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Amazon.co.jp ・本 (672ページ) / ISBN・EAN: 9784102052129
作品紹介・あらすじ
蜃気楼の村マコンドを開墾しながら、愛なき世界を生きる孤独な一族、その百年の物語。錬金術に魅了される家長。いとこでもある妻とその子供たち。そしてどこからか到来する文明の印……。目も眩むような不思議な出来事が延々と続くが、予言者が羊皮紙に書き残した謎が解読された時、一族の波乱に満ちた歴史は劇的な最後を迎えるのだった。世界的ベストセラーとなった20世紀文学屈指の傑作。
みんなの感想まとめ
孤独と愛の欠如をテーマに、ブエンディア家の百年にわたる壮大な物語が描かれています。南米コロンビアの未開地を開拓し、蜃気楼の村マコンドを舞台に、繁栄と滅亡を繰り返す一族の歴史が展開されます。登場人物の名...
感想・レビュー・書評
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淡々と語られるエピソードに興味を惹くものやそうでないもの織り交ぜながら100年の栄枯盛衰を眺めることがきる物語。数多くのエピソードに人物を絞ることが難しく理解が追いつかないので、気分転換に他の本を読みながら進めていくうちに他の本は6冊読んでました。
これほどまでダイブできずに浅瀬へとはじき出されてしまう疎外感を感じる小説も久々でした。当方の読解力と集中力がないのが原因なんですけどww
始祖の母であるウルスラが際立ってました。夫とともに「マコンド」とゆう村を作り子供たちが生まれ7代ぐらい続くのですが、100年で7世代とゆうと短命に思えてしまうなかウルスラは軽く120年以上は生きており、やしゃごの面倒まで見てるとかで凄すぎる。ウルスラの長男は巨根で放浪癖あったり、次男は未来予知できるとかだけどロリコンだし・・
ジプシーたちがもたらす空飛ぶ絨毯とか錬金術といった魔術が普通に語られ幽霊も登場しますが、異世界転生もので慣れているので違和感を覚えず風景の一部に溶け込んだ世界観でした。
始祖の奇行は滑稽に思えました。
近親間での結婚は豚のしっぽが生えた赤ん坊が生まれるとゆうことで、一族に赤ちゃんが生まれると先ずはそこをチェックすることが伝統になっており、婚姻の相手は血のつながらない者に限るって家訓ができるのですが・・・
認識阻害効果抜群でやたらとでてくるアルカディオにアウレリャノ。彼らは子孫たちなんですけど。。。
罪深い連鎖が続いていくような感じがするし、一人孤独に死んでゆく人が多いのが特徴です。
女性たちの人生にも思いを馳せるところが多く、中でもアマランタとレベーカの話には深くダイブすることができました。貰われっ子のレベーカと姉妹同様に仲良く暮らしていたところに魅力的な男子が現れて二人は恋に落ち三角関係からの嫉妬や策略が凄まじい。彼がレベーカと結ばれることになったのですが、結婚式を妨害し延期させたり、そのうちレベーカが心変わりしたりと目まぐるしく、最終的にアマンタは意中の彼から求婚されるのですが応じないとか。女心の複雑さ、罪悪感なのか復讐心なのか幸せになることを拒み続けて不器用に独身を通して散った姿は、人を幸せにできない宿命を憂いたように感じました。
WEBにある「百年の孤独」読み解き支援キットをDLして読んでましたけど、集中切らすと深部へと辿り着かずに浮き上がってしまう物語で、息が続かないのです。
底に眠るアコヤ貝に手が届かずに嘆くヘタレの海女さんのような気分を味わいながらの読書でした。
そんななか、人から理解されないことが一番の孤独じゃないかなと、ふと思いました。
収穫した葡萄を踏む乙女らの歌声や笑い声が聴こえてこない不毛の大地に一人残された孤独が何気にホラーに感じてしまう読後感でした。 -
既に学校に関わる事もなくなり、仕事もリタイア状態のままというのに 3月期末を迎えるとそわそわしてしまう。きちんと期末を迎えたいと思ってしまう。
文庫発売時に購入して読みあぐねていた
「百年の孤独」
3月に入ってから日々こつこつと読了を目指す。
世界的ベストセラーで20世紀文学屈指の傑作となれば読めない事に圧を感じてしまうのです。
蜃気楼の村マコンドを開拓し、そこで生きたブエンディア家の百年の物語。
一族の百年のサーガか、家刀自であるウルスラの大河小説かと思いながらも なかなか読めない。50ページから100ページくらいで何回も挫折していた。
ある文学系YouTuberの方が、2ページで1つのエピソードが展開すると言うので なるほどと思い再び読むわけです。すると、もしかしたらそれ以上の(本の形態が違うと思われる)勢いでエピソードが変わっていきます。百年分の記憶をたたみかけてくるようです。
割と早い段階で、「古事記」と共通点が多いのでは?と思っていました。
自信がないので、誰か同じ事思ってないかなと検索していたら多少いらっしゃたので ちょっと安心。私も古事記は、ビギナーくらいしか読んでいないので全く適当な感想なのです。
