大渦巻への落下・灯台 ポー短編集III SF&ファンタジー編 (新潮文庫)
- 新潮社 (2015年3月2日発売)
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感想 : 14件
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784102028063
作品紹介・あらすじ
ミステリ、ホラー、ゴシック小説など様々なジャンルで後世に多大な影響を及ぼしたアメリカ最大の文豪ポー。彼は他にSFやファンタジーの分野でも不朽の名作を多く残している。2848年、気球スカイラーク号での旅を描いた「メロンタ・タウタ」、サイボーグをテーマにした「使い切った男」、ディストピアについて描こうとした、彼の遺作で未完成作品「灯台」など、傑作全7編を収録。
みんなの感想まとめ
多様なジャンルを網羅した短編集は、読者に緊張感と驚きをもたらします。「大渦巻への落下」では大自然との戦いが描かれ、思わずはらはらとさせられます。また、「使い切った男」や「タール博士とフェザー教授の療法...
感想・レビュー・書評
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大自然との戦いを描く「大渦巻への落下」やオチが楽しい「使い切った男」、怪しげな雰囲気の「タール博士とフェザー教授の療法」など7編収録。未完の遺作「灯台」が読めるのが嬉しい。→
SF欲を満たしたくて積読棚から引っ張り出したんだけど、私の求めるSFとは少し方向性が違ったのが残念。でもファンタジー寄りの作品は楽しめたので結果オーライ。
というか、モルグ街の殺人などを読んだ時にはそこまで感じなかったんだけど、ポーの文章は私にはちょいと難しい。「アルンハイムの地所」
あたりは難しくて流し読み。オチまで読むとわかるんだけど、そこまで行くのがなかなか難しい(笑)とりあえず解説を先に読んでどういう話か認識してから読んだ。そういう意味では翻訳者さんの解説がとても丁寧でわかりやすく助かったー!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ゴシック編、ミステリ編に続きSF&ファンタジー編。前半の3つと『灯台』だけ拾い読みで良いと思います。『パノラマ島奇譚』が好きな方は『アルンハイムの地所』も読むべきかな。『ポー短編集Ⅳ 冒険編』みたいなのが一向に出る気配がないの、このアンソロのチョイスのせいだろ笑
『大渦巻への落下』
白髪になってしまった青年が、その原因となった奇怪な出来事を振り返る。これまた乱歩の『孤島の鬼』と似通っていますね。中身はまったくの別物で、サバイバル小説。語り手は生存本能よりも知的探求心が打ち勝ったからこそ生き延びた。図らずも人間讃歌になっていることが面白い。
『使い切った男』
今まで読んだポオ作品らしからぬコミカルな雰囲気。これなんでSF/ファンタジー編に入ってるの?と疑問に思っていたら、なるほど(笑)
『タール博士とフェザー教授』
これが本当の狂人の解放治療か!いやしかし現代の精神医療を風刺した夢野久作と保守派のポオでは逆のスタンスだな(すぐに登場人物の言動=作者の思想と決めつけるのは私の悪癖)
『メルツェルのチェスプレイヤー』
これははっきり言ってつまらなかった。プロに完勝する現代のコンピューターをポオに見せたい。
『メロンタ・タウタ』
2848年が舞台の正真正銘のSFだが、物語性がなくこれもつまらん。ちなみに未来予測は大外れ。いや2024年だからまだ断言はできないか…笑
『アルンハイムの地所』
なるほど、これも面白くはないけれど人工楽園系小説の始祖か。個人の資産で8兆円て…
『灯台』
とある灯台守が持ち場の灯台について違和感を抱く冒頭4ページだけで終わる、ポーの遺作?なにこれ、続きが気になりすぎるんだが。特に1.2メートルの厚みは怪しい、死体とか埋まってんのかな。 -
桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1127161 -
大渦巻きへの落下は、面白かった。はらはらした。
灯台は未刊なのか、これで終わりなのか。これでおわりが
良いなあ。考える余地があるし。
使いきった男は、ラストにびっくり。
タール博士とフェザー教授の療法は、びっくりというか、
考えさせられた。
チェスとメロタタウタとアルンハイムは面白いのかそうでもないのか自分にはよくわからなかった。 -
かなり昔の作家だと思うが、本当に今読んでも遜色ない作品だなぁ、と感じた。
そりゃ当然、今の時代の作品の方が洗練されていはいるが、その洗練具合が思った以上に少しで、この時代から文学作品というのは(もしくはエドガー・アラン・ポーが)凄かったんだな、と思った。
特にミステリー編は、流石に奇をてらったトリックはなかったものの、これでエドガー・アラン・ポーはミステリーの開祖なのか、とちょっと衝撃。 -
ポーのSF物短編7作。他の短編集に比べ、SFだけ、好みの分かれるところ。一文が長く難解で、読みづらいものもあった。2020.11.17
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7作の短編が収録されているが、面白かったのは最初の2作のみ。表題作と「使い切った男」の2作。他はどうにもこうにも理屈っぽくて、何が面白くて何を目的にして書かれたものだか理解できなかった。半ば義務感でようやく読み終えた感じだ。
ただひとつ理解できたのは、ポーってかなり理詰めの人なのだな、ということだった。 -
◇ 大渦巻への落下
地球空洞説を背景にして、極地でのアドベンチャー。
◇ 使い切った男
あの人はね……っ、というところで毎回話題が変わって。
実はサイボーグだった、というオチ。
コメディみたい。
◇ タール博士とフェザー教授の療法
精神病棟における、管理者と患者の交代劇。
中井英夫みたいだなぁ。
◇ メルツェルのチェス・プレイヤー
小説というよりは考察。
◇ メロンタ・タウタ
未来から原題を皮肉る。これはよくわからなかった。
◇ アルンハイムの地所
庭哲学。
◇ 灯台
灯台守。 -
まず読みづらい。そして(一般的な意味での)SFを期待して読むと肩透かしを食らう。
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著者プロフィール
エドガー・アラン・ポーの作品
