クリスマス・カロル (新潮文庫)

著者 :
制作 : 村岡 花子 
  • 新潮社
3.59
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本棚登録 : 1327
レビュー : 159
  • Amazon.co.jp ・本 (151ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102030080

感想・レビュー・書評

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  • せっかく劇をしたので原作も読んでみた。
    幽霊と見てまわるエピソードが思った以上に細かかったのは面白かった。
    ただ、私はいまだにスクルージさんがこんなにあっというまに回心したのがどうも腑に落ちてない。もともとそんな悪い人じゃなかったってことなのかな?

    (以下思考の痕跡)
    仮説としてスクルージさんがあんなに冷たい人間だったのは、自分の殻に閉じこもって周りを全然見てなかったから、とする

    幽霊たちは、スクルージさんに周りの世界を見せた。
    そのことによって、自分がしてきたことを客観的に見れるようになって、悔い改めた。

    のか?

    うーん。
    でもよく考えたら、私も過去とか、現在とか、未来とかを幽霊と一緒に見てまわったら、見たくない自分の光景とか気づきたくない過ちとかにいたたまれなくなって、悔い改めるかもしれないなぁ。

  • ●英
    訳がちょっと読みにくかったけど。

    確かに、クリスマスにちょっと触れたくなる、心温まる話。
    人に優しくしたくなる。

  • ディケンズ「クリスマス・カロル」新潮文庫

    街にはイルミネーションが輝き、近所のスーパーでは松任谷由実の「恋人がサンタクロース」が流され、ホームセンターにはツリーやリースが並び、洋菓子屋ではケーキの予約注文を受け付けるなど、にわかに街が色めいてきました。

    クリスマスが今年もやって来る〜♪

    そんなクリスマスを馬鹿げていると一蹴するスクルージ。

    それなのに、ラストには思わず「どうした!どうした!スクルージ!」と言いたくなります笑

    なんとなく、こうしなさい、ああしなさい、という説教くささもあります。イエス様々な雰囲気ですね。

    32頁の鎖のくだりのところで、
    「Title of mine」/BUMP OF CHICKENの歌詞を思い出しました。

  • 何年かに1回、クリスマスシーズンになると読みたくなる。もう4度目かな。

  • 紅茶さんのレビュー
    http://booklog.jp/users/suimyaku/archives/1/4001145510
    を読んで再読したくなった.手元にあるのは1983年発行の50刷.訳注も解説もない版.

    あらすじだけみれば,読む気がしなくなるような話だが,読み始めるとそこはディケンズ,ぐいぐい読まされてしまう.そして,若い時に読んだよりもずっと心にしみるところがあった.私のような異教徒にとってこの本における善人には違和感を感じる部分はあるのは事実だが,一年に一度くらいお祝いの気分の中で互いに他人を思いやる気持ちになる日があってもいいのかなと思わせるものがある.(日本だとお正月かな.でもテレビがついてるとすべてが台無し).街が静まり返り,皆なが家族で過ごすヨーロッパのクリスマスを思い出した.

  • 感動しなかった私は、どうしたらいいんだろう。
    いいおじいさんになってよかった。

  • これも高校時代の課題図書、10年ぶりに読み返してみた

    ケチなスクルージ老人は、クリスマス・イヴの夜、相棒だったマーレイの亡霊と対面し、翌日から彼の予言とおり行動し、暖かい心に入れ替わる。そんな頑固じいさんを改心させてくれる幽霊が本当にいてくれたらいいなと思った。10年前はこんな感想言わなかっただろうな笑

  • 幽霊によって改心していくスクルージ老人。自分だってもしあんなものを見せられたら心変わりするだろうと、老人の心境変化には共感が持てました。少しずつ今までの自分が恥ずかしくなっていく老人が微笑ましかったです。しかしラストはすごいですね。自分の結末を知ってしまって、それを必死で否定するかのように人々に優しく勤めようとするスクルージ老人は、見ていて痛々しかったです。結局、老人の未来はああなったけれど、もし、結末は変えられないまま、絶望だけを見せつけられたのだとしたら、これほど残酷なお話はないと思います。むしろ、その残酷さゆえに手心加えたのかなと邪推さえしてしまいました。

  • イギリス文学!!!!といった感じ。

  • 彼はこの善い、古い都にも、または他のいかなる善い、古い都にも、町にも村にも、この善い古い世界にもかつてなかったくらいの善い友となり、善い主人となり、善い人間となった。人によっては彼が別人のようになったのを見て笑ったが、彼はそういう人たちを笑うがままにしておき、少しも気にかけなかった。彼はこの世では何事でも善い事なら必ず最初にはだれかしらに笑われるものだということをちゃんと知っていたし、またそういう人々は盲目だということを知っていたので、おかしそうに眼元にしわをよせて笑えば盲目という病気がいくぶんなりと目立たなくなるだけ結構だと考えていたからである。

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