百年の孤独 (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (672ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102052129

作品紹介・あらすじ

蜃気楼の村マコンドを開墾しながら、愛なき世界を生きる孤独な一族、その百年の物語。錬金術に魅了される家長。いとこでもある妻とその子供たち。そしてどこからか到来する文明の印……。目も眩むような不思議な出来事が延々と続くが、予言者が羊皮紙に書き残した謎が解読された時、一族の波乱に満ちた歴史は劇的な最後を迎えるのだった。世界的ベストセラーとなった20世紀文学屈指の傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 淡々と語られるエピソードに興味を惹くものやそうでないもの織り交ぜながら100年の栄枯盛衰を眺めることがきる物語。数多くのエピソードに人物を絞ることが難しく理解が追いつかないので、気分転換に他の本を読みながら進めていくうちに他の本は6冊読んでました。
    これほどまでダイブできずに浅瀬へとはじき出されてしまう疎外感を感じる小説も久々でした。当方の読解力と集中力がないのが原因なんですけどww

    始祖の母であるウルスラが際立ってました。夫とともに「マコンド」とゆう村を作り子供たちが生まれ7代ぐらい続くのですが、100年で7世代とゆうと短命に思えてしまうなかウルスラは軽く120年以上は生きており、やしゃごの面倒まで見てるとかで凄すぎる。ウルスラの長男は巨根で放浪癖あったり、次男は未来予知できるとかだけどロリコンだし・・
    ジプシーたちがもたらす空飛ぶ絨毯とか錬金術といった魔術が普通に語られ幽霊も登場しますが、異世界転生もので慣れているので違和感を覚えず風景の一部に溶け込んだ世界観でした。
    始祖の奇行は滑稽に思えました。
    近親間での結婚は豚のしっぽが生えた赤ん坊が生まれるとゆうことで、一族に赤ちゃんが生まれると先ずはそこをチェックすることが伝統になっており、婚姻の相手は血のつながらない者に限るって家訓ができるのですが・・・

    認識阻害効果抜群でやたらとでてくるアルカディオにアウレリャノ。彼らは子孫たちなんですけど。。。
    罪深い連鎖が続いていくような感じがするし、一人孤独に死んでゆく人が多いのが特徴です。

    女性たちの人生にも思いを馳せるところが多く、中でもアマランタとレベーカの話には深くダイブすることができました。貰われっ子のレベーカと姉妹同様に仲良く暮らしていたところに魅力的な男子が現れて二人は恋に落ち三角関係からの嫉妬や策略が凄まじい。彼がレベーカと結ばれることになったのですが、結婚式を妨害し延期させたり、そのうちレベーカが心変わりしたりと目まぐるしく、最終的にアマンタは意中の彼から求婚されるのですが応じないとか。女心の複雑さ、罪悪感なのか復讐心なのか幸せになることを拒み続けて不器用に独身を通して散った姿は、人を幸せにできない宿命を憂いたように感じました。

    WEBにある「百年の孤独」読み解き支援キットをDLして読んでましたけど、集中切らすと深部へと辿り着かずに浮き上がってしまう物語で、息が続かないのです。
    底に眠るアコヤ貝に手が届かずに嘆くヘタレの海女さんのような気分を味わいながらの読書でした。
    そんななか、人から理解されないことが一番の孤独じゃないかなと、ふと思いました。
    収穫した葡萄を踏む乙女らの歌声や笑い声が聴こえてこない不毛の大地に一人残された孤独が何気にホラーに感じてしまう読後感でした。