一族の話である事
名前が混乱しそうなところ
子だくさんな登場人物がいる事
古事記は稗田阿礼の記憶の文字化(と、言われている)で語り口が似ているかな、とか
そんな時石田依良さんが 「千一夜物語」が一番近いと解説している事を知りすごく納得しました。
と言っても私は阿刀田高の「アラビアンナイトを楽しむために」と児童書くらいしか読んでないので すっきり理解するわけではないのですが。
ものすごく読みにくいけれど、ものすごく読者が多いと言うことも共通事項。
皆さんラストを絶賛されています。私もこの一族の終焉と小説の幕引きがとても印象的でした。そこには、反復の可能性のない予想がされているにも関わらず、その予測がされていたという、エンディングであるようで、リセットとでもあるような不思議な感覚があります。
私はラテン文学はおろか翻訳物が苦手でガルシア=マルケスについてもほぼ知らず、コロンビアについてもほぼ知らず、読了を目指しました。
新潮文庫の2025年100冊、おわり^_^-
2025/04/06
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2025/04/07
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2025/04/07
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南米コロンビアのノーベル賞作家マルケスの代表作。未開地を切り開きマコンドの町を作ったブエンディア家。ブエンディア家とマコンドの100年に及ぶ、繁栄と滅亡の物語。現実と虚構が絡み合い、生々しく、滑稽で、哀しい人間模様が描かれる。エンディング、読了感も良かった。
章立ても特に無く、同じ名前の登場人物が沢山出るし、奇想天外の展開に戸惑いますが、読み進めるとなんとかなります。筒井康隆さんの解説も良かった。-
私の本棚に「いいね」をして頂いてありがとうございます。
「きたごやたろう」と申します。
よろしくお願いします。
私も、この「ブクログ」で話題...私の本棚に「いいね」をして頂いてありがとうございます。
「きたごやたろう」と申します。
よろしくお願いします。
私も、この「ブクログ」で話題になったこの本を読む順番がまわって来ましたので、読み始めます!2024/09/19 -
きたごやたろう さん
コメント、ありがとうございます。
取っ付きが難しいですが、独特な世界観が楽しめますよ。きたごやたろう さん
コメント、ありがとうございます。
取っ付きが難しいですが、独特な世界観が楽しめますよ。2024/09/19
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ウルスラが語る一族の歴史のような
壮大な物語
ウルスラは、たびたびつぶやく
「この家の人間はみんなそうなのよ、生まれつきおかしいんだわ」
「時間というものはぐるぐる回っている」
想像はできていたが、最後は泣けてきた!
誰もが孤独であったことは確かで、今、生きているどんな人であろうとも同じだろうなと思う
自分も孤独の中で歴史に埋もれている
最後まで読むのをやめられなかった!どんどんのめり込んでしまった!過去にそこにいたかのように!-
「いいね」ありがとうございます。
わー!
この作品、読了されたんですね。
すごい!!
オイラはたぶん10ページくらいで挫折しました…苦笑...「いいね」ありがとうございます。
わー!
この作品、読了されたんですね。
すごい!!
オイラはたぶん10ページくらいで挫折しました…苦笑。2025/04/09
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すごい大きな鍋で煮込まれたシチュー
はい、2024年大きな話題となったガブリエル・ガルシア・マルケスの『百年の孤独』を遂に読みましたよ
図書館の予約もようやっと落ち着いたので読みましたよ
1日で読み終えましたけど?
ごめん、なんかごめん
ぜんぜん理解できへんかった
『百年の孤独』について色々言われていたことが、ぜんぜん理解できへんかった
まず名前な
同じ名前が何度も出てきて混同したみたいな話な
つか同じ名前出てきてた?出てきてないけど
確かに一族の中で4つの名前が使い回されてるけど、全員違う表記だったよ
でもってひとつのエピソードの中で同じ名前を受け継いでるひとが同時に中心的役割りを持つことがなかったから全く混同とかしないし
全員がちゃんと別の人格のキャラ強だったからなんの問題もないし
そもそも冒頭の家系図な
あれの必要性を全く感じない
あれに縋らないといけないような書き方じゃなかったぞマルケス
あと内容が理解できないっていうやつね
うーん
なぜみんなそんなに内容を理解したいのかが理解できない
理解できなくてもよくない?
だめ?
いやなんか色々込められてそう!でよくない?
