれていく(そうなりやすい性格ではある)
下巻でどうなるか -
映画は、ヒッチコック版、Netflix版ともに未視聴。
この小説は常に[私]の一人称視点で描かれており、登場人物も主人公のことを「あなた」「君」「デ・ウィンター夫人」と呼ぶだけで、主人公の本当の名前は分からない。
上巻において主人公[私]は、上流階級の独身イケメン、マキシムと年の差違い&身分違いの電撃結婚をして[デ・ウィンター夫人]となり、幸せなハネムーンをほんの一瞬楽しんだ後、貴族の妻として周囲に溶け込めないことに悩むことになる。
この小説、特に上巻を楽しむためには、少し英国の社会背景を知っておいた方が良いかもしれない。物語の時代設定は、おそらくこの小説が出版された1930年代と思われる。当時の英国貴族の多くは、課税に次ぐ課税により没落していき、階級が異なる者同士の結婚も珍しくはないが、それでも眉をひそめられることは間違いない、そんな時代である。
主人公は登場人物の一人、メイド長のダンヴァース婦人から冷たい扱いを受け続ける。いわゆる昼のメロドラマでいうところの「嫁をいじめる姑」そのものだ。ダンヴァース婦人の思考のすべては下巻で明らかになるが、やはり彼女は「身分の低いあんな小娘が[デ・ウィンター夫人]でいいはずがない」と考えているのは明々白々である。
加えて、[私]がマキシムと結婚する前の雇用主であったヴァン・ホッパー夫人は、おそらくそういった身分違いの結婚の苦しみを知っていて[私]とマキシムの結婚をあまり快く思わなかったのだろう。ヴァン・ホッパー夫人は前半にしか登場しないので、彼女についてあまり詳しく描かれていない。しかし私が思うに、彼女は貴族ではないが、[私]のような付き人を雇うことはできるくらいのお金はある、いわゆるジェントリー階級なのであろう。そういった人は、本物の貴族の生活と価値観の違いを身に染みて知っていたから、[私]がマキシムと結婚する前に忠告したのかもしれない。
当たり前ではあるが階級がどうこうという説明は本書の中にはないため、そういった描写を読んでもいまいちピンと来ず、上巻は少し退屈に感じられるかもしれない。しかしこういった動画を見て、階級社会について大まかに知っておくだけでも、物語の解像度がぐっと上がるだろう。
https://youtu.be/egBlSSJW9f0
反対に、こういったことを考慮しなければ、上巻では物語がダイナミックに動くことはほとんど無く、退屈に感じるかもしれない。しかし下巻に向けての下準備はすべて上巻で行われている。例えるならジェットコースターが最初にじわじわと上に登っていくようなものである。しかし読者は、ちりばめられた伏線をよほど注意深く読み進めない限り、自分が地上からはるかに高い場所に無理やり引っ張り上げられているということに気づかない。私は上巻の最後になって、やっと物語のレールの高さに気づいた。息をのんで上巻を閉じ、下巻の一ページ目を開けば、あとは地上に向かって真っ逆さまに落ちるだけであった。
もしこの小説を手に取ったのなら、どうか途中で止めないで欲しい。下巻になってようやく最重要人物「レベッカ」についてすべてが明かされる。この足のすくむような物語の高みと、そこから一気に「レベッカ」に引きずりこまれる戦慄を味わって欲しい。 -
ひたひたと気味が悪い…でも読むのを止められないです。映画を先に観ましたが原作も面白いです。
主人公はマンダレーにお屋敷を持つマキシムと結婚してこの地にやってきたけど、先妻レベッカの影がどこまでも付き纏ってきておかしくなりそう。レベッカを崇拝するダンヴァース夫人も怖いし。。
やっぱり、主人公の名前がどこにも出てこず、「きみ」「あなた」「ミセス・デ・ウィンター」って呼ばれてるな。。
仮面舞踏会の悪意が凄い。下巻も読みます。 -
レベッカの圧倒的な存在感。
「わたし」と一緒に私もマンダレーにいる気分です。 -
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映画の最初/最後が、翌年のオーソン・ウェルズのと全く同じ。ああーROSEBUDが燃えちゃう。不在の存在感が圧倒的な亡妻レベッカと名もなき後妻。はっきり云って「レベッカの夫」と結婚してしまった次第で、勝負は初めからついている。オトコオンナふうのD夫人(というからにはDなる人物の妻だったってことなんだろうけど、その実レベッカひとすじの親衛隊長)がかなりイッちゃってる。影か抜け殻みたいなマキシムなんかよりもよほど魅力的なのだ。
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冒頭の一文、そして下巻のラストの一文。
こんなに美しく印象的な筆運びは滅多にない。
最後の一文でどんでん返し、という小説は人気だけど、不穏な空気を追っていった先にある結末の景色を全く描かずに、ほんの一言で読者に想起させてしまう。そしてそれが冒頭に繋がっていく、、、すごい
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仮装舞踏会まで。
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秘密の環境に飛び込めば、誰しも被害妄想気味になるかもしれない。彼女の身も心も飾らない魅力が純朴に輝いている一方で、マンダレーが如何に洗練された場所でも過去に囚われる体質から脱却できない黴臭さが奇妙に不気味さを醸し魅惑する。
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遥か昔に読んだもののストーリーの大半を忘れ去っているので、再読。
ダフネ・デュ・モーリアの作品
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