    • かなさん
      つくねさん、こんばんは~!
      間に6冊読みながらも、読了しちゃえるって
      つくねさん、凄いですねぇ…もう尊敬しちゃいますっ!!
      最近私はあ...
      つくねさん、こんばんは~!
      間に6冊読みながらも、読了しちゃえるって
      つくねさん、凄いですねぇ…もう尊敬しちゃいますっ!!
      最近私はあきらめが早くて、
      ちょっと、難しかったりして読書のペースが落ちると
      今まで読んできた本は読まないってことも
      あったりします(^-^;
      2024/09/20
    • つくねさん
      いえいえ、そんなこんなで1ヶ月ぐらいかかってます。
      かなさんのペースからすればポンコツですよww
      そんけーしちゃうのは、かなさんのほうですw...
      いえいえ、そんなこんなで1ヶ月ぐらいかかってます。
      かなさんのペースからすればポンコツですよww
      そんけーしちゃうのは、かなさんのほうですw
      2024/09/20
  • 南米コロンビアのノーベル賞作家マルケスの代表作。未開地を切り開きマコンドの町を作ったブエンディア家。ブエンディア家とマコンドの100年に及ぶ、繁栄と滅亡の物語。現実と虚構が絡み合い、生々しく、滑稽で、哀しい人間模様が描かれる。エンディング、読了感も良かった。
    章立ても特に無く、同じ名前の登場人物が沢山出るし、奇想天外の展開に戸惑いますが、読み進めるとなんとかなります。筒井康隆さんの解説も良かった。

    • きたごやたろうさん
      私の本棚に「いいね」をして頂いてありがとうございます。
      「きたごやたろう」と申します。
      よろしくお願いします。
      私も、この「ブクログ」で話題...
      私の本棚に「いいね」をして頂いてありがとうございます。
      「きたごやたろう」と申します。
      よろしくお願いします。
      私も、この「ブクログ」で話題になったこの本を読む順番がまわって来ましたので、読み始めます!
      2024/09/19
    • ポコニャンさん
      きたごやたろう さん

      コメント、ありがとうございます。

      取っ付きが難しいですが、独特な世界観が楽しめますよ。
      きたごやたろう さん

      コメント、ありがとうございます。

      取っ付きが難しいですが、独特な世界観が楽しめますよ。
      2024/09/19
  • ウルスラが語る一族の歴史のような
    壮大な物語
    ウルスラは、たびたびつぶやく
    「この家の人間はみんなそうなのよ、生まれつきおかしいんだわ」
    「時間というものはぐるぐる回っている」
    想像はできていたが、最後は泣けてきた!
    誰もが孤独であったことは確かで、今、生きているどんな人であろうとも同じだろうなと思う
    自分も孤独の中で歴史に埋もれている
    最後まで読むのをやめられなかった!どんどんのめり込んでしまった!過去にそこにいたかのように!

  • 年を越さずになんとか読み終えました。
    恐らく9月頃から読み始めたと思いますが、
    いかんせん理解するのに時間がかかり、
    そこへ同じ名前の登場人物。。。
    ただでさえカタカナ名前が苦手な私にとって
    理解するのに何十倍の時間を要しました。

    そうは言いますがこれまで経験した事がない独特の世界観はとても楽しめました。

    ちなみにNetflix でドラマが始まった様でそちらも視聴してみたいです。

  • マコンドの村に入り浸っていた1週間、最初こそ家系図と睨めっこしつつ、果たして最後まで行きつけるのだろうかと不安でもあった。
    しかし、すぐにこの村と一族に魅せられて、この村で起こる数々の不思議な出来事を、不思議とも思わないでいられる村の一員として読み続けることができた。
    読み終わった後、読書の幸福というものは、こういうものであるのだなと再認識。

    これは決してブエンディア家の男たちの武勇伝ではなく、ブエンディア家を構成している家族の物語である。
    したがって、その家族を作り上げるのは当たり前だが、男と女なのであり、当たり前だが男と同じように女が人間としての魅力に溢れ、突拍子もなく、自分の人生の主導権を握っている。
    そして孤独である。
    女たちが、人間の面白さ、深さを体現して重要な役割をちょうど半分担い、この物語の重層的な魅力となっている。

