フランダースの犬 (新潮文庫)

著者 : ウィーダ
制作 : 村岡 花子 
  • 新潮社 (1954年4月17日発売)
3.73
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  • レビュー :55
  • Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102054017

フランダースの犬 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 英国作家ウィーダが19世紀に発表した児童文学。日本人にはアニメでお馴染みの"フランダースの犬"と"ニュールンベルクのストーブ"を収録。新潮文庫版は村岡花子訳です。ネロと犬のパトラッシュ、オーガストとストーブのヒルシュフォーゲルの絆が素晴らしい。また、どちらの話も画家を目指している少年が主人公ですが、ネロは現世では救われずに来世での幸せに、そしてオーガストは現世で幸せにと、その結末はあまりにも違います。どちらも貧困が招いた結果とはいえ…。ところで、"ニュールンベルクの~"は初めて読みましたが面白かった。

  •  誰もが幼い頃に絵本で読んだりアニメで見たであろう作品の原作。てっきりネロたちとずっと一緒に暮らしてきたと思い込んでいたが、ネロたちと暮らす前のパトラシエの境遇に冒頭から悲しかった(´;ω;`)
     暴力と暴言と強制労働から解放され、感謝の労働の喜びと幸せに満ちたパトラシエの感情も描かれているのが良かった!絵本やアニメではこういう機微の表現はわかりやすさ重視で簡略化されてしまうなぁ…
     結末に関してもやはり、絵本や漫画からの印象だと「いじわるな人たちに追い詰められて生きてる苦しみより死の幸せへ解放されて良かったね!神様最後にありがとう!」のイメージ強いし、その「死の美学」みたいなものが日本人の琴線に触れてヒットしてる(外国や母国では…)要因であると思うし、それも間違いではないんだけども…
     活字で読むとそれに加えて「それでもやはり、生きてる事が苦しくて、原石の才能が報われなくて、貧乏人は人権が無くて、誤解と偏見、見栄と欺瞞、欲望などが溢れてて、死が幸せだと錯覚してしまうそんな世界は間違ってる!」って印象が強く感じる。
     あと、最後の最後に画家がネロの絵を評価しにやって来るのは個人的感情としていらないと思う。 ネロはもうの絵画コンクールについては入賞せず絶望して終わったし、ルーベンスを見た事で満足して少なくともネロ自身は救われた気持ちになって逝ったのだから、死んでしまった後になって出てきても鬱陶しいだけだった。 いや、そこに「死後に現実的な救いがあったとしても、取り返しがつくことではないし戻れないんだ!」っていう作者からの揶揄があったのかもしれない。

  • 子どものころアニメで見て、うろ覚えだったので原作を読んでみた。あまりの救われなさに泣けた。そして、想像以上に物語が短かった。

  • 正直で誠実な人が絶望してしまう世界では死が救いになる『フランダースの犬』
    より
    子供の純粋さや夢が大切にされ、それをきちんと認めて手を差し伸べる大人がいる『ニュールンベルクのストーブ』
    の方が個人的に好きです。

  • 私が読んだのは青空文庫バージョン。
    一番衝撃的だったのは「文章の主体がネロでなくパトラッシュ」だったこと。驚きー。あとあんなに原文が短かったのに、あんなに長いアニメになっていたなんて。
    子供の頃思っていたよりもっとずっしり重い話だったんだね。読む場所を間違えてちょっと泣きそうになってつらかったしこっぱずかしかったです。

  • タイトルだけに犬が主人公だったのだな…と今頃になって知り。

    同時収録のストーブ童話もとても好きだ。

  • 併録の「ニュールンベルクのストーブ」、泣けます。

  • パトラッシュの健気さに感動。
    ストーリーは知らなかったが(ラストシーンだけはなんとなく知っていたが)ネロが思っていたより年齢が上だったので、なんとかならなかったのか・・・という気持ちが先だって純粋に感動できなかった。

  • 2017.5.2 『ニュールンベルクのストーブ』を読了

    *『フランダースの犬』は1995年に読了済み

  • アニメで知っているという人がほとんどではないでしょうか。みんな大好き世界名作劇場の栄えある第一作目です。涙なしには見ることができない作品として有名ですね。
    ベルギーのフランデーレン地方が舞台の作品ですが、作者はイギリス人です。
    日本で初めて翻訳された時にネロの名前が清(きよし)、パトラッシュは斑(ぶち)だったということは有名ですが、原作ではネロが15歳の美少年だということはご存知でしたか?
    原作ももちろん泣けますよ!
    (院生アルバイト/2014年度夏展示)

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