クリスマス・カロル (新潮文庫)

著者 :
制作 : 村岡 花子 
  • 新潮社
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本棚登録 : 1327
レビュー : 159
  • Amazon.co.jp ・本 (151ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102030080

感想・レビュー・書評

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  • 『クリスマス・カロル』(ディケンズ、村岡花子訳、1952年、新潮文庫)

    世間から嫌われた老人がクリスマスに起こった不思議な体験によって変わっていく様子を描いた、イギリスの文豪・ディケンズによる名著です。
    「変わっていく」というよりは、昔の自分に戻っていくといったほうが正確かもしれません。

    歳を重ねるとともに、失ってしまう昔の美しい思い出。
    昔とは変わり果てた自分…。
    昔の思い出を大切にし、まわりのひとに優しくしなければと思わせられる一冊です。

    (2009年1月3日)
    (2009年12月13日)

  • 創作のネタのため…というわけではないですが、歴史的文学小説だったので買ってみました。
    ケチなスクルージおじさんが、クリスマスの夜に、過去・現在・未来を見て自分のことを振り返ると言った物語です。
    誰しも何度か自分を振り返ったり、先を見据えたり・・・それによって不安になることも多いのではないか?と思いました。
    クリスマスの奇跡…素敵です。

  • 「伯父さん!」て甥っ子に咎めるように呼びかけられて、
    「甥よ!」
    って返す時点で、スクルージがイメージと全然違ってちょっと驚く。いやな奴っていうより頑固、かたくなでケチで強欲で人嫌い。・・・いやな奴か。でも意地悪ではない。
    はしゃぎっぷりの切なさ。

    作者が読者に語りかける構造ってあまり読まなかったので面白い。
    友達が「もうすぐ幽霊来るから」って予告したんだと思ってたら彼の手引きで幽霊が来てくれるらしい。面白い。

    最後の幽霊の優しさ。
    ぴかぴかした情景と結構暗い運命のはなし。
    実は友情の話。
    意外に訳が好みだった。

  • 金銭のためだけに生きるある一人の老人が、過去・現在・未来のヴィジョンを目撃することで「幸福とは何か」を再考するお話。メメント・モリ。経済成長やイデオロギーによる幸福神話が崩壊し、都市生活によって個人の孤独が顕在化された今の社会に生きる私たちにも、この作品のメッセージは深く響く。今年ディスニーによる再映画化が行われたのもむべなるかな。この季節にオススメの一冊。

  • 本屋の結構目立つところにおいてあったので、購入しました。
    有名なお話だったとは知らず..
    読みやすく、面白かったです。
    主人公が、幽霊に導かれ、やさしく、いい人間になっていくところが読んでいて素直に気持ちが良かったです。

  • やり直せないことなんて、実は意外と少ないのかもしれない。ほとんどのことはそう「思い込んでいる」だけで、本当はいつだってやり直せるのかもしれない。過去を振り返り、未来を想うスクルージの姿を見ていると、そう思いました。彼のクリスマスの精霊に対する態度が少し愉快で読みやすかったです。数年経って読み返すと、また新しく思うことがあるのかもしれない。

  • 『私は過去、現在、未来の教えの中に生きます』

    古いからとか、名作と言われているからとか、そういったバックグラウンドなしに読んでいたらどう思ったんだろう、と考えさせられるあたりが名作たる所以なんだろう。たった100円でいいものを拾った感じ。クリスマスが嫌いな人におすすめ。

  • クリスマスと言えば、この話、というほど有名な作品
    何回か映画化とかされてるけど個人的には昔のディズニーがミッキーでアニメーション化した映像作品が一番好き
    新潮の訳はやっぱ古いからそれより新訳で読んだほうが面白いと思う

  • 久しぶりに夢中になって一気に読みきりました。面白かった…!
    確かにキリスト教の教訓や精神を前面に押し出したお話だけど、ひとりの冷え切った心を持った残酷なおじいさんが過去・現在・未来の自分を改めて辿っていくところは、氷が掌で溶けていくような感覚を味わっているみたいでした。
    ディズニーの印象が強すぎて、第一章はずっとアヒルさんに脳内変換されてしまった。

  • この本は今ちょっとよみたいなぁっておもってるやつ!!

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