    書いてみるとあったりまえなのだけど、そこにガルシア・マルケスの大きさというか、本物さと言ったらよいのか、懐の深さというか、世界を見る目の曇りのなさというか、そういうものを感じた。

    視野が狭くてこだわりの強いせせこましい男性中心主義的なものを吹っ飛ばす器の大きさ。

    男たちは同じ名前の繰り返しでブエンディア家の辿る宿命を体現するのに、女たちは唯一無二の名前を持つ場合が多い。
    なかでもアマランタの孤独の深さといったら。アマランタが私の一番のお気に入り。
    アマランタだけでない。
    ペトラ・コテスの愛の深さといったら。ピラル・テルネラの世捨て人ぶりったら。そして、レメディオスの天衣無縫ぶり!さらに、ウルスラ・イグアランの存在感!
    この魅力ある女たち!

    こんな小説体験はなかなか無いなあ。癖になりそう。

    Netflixのドラマ化、「三体」がすんばらしかったので、「百年の孤独」もぜーったい面白いと思う。マジックリアリズムの映像化期待しかない。
    読んでおかないと、誰が誰だかわからないと思う。なんせ、名前が…笑
    先に読めてよかったです!

  • 丸善で平積みされていた本!
    ノーベル文学賞受賞作家の世界的ベストセラー作品!!

    蜃気楼の村マコンドの栄枯盛衰と、町を開拓しながら愛なき世界を生きるブェンディアの一族の100年にわたる物語!!!


    しかし私にとって本作は眠りに落とす本No. 1!

    文字がびっしり、似通った名前の登場人物達そして荒唐無稽の急展開の数々!
    それを本編600ページオーバーというボリュームでとなると9月頃から読み始めお茶をこぼし、遠くの街のcafeに忘れたりと散々な状況で、ブクログを始めて10年以上になりますが初めて読破断念のギブアップを、しようかと何度も思いました。

    cafeに忘れたのは潜在意識が自分にはまだ早いと思っての事では?と勘繰るくらいに、今の私には厳しい読書期間でした・・・
    (終盤,読んでて眠くなる自分にイライラしてました。)


    併せて、面白いと思う小説家の人達が工夫に工夫を重ねて読みやすくしてくれているんだなぁ思い至ったのが良かった事です!

    • ヒボさん
      ヒューイチさん、こんばんは♪
      そして、はじめましてですね。

      まずは読了お疲れ様でした(´・ω・)っ旦~
      凄いです!
      尊敬します!
      私も積ん...
      ヒューイチさん、こんばんは♪
      そして、はじめましてですね。

      まずは読了お疲れ様でした(´・ω・)っ旦~
      凄いです!
      尊敬します!
      私も積んでます!
      いや、88Pで止まったままになってます…

      断念しようかと悩みながらも、
      いつか、きっと、そのうちに…
      2024/11/11
    • ヒューイチさん
      おびのりさん
      コメントありがとうございます
      この本の全体的な評価が高かったので眠くなるのは私だけ?と不安でした。
      同じような人がいて安心しま...
      おびのりさん
      コメントありがとうございます
      この本の全体的な評価が高かったので眠くなるのは私だけ?と不安でした。
      同じような人がいて安心しました!
      2024/11/12
    • ヒューイチさん
      ヒボさん
      こちらこそはじめまして、コメントありがとうございます。
      共感者がいて安心しました。
      断念するのもにも勇気が必要だと思います。私には...
      ヒボさん
      こちらこそはじめまして、コメントありがとうございます。
      共感者がいて安心しました。
      断念するのもにも勇気が必要だと思います。私にはその勇気が無かっただけかと思います。
      2024/11/12
  • 南米コロンビアのノーベル賞作家の本作。同一人物名だらけとの噂で、難解なイメージから敬遠していましたが、読んでみるとキャラも立っていて意外に読みやすかったです。それよりも、あけすけな性描写から他人に勧めるのが憚られるのがなんとも……。ただ、個人的な感想は、圧巻の一言ですね。

