マクベス (新潮文庫)

制作 : 福田 恒存 
  • 新潮社
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本棚登録 : 2409
レビュー : 179
  • Amazon.co.jp ・本 (162ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102020074

感想・レビュー・書評

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  • 初めてシェイクスピアを全部読んでみた。
    独特の言い回しが難しかったけど、人間の本質、さがを描いてるんだろうと思う。
    まだ「マクベス」は短かったからすぐ読めたけど、もっと長かったら途中で挫折してただろうな。
    今回は野村萬斎さんの舞台「マクベス」を観に行くのに予習として読んでおこうと思った。
    舞台の方はすごく、すごく面白かったし、圧倒された。

    • Royal Tahiti(R) CEOさん
      面白そうですね!
      面白そうですね!
      2013/03/11
    • 九月猫さん
      mao2catさん、こんばんは♪

      萬斎さんの『マクベス』観に行かれたんですねー。いいなー♪
      確か演出とかも萬斎さんがご自分でなさって...
      mao2catさん、こんばんは♪

      萬斎さんの『マクベス』観に行かれたんですねー。いいなー♪
      確か演出とかも萬斎さんがご自分でなさってるんですよね?
      マクベス役の萬斎さんもカッコよかったですか?←愚問ですね(笑)

      シェイクスピアは中学~高校のときになぜだかハマりまして、
      その流れで、しばらく戯曲ばかり読んでいました。
      慣れないと読みにくいですよね、戯曲。


      わたしは今月、地方公演の文楽を観に行ったのですけど、
      mao2catさんの『仏果を得ず』レビューのおかげで買った
      『あやつられ文楽鑑賞』を読んでからの観劇となり、
      いつも以上に興味深く観ることができました。
      ありがとうございました~♪

      mao2catさんのレビューで、
      ひそかにおりきさんシリーズも気になってます(^m^)
      2013/03/12
    • mao2catさん
      九月猫さん、ありがとうございます。

      萬斎さんの『マクベス』観てきましたよー!
      構成・演出・出演3役萬斎さんがやられてます。
      カッコよかった...
      九月猫さん、ありがとうございます。

      萬斎さんの『マクベス』観てきましたよー!
      構成・演出・出演3役萬斎さんがやられてます。
      カッコよかったのはそれはもちろんのこと、その演出に圧巻でした!
      ますます尊敬してしまいます。

      シェイスクピアを中学、高校でハマるなんてスゴイ!難しいのに!さすがです!!

      そして文楽も地方公演まで行かれたんですね!
      スゴイ!

      おりきさんシリーズ長いですけど、ハマると次々読みたくなります。

      読みたい本いっぱいありすぎて困ります。
      2013/03/13
  • スコットランドの武将マクベスは荒野で出会った3人の魔女のうちの1人が唱えた「スコットランドの王になる」という謎めいた預言に心囚われる。他の預言が次々と当たり、マクベス夫人からも背中を押され、ついに自分の手でスコットランド王ダンカンを自らの手で下してしまう。

    シェイクスピアの4大悲劇の1つ。
    小説として読むと色々と突飛な場面もありますが、第三者の声に引っ張られるように、自分の意思とは別の行動を移してしまう人間の心の脆さがよく表現された作品です。
    ある罪を隠すために新たな罪を重ねながらも罪の意識に苛まれるマクベス、怯える夫を気丈に支えつつじわじわと心が闇に覆い尽くされていたマクベス夫人。
    時代を越えても変わらない、人間の負の真理がそこにあります。
    魔女による預言に期待し、怯え、翻弄されたマクベスの最期は、恐怖よりも解放の安堵だったかもしれません。
    実際に戯曲も観てみたくなります。

  • 綺麗は汚い 汚いは綺麗、さあ飛んでいこう霧の中、汚れた空をかいくぐり。魔女の言葉です。
    血みどろに汚れた中に人生の真実があり、それこそが人間の真実の物語だ。黒いものは白いのです。
    名声欲は誰にでもあり、悪いものではない。でもそれを肯定できるか?というとなかなか難しい。
    マクベスは名声を得たいがために人を殺した自分を許すことはできなかった、正として肯定できず、悪夢に悩まされ続けた。それもまた道徳律に基づく人間の姿だ。その拮抗こそがこの文学の醍醐味だと思う。自然律に支配されながらも人間社会の道徳律を飛び出した生き方もできない。そして最後の幕は血みどろで終わる・・・。
    素晴らしい文学です。

