若草物語 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1986年12月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784102029039

感想・レビュー・書評

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  • 去年、新潮文庫スター・クラシックスで新訳が発売されたんだけど、先に買っていたからこちら優先で。新訳も気になるんだけどなあ。

    久しぶりに安心して読める本だった。温かく見守られながら読んでる感じが心地よい。

    南北戦争に従軍し留守にしている父、寛大な母のもと、四姉妹の生活が描かれている。そこにお隣の少年ローリイやおばさん、その他諸々の登場人物が出てきて交流する中で四姉妹は成長していく。
    少し前までは裕福だったけど、戦争の影響もあり貧しくなりつつある。それでも困っている人に施しをしたり、良い人になろうと自分の弱さと戦う努力している4人の姿が健気で微笑ましい。少女向けの本なので、母の台詞として教訓めいた言葉がたくさん出てくる。"古き良き"時代を感じる言葉もあったり、時代を超えて大切にしたい心構えもあったり…。

    四姉妹っていいな。楽しそう。

  •  「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」という若草物語と作者の伝記を足して2で割ったような映画がとてもよかったので、いい歳して若草物語をはじめて読む。
     説明するまでもなく、南北戦争中のアメリカにあるマーチ家の四姉妹の成長物語である。出版社の求めに応じて教育的な本として書かれただけあり、かなり説教くさいが、古きよき時代(一部の人にとって)のアメリカではこういう家庭が理想とされていたのかなと興味深く読んだ。封建的ともいえるような愛国、忠孝、滅私の価値観の中に、女性の自立や自己実現を織り込んであり、どちらを好む読者も引き付けるようにできている。映画では、成長した次女のジョー(オルコットがモデル)が少女時代を思い返すような筋立てだったので、懐古的な美しさと切なさがあったが、原作はリアルタイムで少女たちが成長する話だった。
     Wikipedia でオルコットの生涯を流し読みしたが、彼女の育った家庭は「古き良き」の真逆をいく変人揃いの革新的な家庭で驚いた。若草物語をどんな気持ちで書いていたかは分からないが、家庭的な愛情はあっても世間の価値観とはかなり隔たりのある風変りな家庭で育った者によくあるように、親に対して愛憎複雑な感情があったのではと思う。どうしようもない父親とその家庭を支えるために一生懸命理想的な家庭像の物語を書いていたと思うとかなり泣ける。変な親だろうが、貧乏だろうが、健康を損なおうが、それをものともしないオルコットに尊敬を覚えた。

  • もっと若くて、もっと純粋な時に読みたかったなと思った作品

    出てくる人全てが純粋で、向上心があり、人のためを思っている。

    四姉妹がそれぞれ自分のいけないところを反省するときや、お母さんやお父さんが四姉妹にあてて送る台詞だったり、全てメモを取りたいくらいだった。

    何年経っても名作に選ばれる理由がよくわかる。

    図書館で借りたけど、本棚にしまいたくて購入しちゃいました。

  • 世界の名作を読むGW最終日。

    生きることは楽しいことばかりじゃないし、生まれも環境も、色々と子どもには自分で変えられない運命もあって、その中でもがきながら楽しみ、幸せを見つけていくストーリー。生きる勇気とか、幸せの見つけ方を教えてくれる。
    ヨーロッパの作品かと思いきやアメリカの作家さんの作品でした。アメリカは多民族国家だから、この物語の中にも色んな価値観や多様性が出てくる。

    読み終わりはスッキリ、ハッピーエンドが嬉しか感じる清々しいものでした。

  • グレタ・ガーウィグ監督の映画が最高だったので、原作を読んでみた。
    新潮文庫から出ている松本恵子訳。
    かなり古い訳です。登場人物のせりふが「~ですわ!」「~したまえ」という調子。
    グレタ・ガーウィグの現代的な解釈から入った自分は最初ちょっと違和感を覚えました。
    が、その文体に慣れてくると、グレタ・ガーウィグ版が原作にきわめて忠実なことがわかりました。

    内容はいわずとしれた四姉妹の日常と成長を描いたお話。
    育ち盛り・わがままざかりの女の子たち(+男の子)の描写が見てきたようにリアル、というか、オールコット自身とその家族をモデルにしているので本当にリアルです。
    年相応に失敗したり争ったり泣いたりしながらも「善く生きよう」とする様子が、ほほえましくも胸打たれます。じぶんもちゃんと生きねば、と思わされます。
    この本における「善く生きる」はキリスト教的な道徳が色濃く、なじみづらい部分もあるんだけど。若者たちの描写にリアリティがあるので、文化の違いを超えて共感できました。
    <https://indoor-continent.blogspot.com/2020/10/9.html>