    内容は、架空の町マコンドの創設から滅亡に至る、ブエンディア一族の百年におよぶ盛衰を描く物語。登場人物の名前は、まるで読み手を煙に巻くかのような”アウレリャノ”や”アルカディオ”だらけ。そこに、現実に幻想が溶け込みながら進行するマジックリアリズムの手法を用いて、ときに時間や空間を前後しながら紡がれる内容は、まるで作中の「文学は人をからかうために作られた最良のおもちゃである」を地で行くかのようでした。そして、ラストは驚きの伏線回収に至り、とんでもないものを読んでしまったとしばらく放心状態になりました。とても素晴らしい傑作ですね。『百年の孤独』というタイトルは、ストーリーが100年以上なのでブエンディア家のことというよりも、人の寿命が大体100年と考えると、読者に向かって人生の無常感を突きつけてきているように思いました。

    なお、巻頭の家系図は壮大なネタバレになっているので、無い方がいいでしょうね。

    ところで、マジック・リアリズムというと、ロシアのブルガーコフの名作『巨匠とマルガリータ』を思い出しますが、その驚愕の奇想天外な描写と異なり、本作は人々の日常に溶け込んだ形で描かれているのが特徴で、誰もが自然とそれらの現象を受け入れていたのがとても印象的でした。

    正誤:
    原文が分からないので、間違いとは言いきれないですが、以下の文章が気になりました。

    P620の9行目(2刷)
    ラファエル・エスカロナ作るところの歌を演奏していた。母親に向かって上げたために片腕がちりちりに焼けただれた亭主が

    ラファエル・エスカロナが作るところの歌を演奏していた。母親に手を上げたために片腕がちりちりに焼けただれた亭主が

  • 私は家に古い版があるので文庫本では読んでいないのですが、『百年の孤独』関連書はいくつか読んだのでメモとして登録します。
    ※ガルシア=マルケスのことはガボさんと記載しています。

    【百年の孤独 感想】
    https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4105090011#comment

    【マコンドを思わせる町が出てくる話】
    ❐短編集『エレンディラ』
    ・『エレンディラ』
     アウレリャーノ大佐の初体験及び初恋の少女娼婦。
    ・『失われたときの海』
     アメリカ人実業家。
    https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4480022775#comment

    ❐『落葉』
    ・中編『落葉』
     ガボさん処女作。ガボさんの祖父・母・自分自身をモデルにした、マコンドに住む三世代の独白。
    ・短編『マコンドに降る雨を見たイサベルの独白』
     『落葉』から独立した短編。
    https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4105090097

    ❐短編集『青い犬の目』にも収録されています。
    ・『マコンドに降る雨を見たイザベルの独白』https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4828840095#comment

    ❐『ママ・グランデの葬儀』
    ・『大佐に手紙は来ない』『最近のある日』『この町に泥棒はいない』『モンティエルの未亡人』『バルタサルの素敵な午後』『土曜日の次の日』
     寂れかけた頃のマコンドを思わせる。
    ・『火曜日の昼寝』レベーカが射殺した強盗の母と妹がマコンドに来る
    https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4087600793#comment

    ❐『族長の秋』
     ガボさんが「もしアウレリャーノ大佐が権力を握ったなら、『族長の秋』の大統領のような孤独な独裁者になっただろう」と言う。
    https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/408760621X

    【伝記、インタビューなど】
    ❐自伝『生きて、語り伝える』
     半生、『百年の孤独』や他の小説で語られるエピソードの元となった実体験、バナナ農園虐殺のことなど。
    https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4105090186#comment

    ❐インタビュー『グアバの香り』
     ガボさんの親友でジャーナリストのメンドーサによるインタビュー。百年の孤独』や他の小説で語られるエピソードの元となった実体験、ラテンアメリカと欧米の違い、百年の孤独の登場人物について、政治のことなど。
    『百年の孤独』のことを「ホットドックのように売れすぎてしまった。身内へのちょっとしたサインを批評家があれこれ言っててちょっと違和感」という言葉はこちらにて。
    https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4000226371#comment