正直もっと早く読めば良かったよ!って思いました
なんか物語の外のことに色々引っ張られて勿体ない読み方になってしまった気がする
もっとまっさらな気持ちでマルケスと向き合いたかったなー
でもなんか面白かった
でね、ちょっと思ったのが冒頭に書いたシチューの話
お話の中にも度々登場するシチューね
まぁどこでもだいたいそうだけど、コロンビアでもやっぱりなんでもありなのよ
なんでも入れてがんがん煮込む
中南米にはサンコーチョって呼ばれる煮込み料理があってこちらも具材はなんでもあり
とにかく煮込む
わいは『百年の孤独』ってまさにシチューのような物語だったのかなーって
もう何でも入ってる
しかも大鍋
全部の具材を食べ尽くしてもいい
好みの具材だけすくって食べてもいい
食べたあとにレシピを研究してもいい
匂いだけ嗅いでなんかお腹が膨れた気になってもいいじゃないか
究極なんの具材だか分からんかったけど美味しかったでもいいじゃないか
さすがに食べられんやつは入れてないやろって緩さでいいじゃないか
食べ方は自由だ
食べないのも自由だ
誰かに決めてもらう必要はないんじゃないかな〜
なんてね
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2025/04/29
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2025/04/29
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2025/04/29
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『百年の孤独』
繰り返される断絶、そして運命の孤独
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1. はじめに:印象を二分した壮大な物語
ガブリエル・ガルシア=マルケスの傑作『百年の孤独』を読了しました。この物語は、単なる家族の年代記ではなく、コロンビアの歴史と人間の運命を巡る壮大な寓話だと感じています。
私の読書体験は、物語の前半と後半で大きく印象が変わりました。
①前半:
同名の人物が次々登場し、奔放な出来事が脈絡なく続くため、「断絶」や混乱を感じました。
②後半:
繰り返される名前やマコンドの興亡がコロンビアの歴史と重なるにつれ、まるで霧が晴れるように物語の真の構造が理解できました。
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2. テーマの核心:ブエンディア家の「半分幸福、半分地獄」
主人公であるブエンディア家の「孤独」は、解放もコントロールもできない運命そのもの。それは半分は幸福、半分は地獄のようなものだったのではないでしょうか。
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① 名前が繰り返す「断絶」の物語
名前の繰り返しは、単なる混乱ではなく、「歴史の繰り返し」、「運命からの逃走の失敗」を象徴しています。
アウレリャーノもホセ・アルカディオも、名前は違えど同じ過ちと情熱に囚われます。
彼らは深く愛し合いながらも、誰もが互いの心を真に解放できず、個々の世界に閉じこもってしまうのです。
この血縁の深さと精神的な断絶こそ、この家族史の第一のテーマです。
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② マコンドが背負ったコロンビアの「孤独」
物語の架空の町マコンドの盛衰は、著者の祖国コロンビアの近代史と驚くほど重なります。
□創設期:
マコンドの発見は、新大陸の発見と植民地の建設を思わせます。
□内戦時代:
アウレリャーノ大佐の内戦は、コロンビアが経験した自由党と保守党の激しい対立、特に「千日戦争」などの歴史的衝突を反映しています。
□栄光と衰退(バナナ会社):
外国資本の進出による繁栄、そしてそれに続く「バナナ虐殺」と撤退は、外国の経済的支配とその悲劇的な結末を象徴しています。
ブエンディア家の歴史は、外国の力によって翻弄され続けたラテンアメリカの国家としての「孤独」のメタファーだと捉えることもできます。
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3. 孤独は「情熱」の源
著者はこの孤独な運命をどう見つめていたのでしょうか。
私の解釈です。
『孤独とは、他者との真の連帯を果たせず、歴史の呪縛から解放されない状態』
のことです。
しかし、この孤独は単なる悲劇で終わりません。
それは、ホセ・アルカディオの情熱的な発明や、レメディオスの超越的な美しさなど、人間が持つ限りない情熱と生命力が湧き出る源でもありました。
家族、そして国家が経験した孤独は「半分幸福、半分地獄」でした。
幸福は彼らが愛し、闘い、生きた情熱的な瞬間にあり、地獄はその情熱が必ず「孤独」という名の運命に回収される点にあります。
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4.読みおえて
マルケスは、この「百年の孤独」を通じて、人類の歴史そのものが、終わりなき情熱と必然的な終焉、つまり「幸福と地獄が混ざり合った状態」であることを示したかったのではないでしょうか?