  •  児童文学1冊目は、やっぱり本がボロボロになるまで何度も読んだ『若草物語』から。どのエピソードも大好きで、情景が鮮明に頭に浮かんでくる。冒頭のシーンはまるで本当に絵画を眺めているよう。特に好きなのは散々な昼食会や巡礼ごっこ、憧れの塩漬けライムなど。
     教訓がたくさん詰まっているのに決して説教めいておらず、貧しくても日々の生活を姉妹で楽しく勤勉に過ごしているところに憧れを感じる。
     訳が古いのと挿絵がないのが気になるので、やはり児童文学は児童向けで読まねば。昔読んだものは、戦慄のエイミィ川ポチャシーンや鼻洗濯バサミなど素敵な挿絵がたくさんあった。これぞ!と思える『若草物語』に出会いたい。

  • 如何なる才や富よりも、家を温かく楽しくすることこそ最も大切である事。
    そのための勤勉勤労の素晴らしさ。
    誠実であることの尊さ。

    今を生きる人が道を見失ったら、何が大切が思い出せなくなったら、今一度読んでほしい名作です。

  •  四人姉妹の物語に興味を持って読み始めたが、思ったよりも好きになってしまい連続で二周した。慎ましい暮らしなのに鮮やかで楽しく感じてしまうのはなぜなのか。何気ない生活だけど、そこには大切なものが詰まっている。何度でも読み返したい物語だった。他の訳も読みたい!

  • 綺麗な言葉遣いに風景描写。性格は違えど全員愛を与えられながら同じ場所で育ったことが伝わってくる。四姉妹の中で自分を重ねるなら、貴婦人を目指そうと背伸びしつつもどこか抜けているエイミー。

  • 自分の少女時代以来、久しぶりに引っ張り出して読んだ。ライムの砂糖漬けやクリスマスの賑やかなご馳走の描写などなど、案外覚えていた。自分は彼女たちの年齢をとうに超えているというのにああなりたいなと思わせる素敵な人間性が4人それぞれにある。。シスターフッドの話でもあったんだなあ。また10年後くらいに読もうかな

  • 『若草物語 -恋する姉妹と恋せぬ私-』(原案)
    日本テレビ/毎週日曜放送
    2024年10月6日から

  • 大人になって改めて読んで心が洗われた。出版から200年近く経っても色褪せていない。何度でも読み返したい。ライムの砂糖漬けを作ってみたくなった。

  • 海外名作として一度読んでみたかった作品。姉妹それぞれの人間らしさに、とても親近感が湧いて楽しく読めました。大人になっていく過程で心の中に生まれてくる感情は、国を超えて共感出来るものなんだなとも思いましたし、文化は違えど、家族愛って素晴らしいです。良き読書体験でした。

  • 2021.07.31 #026

  • 素直で清らかで健全で、読んでいる時も読み終わった後も、心穏やかになれる作品でした。
    尊敬できる両親と、支えとなる神の教え、そして温かく見守ってくれる隣人の老紳士や召使い。
    金銭的には貧しくても、心豊かに真っ直ぐ育つための環境が最初から整っている状態ですが、だからこそ過度に心乱されることなくするする読めて、個人的にはとても良かったです。
    四姉妹ひとりひとりが、父不在の中で心身を成長させていく一年間、クライマックスの、それぞれがどのように変わったか、その変化がとても気持ち良くて、幸せな気持ちになりました。
    心がとげとげた時には、また読み返したいです。

  • お母さんが素晴らしい。日本訳がすごい昔風で違和感があったけど、読み進めていくうちに気にならなくなりました。三女のベス、私は病死すると思ってたんだけど、勘違いだった…。

  • NDC(8版) 933

  • 2020.9.21

  • 原作読み途中で映画を見に行ったけど、映画の方が断然好きでした︎。ストーリーが多少書き換えられてる(?)のもあるけれど、文章よりも演技の方が自分には訴えかけられものがあったのかな。一人一人が一生懸命悩んで生きてる姿がとても魅力的だった✨✨ 原作が完結してないっていうのは驚きだった。続編読みたいけど手に入らない

  • 絵に書いたような幸せな暮らし。羨ましいし新鮮だし。
    でも新鮮に見えると言うことは今の暮らしがどれだけ無機質なんだろうと色々考えるところがあります。

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