    ❐バルガス=リョサ(以下「マリオさん」)によるインタビュー『疎外と叛逆』
     三部構成。1967年9月に行われた、39歳のガボさんと31歳のマリオさんの対談。マリオさんによるガボさん書評。29歳の時のマリオさんへのインタビュー。
     ガボさんの「自己矛盾を起こさない作家など独断的作家に他なりません」はこちら 笑
    https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4801000231#comment

    ❐バルガス=リョサによる『ガルシア・マルケス論 神殺しの記録』
     マリオさんが、『百年の孤独』を中心としてガボさんの全作の研究解説と、マリオさん自身の小説論を語っている。
     ガボさんマリオさん喧嘩により絶版だったが、日本では2022年に再販!(^O^)
    https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4801006752#comment

    ❐”公式”伝記作家ジェラルド・マーティンによる『ガブリエル・ガルシア=マルケス ある人生』
     関係者証言や、写真も多数。自伝語ったのは「公的な人生、私的な人生」だとしたら、伝記作家が語るのは「秘密の人生」。 https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4000615882#comment


    ❐ガボさんからの挑戦?「僕が驚くのは、この本を出したあと僕が見つけた42の矛盾と6つの重大な誤りについても誰一人指摘する者がいなかったということだ」について。
    せっかく作者からお題を出されたので探してみましょうか。
    ・ホセ・アルカディオ兄ちゃんが帰ってきてレベーカに「お前も、なかなかいい女になったな」というが、初対面ですよね。
    ・ホセ・アルカディオお兄ちゃんが死んだ後のレベーカは家に閉じこもり、再び出てくるまで彼女の姿を見たのは「くすんだ銀色の靴と小さな花の帽子で郵便局に行った」ときと、「押し入ろうとして一発で射殺された泥棒(その後「火曜日の昼寝」で母と妹が書かれている)P105となっている。11章P168から母と妹を呼び寄せようとしたアウレリャーノ・トリステが家に行き銃を突きつけられるが生きていた。
    ・ピラル・テルネーラの年齢は、ウルスラさんの年齢と同じくらいのはずだけど、100歳くらいで死んだウルスラさん死後もかなり生きている。さすがに長生きし過ぎでは。
    ・アウレリャーノ大佐が戦争に行ったときに、「アウレリャーノの息子たちは、最も年長の者でさえ35歳までは生き延びることはできなかった」と書かれている。だけどアウレリャーノ・アマドルはさすがに40代半ばじゃないか?って思うんですよ。アウレリャーノたちが襲撃された時は、アウレリャーノ・アマドルは若くても20代なかば、当時まだ幼かったデカダンス男ホセ・アルカディオの成長を考えると、20年くらい経ってると思うんですよね。

    などと探してみました。
    とはいっても、ガボさん自身が「騎士は物語の必要に応じて何度でも首を切られるでしょう。だったら私も、必要があれば、風にさらわれたことなど忘れて、簡単にマコンドを再建しますよ。自己矛盾を起こさない作家など独断的作家に他なりません。(…)だからマコンドが必要になれば、明日にでもまた再登場させるでしょう。」と言っているので、こちらも本気で矛盾を探しているのではなくて挑戦を受け取った感じです!