この普遍的なテーマこそが、本作が読み継がれる理由なのかもしれません。 -
年を越さずになんとか読み終えました。
恐らく9月頃から読み始めたと思いますが、
いかんせん理解するのに時間がかかり、
そこへ同じ名前の登場人物。。。
ただでさえカタカナ名前が苦手な私にとって
理解するのに何十倍の時間を要しました。
そうは言いますがこれまで経験した事がない独特の世界観はとても楽しめました。
ちなみにNetflix でドラマが始まった様でそちらも視聴してみたいです。
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丸善で平積みされていた本!
ノーベル文学賞受賞作家の世界的ベストセラー作品!!
蜃気楼の村マコンドの栄枯盛衰と、町を開拓しながら愛なき世界を生きるブェンディアの一族の100年にわたる物語!!!
しかし私にとって本作は眠りに落とす本No. 1!
文字がびっしり、似通った名前の登場人物達そして荒唐無稽の急展開の数々!
それを本編600ページオーバーというボリュームでとなると9月頃から読み始めお茶をこぼし、遠くの街のcafeに忘れたりと散々な状況で、ブクログを始めて10年以上になりますが初めて読破断念のギブアップを、しようかと何度も思いました。
cafeに忘れたのは潜在意識が自分にはまだ早いと思っての事では?と勘繰るくらいに、今の私には厳しい読書期間でした・・・
(終盤,読んでて眠くなる自分にイライラしてました。)
併せて、面白いと思う小説家の人達が工夫に工夫を重ねて読みやすくしてくれているんだなぁ思い至ったのが良かった事です!-
ヒューイチさん、こんばんは♪
そして、はじめましてですね。
まずは読了お疲れ様でした(´・ω・)っ旦~
凄いです!
尊敬します!
私も積ん...ヒューイチさん、こんばんは♪
そして、はじめましてですね。
まずは読了お疲れ様でした(´・ω・)っ旦~
凄いです!
尊敬します!
私も積んでます!
いや、88Pで止まったままになってます…
断念しようかと悩みながらも、
いつか、きっと、そのうちに…
2024/11/11 -
おびのりさん
コメントありがとうございます
この本の全体的な評価が高かったので眠くなるのは私だけ?と不安でした。
同じような人がいて安心しま...おびのりさん
コメントありがとうございます
この本の全体的な評価が高かったので眠くなるのは私だけ?と不安でした。
同じような人がいて安心しました!2024/11/12 -
ヒボさん
こちらこそはじめまして、コメントありがとうございます。
共感者がいて安心しました。
断念するのもにも勇気が必要だと思います。私には...ヒボさん
こちらこそはじめまして、コメントありがとうございます。
共感者がいて安心しました。
断念するのもにも勇気が必要だと思います。私にはその勇気が無かっただけかと思います。2024/11/12
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マコンドの村に入り浸っていた1週間、最初こそ家系図と睨めっこしつつ、果たして最後まで行きつけるのだろうかと不安でもあった。
しかし、すぐにこの村と一族に魅せられて、この村で起こる数々の不思議な出来事を、不思議とも思わないでいられる村の一員として読み続けることができた。
読み終わった後、読書の幸福というものは、こういうものであるのだなと再認識。
これは決してブエンディア家の男たちの武勇伝ではなく、ブエンディア家を構成している家族の物語である。
したがって、その家族を作り上げるのは当たり前だが、男と女なのであり、当たり前だが男と同じように女が人間としての魅力に溢れ、突拍子もなく、自分の人生の主導権を握っている。
そして孤独である。
女たちが、人間の面白さ、深さを体現して重要な役割をちょうど半分担い、この物語の重層的な魅力となっている。
書いてみるとあったりまえなのだけど、そこにガルシア・マルケスの大きさというか、本物さと言ったらよいのか、懐の深さというか、世界を見る目の曇りのなさというか、そういうものを感じた。
視野が狭くてこだわりの強いせせこましい男性中心主義的なものを吹っ飛ばす器の大きさ。
男たちは同じ名前の繰り返しでブエンディア家の辿る宿命を体現するのに、女たちは唯一無二の名前を持つ場合が多い。
なかでもアマランタの孤独の深さといったら。アマランタが私の一番のお気に入り。
アマランタだけでない。
ペトラ・コテスの愛の深さといったら。ピラル・テルネラの世捨て人ぶりったら。そして、レメディオスの天衣無縫ぶり!さらに、ウルスラ・イグアランの存在感!
この魅力ある女たち!
