黒猫・アッシャー家の崩壊 ポー短編集I ゴシック編 (新潮文庫)

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レビュー : 107
  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102028049

作品紹介・あらすじ

詩人であり、批評家であり、推理小説の祖であり、SF、ホラー、ゴシック等々と広いジャンルに不滅の作品の数々を残したポー。だがその人生といえば、愛妻を病で失い、酒と麻薬に浸り、文学的評価も受けられず、極貧のまま、40歳で路上で生を終えた-。孤高の作家の昏い魂を写したかのようなゴシック色の強い作品を中心に、代表作中の代表作6編を新訳で収録。

感想・レビュー・書評

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  • 有名な作家さんですが、購入に至ったのは、ドラマ相棒で「黒猫」が取り上げられていたことがきっかけでした。
    きちんと読み込めたのは「黒猫」と「ウィリアム・ウィルソン」の2作品。
    けれど、後者のオチは落とし込めていなくて。わたしには難しい作品集だったかな…

  • まさにゴシックホラー。
    壮麗で神秘的な表現の中に、不気味でグロテスクな描写がたっぷりで、幻想の世界に浸れます。
    むかしに、子供向けの作品集で読んだことがあるはずだけど、このこねくり回したような独白調の語り口が何とも気持ち悪い。
    子どもが読む話じゃねーなと思う。
    非常に読みにくいです。
    が、独特な雰囲気と名作といわれる風格があります。

    解説まで読んで、なるほどねーとなる。
    最近のラノベでも引用されるのですから。

  • 海外作家が描く、怪奇幻想小説(ゴシック・ロマンス)は、昔から日本のそれよりもおぞましさが増して感じられる。眠れなくなるほど心を抉られた。
    黒い影に黒い猫。黒い血が流れたら、ねえ見つけてよと黒い瞳がギラギラし紅い舌がチロりと笑った。
    黒猫=魔女の象徴、という仮説がどこまで彫り込まれているか分からないが、起きている現象は魔女狩りそのもの。呪いであるとか怨念であるとか、そういう見えないものに脅かされながらも、結局私は目に見える人間の狂気だとか心理の方が、圧倒的に恐ろしいといつからか知っていた。
    だから言ったでしょう。幽霊なんかより、生きている人間の方がよっぽど恐いのよ。

  • (  ̄ω  ̄ ;)ンー
    クライマックスまでの前説(?)が長い・・・
    でも、推理小説の祖とよばれるアラン・ポーの作品を読んでよかった

    「黒猫」
    酷いことする奴には報いをっ(-_-)凸!!!
    ・・・黒猫怖っ((;゚Д゚)ガクガクブルブル(笑)
    「赤き死の仮面」 怖ぁ~い 逃れられない・・・ 絡め取られるううう怖っ
    「ライジーア」 美女再生譚
    「落とし穴と振り子」 異端審問時代の拷問 最後は危機一髪っ!!!ε=( ̄。 ̄;)フゥ
    「ウィリアム・ウィルソン」 分身譚 イヤミス?!
    「アッシャー家の崩壊」 鬱蒼とした地方の陰鬱とした館のアッシャー家の神経症に苦しむアッシャー家最後の兄妹
    妹の美女再生譚 暗い・・・ジメジメ感がすごい・・・

  • 本当に久しぶりの再読。

    華やかなパーティーは惨劇に変わり、美しい女性は死体となる。

    ポーの描く世界においては、さまざまなものが死や滅びへ向かっていく。
    それは1つの真実であり、諸行無常とも言えると私は思う。

    今現在の喜びがいつか悲劇に変わるかもしれない、という不安は、闇夜や霧の中に一人きりで放り出された時の気持ちに似ている。

    月が欠けてゆく、夜。自分の姿さえあやふやな。
    そこに、ポーの世界はある。

  • 有名でかつ超短いのに非常に読みにくい。頭に入ってこないなあ。。オチは面白いけど、既に膨大なパロディやパスティーシュがあるので意外性はないかも。

  • 薄い割に、とても時間がかかってしまった。
    時代と翻訳という理由以外に、私自身の理解が及ばないところが、スラスラと読んだミステリ編に比べて多かったのだと思う。

    さて、本作を読んで思ったのは
    怖さであれ、不思議さであれ、
    極限状態に陥った人々の心は
    如何とも形容しがたい状態なのだなと
    それをよく伝えることができているなー
    と感心しました。

  • 「黒猫」「赤き死の仮面」「ライジーア」「落とし穴と振り子」「ウィリアム・ウィルソン」「アッシャー家の崩壊」を収録。
    表紙がかわいくもあり、不安にさせるようでもあり……中身を読んだあとにあらためて見るとどこかグロテスクで魅力的。

    けっこう期待して読みだしたのだけど、「ライジーア」と「落とし穴の振り子」のあたりでだれてしまった。「黒猫」とこのふたつは、語り手がまるで同じ姿かたちをしていそうに思えてくるのがいけなかったかも。これを同じ1冊の中で読むのはつらい。
    訳が固めで真面目なのもあって、つらつらと続く語りはただくだくだしい印象を強めるばかり。描かれる怪奇は光るだけに、語りの幻想性の薄さがもったいなかった。唯一既読の「アッシャー家の崩壊」も、前読んだもののほうがよかったかな。
    その点「赤き死の仮面」は趣も違って、ほどよく詩的で美しかった。こういうのは好き。

  • ポーの代表作6編が収録。
    喜々として読める作品はなく、むしろ背筋がヒヤリとするものばかりだけれど展開も早く読者を引き込ませる。人間の猟奇的な面をはらんだ作品が多い。
    「黒猫」はばっさりと終わるラストが逆に余韻を残す。

    収録作品:「黒猫」「赤き死の仮面」「ライジーア」「落とし穴と振り子」「ウィリアム・ウィルソン」「アッシャー家の崩壊」

  • 表題作よりも、落とし穴と振り子がかなりインパクトが強かった。

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