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Amazon.co.jp ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784102054017
感想・レビュー・書評
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著者、ウィーダさん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。
ウィーダ(Ouida, 1839年1月1日 - 1908年1月25日)は、イギリスの女性作家。ウィーダはペンネームで、彼女が幼児の頃、本名「ルイーズ」 (Louise) をそう発音していたことに由来する。本名は、マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー (Marie Louise de la Ramée) という。日本では1872年発表の『フランダースの犬』で知られる。
で、本作の内容は、次のとおり。(コピペです)
フランダースの貧しい少年ネロは、村人たちから迫害を受けながらもルーベンスの絵に憧れ、老犬パトラシエを友として一心に絵を描きつづける。しかし、クリスマスの朝アントワープの大伽藍に見いだされたものは、この不幸な天才少年と愛犬との相いだいた亡骸だった。
虐げられた者への同情を率直素朴な表現でつづった少年文学の傑作。他に「ニュールンベルクのストーブ」を併録。
この作品、私が小学校1年生の時に読んで感動したものです。
当時は分からなかったことで、今回の再読で分かったことが多々ありますね。
例えば、この作品の舞台がベルギーであること。
それから、ネロの祖父、ジェハン・ダースが壮年時代に兵士であり、障害を負ってしまうのだが、出征した戦争が、ナポレオン戦争らしい。
など。
それから、訳者の村岡花子さんが、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。
村岡 花子(むらおか はなこ、1893年〈明治26年〉6月21日 - 1968年〈昭和43年〉10月25日)は、日本の翻訳家・児童文学者。児童文学の翻訳で知られ、モンゴメリの著作の多くと、エレナ・ポーター、オルコットなどの翻訳を手がけた。基督教文筆家協会(現・日本クリスチャン・ペンクラブ)初代会長(在任、1952年〈昭和27年〉6月 - 1958年〈昭和33年〉10月)。
●2022年10月23日追記。
ネロが見たかった絵画は、アントワープの聖母大聖堂の二つの祭壇画。
「キリストの昇架」と「キリストの降架」。
ルーベンスの作品である。
17世紀前半の画家、ルーベンスは、ウィキペディアに次のように書かれています。
ピーテル・パウル・ルーベンス(1577年6月28日 - 1640年5月30日)は、バロック期のフランドルの画家、外交官。祭壇画、肖像画、風景画、神話画や寓意画も含む歴史画など、様々なジャンルの絵画作品を残した。 -
『フランダースの犬』
フランダースに住む貧しい少年ネロと老犬パトラシエ。その間に結ばれた純粋な愛情を、悲劇の中で浮かび上がらせた物語。名作アニメの原作を読んでみたいと手に取った。あのラストシーンの印象はやっぱり強い。でも、そこまでのエピソードもまたやり切れない思いで読み進めた。
ジェハンの亡くなった娘の子がネロで、2歳の時に引き取られて共に暮らし始めた。一方のパトラシエは別の飼い主に散々こき使われた挙句、捨てられていたところをジェハンが命を助けたのがすべての始まり。身体が不自由な祖父ジェハンとともに慎ましい生活を送る日々。決して楽ではない日々でも、愛情に満ちた暮らしの素朴なあたたかさが好き。牧場や小麦畑、風車、さらにはアントワープの尖塔が見える風景が目に浮かぶようで素敵だった。
アントワープの伝説の画家ルーベンス。その絵を一目でも見たいというネロの夢が叶ったのが、最期の時だったというのが悲しすぎる。画家を権威として成り立っている町なのに、絵の才能があるネロを足蹴に扱う粉屋のコゼツと、彼に背けない村人からの迫害は苛烈すぎた。ただひたすら誠実に愛情深く生きていただけなのにね。コゼツの娘アロアを描いた絵を売らずに譲ったシーンも印象深い。売ればそのお金でルーベンスの絵が見られたのに、そうしなかったネロの気高さに胸を打たれた。
死だけがネロとパトラシエの絆と愛情を認めて引き受けた。悲しい結末とはいえ、結局のところ他人にはその生き様や愛情の深さなど測りようがないものだ。誰もが死という終わりによってのみ、自分の生を証明されるのかもしれないね。最後に、パトラッシュじゃないんかい!
『ニュールンベルクのストーブ』
ハルという町に暮らす少年オーガスト。父の稼ぎだけでは兄弟姉妹10人を養えず、貧しい暮らしをしていた。そんな家族の心も体もあたためていたのが、家宝のストーブだった。1532年にニュールンベルクの陶工オーガスチン・ヒルシュフォーゲルの手によって作られた名品。オーガストはストーブに「ヒルシュフォーゲル」と呼びかけ、特に愛情を注いでいた。だが、父が借金を返すため、子どもたちには相談もなくストーブを売ってしまい──。
ストーブを売るくらいなら、自分を売ってほしい!そう嘆くオーガストだったが、父は決まったことだからと取り合わない。そこで彼がとった行動は、そのストーブの中に入り込んで新しい所有者のもとへ向かうことだった!ヒルシュフォーゲルをここで見失ったら、もう二度と会えないかもしれない。その一心で、ストーブに隠れて旅をする。
これぞ児童文学という冒険とファンタジーが楽しめた。子ども向けとはいえど、冒険の過酷さは凄まじい。ミヒャエル・エンデ『はてしない物語』もそうだけど、冒険する主人公に容赦ないよね。それでも自分が選んだ道、試練を乗り切った先には、その誠実さを受け止めてくれる存在がいる。『フランダースの犬』とは逆の読み味でこちらの話も読めてよかった!
