- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102028018
感想・レビュー・書評
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思っていたよりも難しい作品ばかりでした。ポーが詩人でもあったせいか、詩の要素が強い作品も多かったです。
『黒猫』は気味が悪い感じが伝わってきて、おもしろかったです。
『メールストロムの旋渦』は、この短編集の中では、一番読みやすく、難破線の恐ろしい体験が興味を引きました。
『黄金虫』は、途中までは読みやすくおもしろく感じたのですが、暗号が出てきたあたりから、途端に難しくなった気がします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
物語が動き始めたら面白いんだけど前置きが長いんですわ
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なかなかにレトロな雰囲気が満載。黄金虫の謎解きとか、この手の推理小説好きなちびっことか、あっという間に正解にたどり着きそう。ていうか昔はちびっこ向けの謎解き本みたいなのがけっこうあったよなぁ。今でもあるんかな。しかし、「黒んぼ」の「ジャップ」が、「~そうでげす」とか言ってるという、2重3重の差別表現でぶっとばしてるのとか、なかなか時代を感じさせて趣き深い。
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やっぱり名作です。
当時はどれほど斬新だったんだろう -
かたっくるしいもんだと思っていたけど、
結構読みやすいです。
なんか人間の色んなものを見せ付けられている感があります。
でも、嫌悪感とかはあんまりないです。
どの作品も最後の一文が印象的です。
☆
二回目!
やっぱり好き!
でもやっぱりポーの推理小説はあまり好きじゃないので
黄金虫以外ね。 -
表題作の「黒猫」「黄金虫」は、ストーリーがわかりやすくて、割と親しみやすい印象をもったが、残りの作品はやや難解な印象を受けた。一読するだけでは、意味が掴めず、短編ではあるが、隙間時間にさっくりと読む感じではない。しっかりと本腰を入れて読まないと理解できないように思う。
そういった意味では、薄いながらも読むのに時間のかかる作品集。 -
黒猫は飼っている身としては始めとか途中つらい描写がありました。予想はつくものの、実際それを見たら怖いだろうなと。最後の部分は黙ってればわからなかったのにそこは黒猫の呪いでしょうか。アッシャー家はおどろおどろしいです。ウィリアムウィルソンは一体いつから彼の精神状態がおかしくなってしまっていたのかが気になります。メールストロムは緊張感からか読むスピードも進むにつれて早くなりました。黄金虫は個人的に一番好きな話です。壊れてなかった、寧ろ探し当てちゃうまでが的確に動いていたというところが秀逸です。どれもちょっと怖いけど楽しめました。
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ウイリアム・ウィルソンを読みたくて買いました。ドッペルゲンガーものの元祖をじわじわと制覇しているわ。
黒猫は残酷やから読むのしんどいかなと思ってたんですが、話として普通に楽しめました。はらはらそわそわするよ。