こんな小説体験はなかなか無いなあ。癖になりそう。
Netflixのドラマ化、「三体」がすんばらしかったので、「百年の孤独」もぜーったい面白いと思う。マジックリアリズムの映像化期待しかない。
読んでおかないと、誰が誰だかわからないと思う。なんせ、名前が…笑
先に読めてよかったです! -
南米コロンビアのノーベル賞作家の本作。同一人物名だらけとの噂で、難解なイメージから敬遠していましたが、読んでみるとキャラも立っていて意外に読みやすかったです。それよりも、あけすけな性描写から他人に勧めるのが憚られるのがなんとも……。ただ、個人的な感想は、圧巻の一言ですね。
内容は、架空の町マコンドの創設から滅亡に至る、ブエンディア一族の百年におよぶ盛衰を描く物語。登場人物の名前は、まるで読み手を煙に巻くかのような”アウレリャノ”や”アルカディオ”だらけ。そこに、現実に幻想が溶け込みながら進行するマジックリアリズムの手法を用いて、ときに時間や空間を前後しながら紡がれる内容は、まるで作中の「文学は人をからかうために作られた最良のおもちゃである」を地で行くかのようでした。そして、ラストは驚きの伏線回収に至り、とんでもないものを読んでしまったとしばらく放心状態になりました。とても素晴らしい傑作ですね。『百年の孤独』というタイトルは、ストーリーが100年以上なのでブエンディア家のことというよりも、人の寿命が大体100年と考えると、読者に向かって人生の無常感を突きつけてきているように思いました。
なお、巻頭の家系図は壮大なネタバレになっているので、無い方がいいでしょうね。
ところで、マジック・リアリズムというと、ロシアのブルガーコフの名作『巨匠とマルガリータ』を思い出しますが、その驚愕の奇想天外な描写と異なり、本作は人々の日常に溶け込んだ形で描かれているのが特徴で、誰もが自然とそれらの現象を受け入れていたのがとても印象的でした。
正誤:
原文が分からないので、間違いとは言いきれないですが、以下の文章が気になりました。
P620の9行目(2刷)
ラファエル・エスカロナ作るところの歌を演奏していた。母親に向かって上げたために片腕がちりちりに焼けただれた亭主が
↓
ラファエル・エスカロナが作るところの歌を演奏していた。母親に手を上げたために片腕がちりちりに焼けただれた亭主が -
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百年に渡るブエンディア家の物語。
なんとか読み終わったという印象。人物をメモしながら読んでも誰のことかわからず、時間がかかってしまった。再読するにはかなりの根気が必要か。 -
これは一気読み必須...。
読書苦手な人が読んだら泡吹いて倒れそう。
相関図が衝撃的なネタバレになってるけど相関図がないとわけがわからないというジレンマ笑。
意外と貞操観念しっかりしてる人もいて元はみんなまともだったのかなあと。
ホラー小説より自然な不気味描写。それを受け入れてしまえるほど没入させる魔力を持った大作。 -
読みたいけど、古くて分厚いハードカバーしかないんだよな…と思ってた本書、今年文庫化されるとは運が良かった!
繰り返される情熱的な性愛、身を焦がす叶わぬ恋、無情な死、日常に溶け込む魔術的な現象。黄金と原色の混沌とした狂騒と孤独の世界に、ラテンアメリカを感じた。
まさかこんなに登場人物が「アウレリャノ」「アルカディオ」だらけとは初見殺しだな!と思ったけど(おまけに「アマランタ」まで複数いる)、時々前に戻って誰が誰だったか確認しつつも読了。一気には読みづらいものの、読み始めると荒唐無稽なエピソードの積み重ねに魅入られる、不思議な読書だった。
ホセ・アルカディオ・ブエンディアの死後、小さな黄色い花が雨のように空から降ってくる場面、庭先で畳んでいたシーツに抱かれて舞いあがり、レメディオスが文字通り昇天する場面が特に好き。あと別作品『無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語』のエピソードが出てくるのはお!と思った。 -
私は家に古い版があるので文庫本では読んでいないのですが、『百年の孤独』関連書はいくつか読んだのでメモとして登録します。
※ガルシア=マルケスのことはガボさんと記載しています。
【百年の孤独 感想】
https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4105090011#comment
【マコンドを思わせる町が出てくる話】
❐短編集『エレンディラ』
・『エレンディラ』
アウレリャーノ大佐の初体験及び初恋の少女娼婦。
・『失われたときの海』
アメリカ人実業家。
https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4480022775#comment
❐『落葉』
・中編『落葉』
ガボさん処女作。ガボさんの祖父・母・自分自身をモデルにした、マコンドに住む三世代の独白。
・短編『マコンドに降る雨を見たイサベルの独白』
『落葉』から独立した短編。
https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4105090097
❐短編集『青い犬の目』にも収録されています。
・『マコンドに降る雨を見たイザベルの独白』https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4828840095#comment