    • おびのりさん
      丁重な情報ありがとうございます
      百年の孤独が 全く読めず
      今は放棄中です
      YouTubeで解説をされている方々の動画等もみてみましたが、ほん...
      丁重な情報ありがとうございます
      百年の孤独が 全く読めず
      今は放棄中です
      YouTubeで解説をされている方々の動画等もみてみましたが、ほんとにわからなくて
      強引に読めば読めるんでしょうけど
      どこを面白く読むのか
      何が評価されているのか
      お手上げでした
      もう少し頑張ってみます笑
      頑張る物でもないんでしょうけど
      2024/10/23
    • 淳水堂さん
      おびのりさん

      気分が乗ったら読んでみてください(^^)

      評価…、作中で書かれていることは奇想天外なようですが、ガボさん家庭で起き...
      おびのりさん

      気分が乗ったら読んでみてください(^^)

      評価…、作中で書かれていることは奇想天外なようですが、ガボさん家庭で起きたことが元になっ出るものも多いようです。
      そんな一家族内の個人的な体験と、ラテンアメリカ全体が体験した歴史や時代の流れが組み合わさって、ある意味誰にでも分かるものになり、さらに民話や神話を語る口調なので読者は楽しく聴く(読む)ことができるのかなあ。
      ラテンアメリカ文学は、欧米の常識だけで世界ができているのではない、ということが世界に伝わったということで読まれているのかと思います。
      それが小説として成り立っているのはやはり作者の力ですよね。
      2024/10/25
    • おびのりさん
      ありがとうございます
      レビューと ご返信を 再読して
      少し読み方がわかったような気持ちです

      作者とその周辺の事を 少し理解してから
      ゆっく...
      ありがとうございます
      レビューと ご返信を 再読して
      少し読み方がわかったような気持ちです

      作者とその周辺の事を 少し理解してから
      ゆっくりと読み直してみます
      2024/10/27
  • 筒井康隆先生の解説欲しさに予約しちゃった(^◇^;)

    単行本も何度も再読してるよ。マルケス好きなのよね。

    外で筒井康隆先生の解説を読んじゃダメですねー。思わず吹き出してしまった(^^;;

    これから本文を再読。幸せだよね(*^^*)

    • 本ものだもの tk1970さん
      コメントを頂戴しありがとうございました!
      ロカさんから頂いたコメントに、私のコメント欄で投稿しても、ロカさんに届かないのかな?と思い、(ブ...
      コメントを頂戴しありがとうございました!
      ロカさんから頂いたコメントに、私のコメント欄で投稿しても、ロカさんに届かないのかな?と思い、(ブクログの機能をまだよくわかっておらず)お試しでこちらに出張ってしまいました。
      「族長の秋」、図書館での順番が早く回ってくるのを待っています。(アマゾンでの中古本、高い!笑)
      2024/08/01
    • ロカさん
      ありがとうございます。そちらのコメントにお返事いただいても、届きますよ。
      『族長の秋』、そんなに値上がりしてるんですね。無事にお手元に届くの...
      ありがとうございます。そちらのコメントにお返事いただいても、届きますよ。
      『族長の秋』、そんなに値上がりしてるんですね。無事にお手元に届くのを祈ってます。
      2024/08/01
  • 読みたいけど、古くて分厚いハードカバーしかないんだよな…と思ってた本書、今年文庫化されるとは運が良かった!
    繰り返される情熱的な性愛、身を焦がす叶わぬ恋、無情な死、日常に溶け込む魔術的な現象。黄金と原色の混沌とした狂騒と孤独の世界に、ラテンアメリカを感じた。
    まさかこんなに登場人物が「アウレリャノ」「アルカディオ」だらけとは初見殺しだな!と思ったけど(おまけに「アマランタ」まで複数いる)、時々前に戻って誰が誰だったか確認しつつも読了。一気には読みづらいものの、読み始めると荒唐無稽なエピソードの積み重ねに魅入られる、不思議な読書だった。
    ホセ・アルカディオ・ブエンディアの死後、小さな黄色い花が雨のように空から降ってくる場面、庭先で畳んでいたシーツに抱かれて舞いあがり、レメディオスが文字通り昇天する場面が特に好き。あと別作品『無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語』のエピソードが出てくるのはお!と思った。

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ガブリエル・ガルシア・マルケスの作品

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