クリスマス・カロル (新潮文庫)

著者 :
制作 : 村岡 花子 
  • 新潮社
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本棚登録 : 1326
レビュー : 159
  • Amazon.co.jp ・本 (151ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102030080

感想・レビュー・書評

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  • 図書館から借りました

     ファンタジー。
     ケチで冷酷で人間嫌いのエブニゼル・スクルージ。
     彼はクリスマス・イブに「過去・現在・未来のクリスマスの幽霊」三人に逢い、改心する。

     お説教物だけれど、おもしろい。ロングセラーだけある。
     ただ、スクルージは三人にあってゆっくり改心するのではなくて。
     一人目でかなり良い子(いい老人)になっている。
     過去。優しい雇い主がくれたクリスマスパーティや、恋人との別れ、妹のこと。
     それだけで、もうだいぶぐらぐら。
     現在。甥っ子の楽しげなパーティーを見たり、従業員の息子が重い病なことを知り、胸を痛める。
     未来。死んだ自分を悼んでくれる人がいない、という未来。

     食べ物の描写のユニークさ。
     テンポの良さ。
     軽快さがあるからお説教は重くならない。読みやすい。
     150頁ぐらい。

  • 翻訳が最悪。読みにくい。原書を読んだ方がまし。

  • 幽霊によって改心していくスクルージ老人。自分だってもしあんなものを見せられたら心変わりするだろうと、老人の心境変化には共感が持てました。少しずつ今までの自分が恥ずかしくなっていく老人が微笑ましかったです。しかしラストはすごいですね。自分の結末を知ってしまって、それを必死で否定するかのように人々に優しく勤めようとするスクルージ老人は、見ていて痛々しかったです。結局、老人の未来はああなったけれど、もし、結末は変えられないまま、絶望だけを見せつけられたのだとしたら、これほど残酷なお話はないと思います。むしろ、その残酷さゆえに手心加えたのかなと邪推さえしてしまいました。

  • 1843年刊行のディケンズの出世作。
    目先の金銭的利益ばかりを追う人間への警告的なお話。
    人情を是とするディケンズの性格がよく表れていると思います。
    しかしまあ、幸福の定義について溢れるほどの選択肢がある現代では、
    人情の尊重が全ての人々にとっての100%の解にはならないのでしょうね。

  • 小さい時に見たディズニーのクリスマス・キャロルが怖かった。読みながら、棺桶と、杖と座る人のいなくなった椅子のイメージを思い出した。そもそも当時の私はストーリーを理解できなかったし、しゃべるドアノブや地獄や鎖なんかが強烈すぎて、それしか覚えていなかったのだ。こわなつかしい。ディズニーのクリスマスキャロル、また見たい。

  • いつかこんなことを体験することがあったら、きっとそれは素敵な人生に違いない。

  • 子供に読んであげるにはうってつけ。どうしても都合が良いなと感じてしまう。

  • ケチで冷酷で人間嫌いのおじいさんが昔の友人の幽霊と3人のクリスマスの幽霊の手によって改心するお話。

    ディケンズなんて難しそうだなあと思っておりましたが、人物の描写が巧みで、幽霊たちもチャーミング!ユーモアあり涙ありのお話でした。

    欧米の人達にとっては、クリスマスというのは本当に特別で、大事な日なんだなというのがわかりました。

    読み終わったときは、ちょっと遅いクリスマスプレゼントをもらったような、じんわり温かい気持ちになりました。

  • ストーリー自体は、子どもむけの本やディズニーの映画などでなじみ深いのだが、原作をきちんと読んだのは、おそらく今回がはじめて。
    今の世の中でこそ読まれなければいけない話しなのかもしれない。
    幽霊に出会う前のスクルージさんが溢れている気がしてならない。
    花岡さんの訳は良いのだか、さすがに古い言葉づかい、言いまわしなので、読みづらいことは否めない。

  • イギリス文学!!!!といった感じ。

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