ベラミ (新潮文庫)

  • 新潮社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102014059

感想・レビュー・書評

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  • 本当にこいつは美男なのかと疑いたくなる所作をしていた主役が最終的にはベラミになるんだけど、本当にベラミになれてないような、なんだかなー。

  • ノルマンディーの田舎出身のジョルジュ・デュロワがパリで身を立てる話。
    はじめは礼服も借り物で身の丈にあわずその日暮らしであったが、
    最後には身体にぴったりと合った仕立ての服を着て、群衆の歓声の中マドレーヌ寺院からパリを見渡す。

    300ページでこれだけの話なのに、デュロワが飄々と世を渡っていく様が面白くて引き込まれるように読んだ。貴族が社会風刺的に描かれている。階級にとらわれず「自由」に生きること。人間くささ。

    原題"BEL-AMI" 1885 Paris

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著者プロフィール

フランス人。1850〜93年。母の友人フローベールにすすめられ文筆に転向。最初の成功作『脂肪の塊』(1880)で一躍新聞小説の寵児となる。短編約三○○、長編数作を書く。長編に『女の一生』(1883)『ベラミ』(1885)。短編小説『幻覚』や『恐怖』は戦慄させるほどの正確さで狂気や恐怖を描写し、この狂気の兆候が1892年発病となり、精神病院でなくなる。

「2004年 『モーパッサン残酷短編集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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