❐『ママ・グランデの葬儀』
・『大佐に手紙は来ない』『最近のある日』『この町に泥棒はいない』『モンティエルの未亡人』『バルタサルの素敵な午後』『土曜日の次の日』
寂れかけた頃のマコンドを思わせる。
・『火曜日の昼寝』レベーカが射殺した強盗の母と妹がマコンドに来る
https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4087600793#comment
❐『族長の秋』
ガボさんが「もしアウレリャーノ大佐が権力を握ったなら、『族長の秋』の大統領のような孤独な独裁者になっただろう」と言う。
https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/408760621X
【伝記、インタビューなど】
❐自伝『生きて、語り伝える』
半生、『百年の孤独』や他の小説で語られるエピソードの元となった実体験、バナナ農園虐殺のことなど。
https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4105090186#comment
❐インタビュー『グアバの香り』
ガボさんの親友でジャーナリストのメンドーサによるインタビュー。百年の孤独』や他の小説で語られるエピソードの元となった実体験、ラテンアメリカと欧米の違い、百年の孤独の登場人物について、政治のことなど。
『百年の孤独』のことを「ホットドックのように売れすぎてしまった。身内へのちょっとしたサインを批評家があれこれ言っててちょっと違和感」という言葉はこちらにて。
https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4000226371#comment
❐バルガス=リョサ(以下「マリオさん」)によるインタビュー『疎外と叛逆』
三部構成。1967年9月に行われた、39歳のガボさんと31歳のマリオさんの対談。マリオさんによるガボさん書評。29歳の時のマリオさんへのインタビュー。
ガボさんの「自己矛盾を起こさない作家など独断的作家に他なりません」はこちら 笑
https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4801000231#comment
❐バルガス=リョサによる『ガルシア・マルケス論 神殺しの記録』
マリオさんが、『百年の孤独』を中心としてガボさんの全作の研究解説と、マリオさん自身の小説論を語っている。
ガボさんマリオさん喧嘩により絶版だったが、日本では2022年に再販!(^O^)
https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4801006752#comment
❐”公式”伝記作家ジェラルド・マーティンによる『ガブリエル・ガルシア=マルケス ある人生』
関係者証言や、写真も多数。自伝語ったのは「公的な人生、私的な人生」だとしたら、伝記作家が語るのは「秘密の人生」。 https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4000615882#comment
❐ラテンアメリカ研究家、翻訳家の田村さと子が、ガボさんやそこ家族に話を聞いたり、小説の舞台を旅する『百年の孤独を歩く ガルシア・マルケスと私の四半世紀』
ラテンアメリカ文学のマジック・リアリズムの脅威って、幻想なのではなく、現実ってことなのかな。
https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4309020356
❐ガボさんからの挑戦?「僕が驚くのは、この本を出したあと僕が見つけた42の矛盾と6つの重大な誤りについても誰一人指摘する者がいなかったということだ」について。
せっかく作者からお題を出されたので探してみましょうか。
・ホセ・アルカディオ兄ちゃんが帰ってきてレベーカに「お前も、なかなかいい女になったな」というが、初対面ですよね。
・ホセ・アルカディオお兄ちゃんが死んだ後のレベーカは家に閉じこもり、再び出てくるまで彼女の姿を見たのは「くすんだ銀色の靴と小さな花の帽子で郵便局に行った」ときと、「押し入ろうとして一発で射殺された泥棒(その後「火曜日の昼寝」で母と妹が書かれている)P105となっている。11章P168から母と妹を呼び寄せようとしたアウレリャーノ・トリステが家に行き銃を突きつけられるが生きていた。
・ピラル・テルネーラの年齢は、ウルスラさんの年齢と同じくらいのはずだけど、100歳くらいで死んだウルスラさん死後もかなり生きている。さすがに長生きし過ぎでは。
・アウレリャーノ大佐が戦争に行ったときに、「アウレリャーノの息子たちは、最も年長の者でさえ35歳までは生き延びることはできなかった」と書かれている。だけどアウレリャーノ・アマドルはさすがに40代半ばじゃないか?って思うんですよ。アウレリャーノたちが襲撃された時は、アウレリャーノ・アマドルは若くても20代なかば、当時まだ幼かったデカダンス男ホセ・アルカディオの成長を考えると、20年くらい経ってると思うんですよね。
などと探してみました。