  •  悪いことはできないね。

     本当に悪いやつじゃなかったから、
     マクベスも奥さんも。
     だから気がふれちゃったのかもね。

     

  • 17世紀スコットランドを舞台にした戦国の下剋上物語。

    マクベスの人生の虚しさを嘆くセリフ。
    「人生はただ歩いている幻影にほかならない。やつれた役者がふんぞり返ったり、イライラしたりして自分の持ち時間を過ごすが、後には何もない」

  • マクベスという名前を最初に聞いたのは、棋士についてのエッセイで大山康晴が中原誠に敗れるくだりについて「マクベスの悲劇を思わせる」というたとえだった。

    その次は小説版「世にも奇妙な物語」の冒頭で「今の不安は想像の恐ろしさに比べればものの数ではない -マクベス-」(うろ覚え)という引用を見つけたとき。

    それから大槻ケンヂの歌詞で「きれいはきたない。きたないはきれい」のフレーズを知った。

    宮部みゆきの杉村三郎シリーズでもモブキャラのおばさんが「あたしたちマクベスの魔女みたいじゃない」...ってそのたとえは教養のある人にしか通じないでしょう。

    いったい何者だマクベス。

    ...読んでみた(再読)。ストーリーはシンプル。魔女も出てきた。オチも思い出した。悲劇なのか、そんな気もするがそうでない気もする。

    解説を読んだ。他の四大悲劇に比べるとページ数が短い理由がわかった。ハムレットと比較した人物像に関する評論は凄い読書感想文に当たった気がした。

    舞台を観ないとわからないのかもしれない。

    テレビの心理テストでタレントが「自分の星」に「マクベス」という名前をつけていた。理由は「争いのない星」...無知は恐ろしい。

  • Curses return upon the heads of those that curse. what for he did it? nah, one good turn deserves another, you know.

  • 『マクベス』は、スコットランドの武将マクベスが、心の奥底に抱いていた野望に気づき、その野望に従って次々に悪を重ねていく物語。人間の悪や罪、それに弱さやもろさを描き出す物語だとも言える。

    次々に悪を重ねるマクベスは、自分のやってしまったことにおびえ、震える弱さやもろさを持った人間でもあるが、それゆえに破滅へと突き進んでしまう。しかし、マクベスの抱く悪や罪、それに弱さやもろさは、わたしたちもまた大なり小なり抱えているものなのかもしれない。

    わたしたちもまた、心の奥底に秘めた野心や欲望、時にそれに突き動かされてしまって手痛い失敗をしてしまった経験のひとつやふたつはある。その意味では、わたしたちもまた、大なり小なりマクベス的なものを抱えているのだ。

  • シェイクスピアの四大悲劇のひとつ「マクベス」。
    王を殺したマクベスの悲劇、これくらいしか知らなかったけれど、戯曲の面白さが少しわかってきたところなので読んでみた。

    思った以上に短い作品ということにまず驚いた。
    解説によると、上演に際しかなりの部分に手を入れたらしいので、最初はもっとずっと長い作品だったようだ。
    今よりも言論の自由が無かっただろうイギリスで、王の好みに合わせて作品を調整せざるを得ないというのは、芸術家としても、後世読むわたしたちにとっても残念ではある。

    削除したからかはわからないけれど、マクベスがダンカン王をなぜ暗殺しようと思い立ったか、マクダフはなぜ妻子を残したままひとり逃げたのか、など腑に落ちない部分がいくつかあった。
    訳者の解題を読んで、そういうことかと思えることと、まだ納得出来ないこととある。

    ダンカン王暗殺を決めはしたものの躊躇しているマクベスを煽っていたのはマクベスの妻だったことも意外だった。
    なぜ危険をおかしてまで王の位を手に入れようとしたのか。
    マクベスも妻もゆるぎのない地位、血筋では得られなかった高貴な地位が欲しかった、これが答えで納得出来るような弱いような。

    作品自体はとても短いためすぐに読める。
    読んでから訳者の解題を読むと、シェイクスピアと当時のイギリスの情勢がわかってくるため、作品の見えない部分が見えてきて更に愉しめる。
    いつか舞台を観る機会があればと思う。

  • シェイクスピア四大悲劇の1作

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著者プロフィール

1564年イギリス・ストラットフォード生まれ。1592年頃にロンドン演劇界で劇作家として幸運なスタートを切る。およそ20年間劇作に専念し名をなす。1616年没。

「2018年 『新訳 お気に召すまま』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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