とはいっても、ガボさん自身が「騎士は物語の必要に応じて何度でも首を切られるでしょう。だったら私も、必要があれば、風にさらわれたことなど忘れて、簡単にマコンドを再建しますよ。自己矛盾を起こさない作家など独断的作家に他なりません。(…)だからマコンドが必要になれば、明日にでもまた再登場させるでしょう。」と言っているので、こちらも本気で矛盾を探しているのではなくて挑戦を受け取った感じです!-
丁重な情報ありがとうございます
百年の孤独が 全く読めず
今は放棄中です
YouTubeで解説をされている方々の動画等もみてみましたが、ほん...丁重な情報ありがとうございます
百年の孤独が 全く読めず
今は放棄中です
YouTubeで解説をされている方々の動画等もみてみましたが、ほんとにわからなくて
強引に読めば読めるんでしょうけど
どこを面白く読むのか
何が評価されているのか
お手上げでした
もう少し頑張ってみます笑
頑張る物でもないんでしょうけど2024/10/23 -
おびのりさん
気分が乗ったら読んでみてください(^^)
評価…、作中で書かれていることは奇想天外なようですが、ガボさん家庭で起き...おびのりさん
気分が乗ったら読んでみてください(^^)
評価…、作中で書かれていることは奇想天外なようですが、ガボさん家庭で起きたことが元になっ出るものも多いようです。
そんな一家族内の個人的な体験と、ラテンアメリカ全体が体験した歴史や時代の流れが組み合わさって、ある意味誰にでも分かるものになり、さらに民話や神話を語る口調なので読者は楽しく聴く(読む)ことができるのかなあ。
ラテンアメリカ文学は、欧米の常識だけで世界ができているのではない、ということが世界に伝わったということで読まれているのかと思います。
それが小説として成り立っているのはやはり作者の力ですよね。2024/10/25 -
ありがとうございます
レビューと ご返信を 再読して
少し読み方がわかったような気持ちです
作者とその周辺の事を 少し理解してから
ゆっく...ありがとうございます
レビューと ご返信を 再読して
少し読み方がわかったような気持ちです
作者とその周辺の事を 少し理解してから
ゆっくりと読み直してみます2024/10/27
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筒井康隆先生の解説欲しさに予約しちゃった(^◇^;)
単行本も何度も再読してるよ。マルケス好きなのよね。
外で筒井康隆先生の解説を読んじゃダメですねー。思わず吹き出してしまった(^^;;
これから本文を再読。幸せだよね(*^^*)-
コメントを頂戴しありがとうございました!
ロカさんから頂いたコメントに、私のコメント欄で投稿しても、ロカさんに届かないのかな?と思い、(ブ...コメントを頂戴しありがとうございました!
ロカさんから頂いたコメントに、私のコメント欄で投稿しても、ロカさんに届かないのかな?と思い、(ブクログの機能をまだよくわかっておらず)お試しでこちらに出張ってしまいました。
「族長の秋」、図書館での順番が早く回ってくるのを待っています。(アマゾンでの中古本、高い!笑)
2024/08/01 -
ありがとうございます。そちらのコメントにお返事いただいても、届きますよ。
『族長の秋』、そんなに値上がりしてるんですね。無事にお手元に届くの...ありがとうございます。そちらのコメントにお返事いただいても、届きますよ。
『族長の秋』、そんなに値上がりしてるんですね。無事にお手元に届くのを祈ってます。2024/08/01
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コロンビアの作家、ガブリエル・ガルシア=マルケスによる1967年の小説。1982年、ノーベル文学賞受賞
ラテンアメリカ文学の代表作で、マジック・リアリズムが採用されています。先日読んだ『街とその不確かな壁』(村上春樹)でマジック・リアリズムについて触れられていたのが、本書を読むきっかけとなりました。
舞台はコロンビアの架空の町、マコンド。7世代にわたるブエンディア家の運命が描かれています。現実と非現実(生者と死者)がうまく混合されており、よどみなく読まされる感覚でした。
“こんなこと本当にある?”という非現実が描かれていても、それが現実味をもって迫ってきます。トカゲのスープ、蜘蛛の卵の味、土を食べる癖.....等々かなりグロい内容も。ざっくり言えば近親相姦が描かれ、性描写が生々しいので辟易する部分もありました。同じ行動が繰り返される、不思議な面白さもあります。
100年の時間の経過の中で、初めはたくさんいる登場人物が一人ひとり死んでいく(消えていく)ところで、人間の孤独が浮き彫りにされます。女性が長寿で(百歳越え)、精神面の強さ(特にウルスラ)を感じました。ウルスラが、自分の子の内面について振り返り、考察するところが印象的でした。
色々様々な人間模様がある中でのラストは、圧巻そして茫然‼︎ 熱気ムンムン、今までに味わったことのない読後感、世界観。一気に読みました。(登場人物が多く、しかも同じ名前が使われており、時間をおいて読むと分からなくなりそうだったので)
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2026/08/03
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2026/08/04
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「百年の孤独」文庫化、世界は滅ぶのか 刊行半世紀、都市伝説も流布:朝日新聞デジタル(2024年6月26日)
https://www.asa...「百年の孤独」文庫化、世界は滅ぶのか 刊行半世紀、都市伝説も流布:朝日新聞デジタル(2024年6月26日)
https://www.asahi.com/articles/ASS6T3690S6TUCVL03SM.html2024/06/27 -
ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』読み解き支援キット 池澤夏樹 監修|新潮文庫 | 新潮社
https://www.shincho...ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』読み解き支援キット 池澤夏樹 監修|新潮文庫 | 新潮社
https://www.shinchosha.co.jp/special/205212/2024/06/27 -
文庫化で話題騒然『百年の孤独』 刊行から50年なぜいま文庫化なのか?担当編集者に聞く | ダ・ヴィンチWeb(2024/7/22)
http...文庫化で話題騒然『百年の孤独』 刊行から50年なぜいま文庫化なのか?担当編集者に聞く | ダ・ヴィンチWeb(2024/7/22)
https://ddnavi.com/interview/1354025/a/2024/07/23
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って誰?の何?ブレンディア家家系図を来る日も来る日も狂ったように繰る。デフォルメてんこ盛りに脳がNOってなって寝落ち・・・でも夜中に目覚めてONに。時折衝動に共鳴して情動に震える。分かる、そうだ。
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意外に読みやすい、が最初の感想。
ずっと前からタイトルは知っていて、好きな作家たちが影響されたりオマージュ作品を書いていたりするのも知っていた。
あらすじを読み、南米ということもあり、きっと読みづらいのだろうと躊躇していた。
文庫が出たことで初めて手に取った。
読みやすい。難しくはない。じわじわと面白い。とはいえ、とにかく家族100年分のエピソードなのだ、読み終わるのに時間がかかった。そうこうしているうちに、いつの間にか文庫は大ヒットを飛ばしていた。
きっと私と同じような境遇と感想の人が多いのだろう。
だから、今も躊躇してる人、ぜひ読んでみてください。
まあでも、一筋縄ではいかないのは確か。
なんせ、25人くらいのアウレリャノと、10人くらいのアルカディオが出てくるのだ。アウレリャノとアルカディオの影で目立たないが、実はアマランタとレメディオスもたぶん5人くらいいる。
生まれてくる子どもたちに次々と親や祖父母の名前をつけてゆく。
婚外子も多いので、とにかく子が多い。(奔放すぎるって!)
百年もあれば子は育ち、また子が生まれる。
読んでいるうちに、どの時代のアウレリャノだかアルカディオだかがどの時代のアマランタだか誰だかに熱を上げ、くっつき、どのレメディオスが生まれ、どのように死んでいったのかがわからなくなってくる。
生まれて、育って、色に溺れて、戦い、死んで物語を退場していく。
それが繰り返される。
最初のうちは、巻頭の家系図を頻繁に見返して、登場人物と関係性を確認していた。
いつしか、個々の人の区別なんてつかなくて良いのではないかという気になってくる。
一人一人の人生は全然違っていても、一族の人間は、気づけば同じようなことを繰り返しているように思えてくる。
すべては円環している。選ぼうと選ばざると。
百年の孤独とは、そういうこと?
物語は空想と現実が入り乱れる形で描かれ、とにかくたくさんのエピソードが次々と出てきては去り出てきては去り。
それをずっと見ているのが、初代のビッグ・ママ、ウルスラ。気丈に長生きしながら、屋敷を修繕し磨き上げながら、子どもたち、孫たち、ひ孫たちが生まれては死んでゆくのを、淡々とすぐ近くで見ている。
胸を震わす喜びも、頭をかきむしりたくなるような悲しみも、家族の生への執着も、無いかのように淡々と描かれる。
ときおり読者も我に返り、このウルスラが見てきた遠い過去を思い出そうとするが、あまりにも遠い。
「どの土地に住もうと、過去はすべてまやかしであること、記憶には帰路がないこと、春は呼び戻すすべがないこと、恋はいかに激しく強くとも、しょせんつかのまのものであることなどを、絶対に忘れぬように…」(P.604)
最後に言いたい。読みながら何度も、「いったい私は何を読まさせられてるのだ?!」と思った。こんなにヘンテコなエピソードをこんなにぎっしり書き綴った作者のガルシア=マルケス、奇天烈すぎる。
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間に6冊読みながらも、読了しちゃえるって
つくねさん、凄いですねぇ…もう尊敬しちゃいますっ!!
最近私はあ...
間に6冊読みながらも、読了しちゃえるって
つくねさん、凄いですねぇ…もう尊敬しちゃいますっ!!
最近私はあきらめが早くて、
ちょっと、難しかったりして読書のペースが落ちると
今まで読んできた本は読まないってことも
あったりします(^-^;
かなさんのペースからすればポンコツですよww
そんけーしちゃうのは、かなさんのほうですw...
かなさんのペースからすればポンコツですよww
そんけーしちゃうのは、かなさんのほうですw