「お立ち、いい子だから。ひざまずくのは君の神さまにだけなのだよ」
大切なものを必死で守り抜こうとした子に、こんな言葉をかけられる大人でありたい。 -
子どものころアニメで見て、うろ覚えだったので原作を読んでみた。あまりの救われなさに泣けた。そして、想像以上に物語が短かった。
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英国作家ウィーダが19世紀に発表した児童文学。日本人にはアニメでお馴染みの"フランダースの犬"と"ニュールンベルクのストーブ"を収録。新潮文庫版は村岡花子訳です。ネロと犬のパトラッシュ、オーガストとストーブのヒルシュフォーゲルの絆が素晴らしい。また、どちらの話も画家を目指している少年が主人公ですが、ネロは現世では救われずに来世での幸せに、そしてオーガストは現世で幸せにと、その結末はあまりにも違います。どちらも貧困が招いた結果とはいえ…。ところで、"ニュールンベルクの~"は初めて読みましたが面白かった。
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正直で誠実な人が絶望してしまう世界では死が救いになる『フランダースの犬』
より
子供の純粋さや夢が大切にされ、それをきちんと認めて手を差し伸べる大人がいる『ニュールンベルクのストーブ』
の方が個人的に好きです。 -
私が読んだのは青空文庫バージョン。
一番衝撃的だったのは「文章の主体がネロでなくパトラッシュ」だったこと。驚きー。あとあんなに原文が短かったのに、あんなに長いアニメになっていたなんて。
子供の頃思っていたよりもっとずっしり重い話だったんだね。読む場所を間違えてちょっと泣きそうになってつらかったしこっぱずかしかったです。 -
タイトルだけに犬が主人公だったのだな…と今頃になって知り。
同時収録のストーブ童話もとても好きだ。 -
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併録の「ニュールンベルクのストーブ」、泣けます。
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村岡さん訳長いこと探してました。意外とあっさり見つかりました
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ある年令の人ならわかると思う。
TVアニメマンガ「フランダースの犬」
感動して泣きに泣いてしまった!という経験。
マンガなのに、
幼くてそう理解できると思われないのに、
「かわいそうで、かわいそうでたまらない!」
となんども言っていたうちの子ども達のことを思い出す。
原作はさぞかしいいのだろう、
ダイジェスト版のお話は知っているけれども、
読んでみようと、去年のクリスマスシーズンの時に購入しておいた。
果たして…、電車の中で読むのじゃなかった!
ぽろ、ぽろ、ぽろ…グス、グス、グス。
何がそうさせるのか?
併録されている「ニュールンベルグのストーブ」
と合わせて読むとわかってくる。
貧乏、助け合い、動物への愛、芸術へのひたむきさ、
老人と幼子の気持ちの通い合い、そして運命の酷薄さ。
物語の外側は平明に優しく畳み掛けるように、
内側には作者の求める贋物でない芸術を求める切なる願いが、
書き込んである。
ほんとうの芸術は
「熱心さと敬虔な気持ちと誠実さと信念」
に裏打ちされているという。
「フランダースの犬」は成就せず、「ニュールンベルグのストーブ」は成るのだが、
「フランダースの犬」に涙誘われるのはやはり、
生きているうちには誰もわかってくれなかったということであろう。
この作品の作者ウィーダ(1839~1908)も一時人気の絶頂を博したが、
晩年は声価が落ち、窮乏のうちに生涯の幕を閉じたという。
訳者村岡花子の解説によると、
ロマンチシズムあふれた奔放な空想を走らす、魔術的な、怪奇なストーリーを書く傾向にあり、
のみならず
深い芸術的真実と、なみなみならぬ詩情をたたえた作品がすくなくない、らしい作家である。
現代ならきっと持てはやされたのではないだろうか!
その片鱗は「フランダース…」にも「ニュールンベルグ…」にもあるのである。 -
窮乏により幼い子供を亡くすことはとても辛く苦しいことです。
冒頭よりとても悲しく涙しながら読みました。
ルーベンスの絵画を照らす光、パトラッシュとネロが草原をかける姿、お爺さんの優しい笑顔などの描写がなんとも美しい、それ故に貧困に苦しむ少年と犬の歩みそして死がより一層悲しみを助長させる。
素晴らしい名作です。 -
子供が絵本で読んでいたので原作が気になって購入。なんと悲しい話だろう。同時に収められている「ニュールンベルクのストーブ」も良い話である。共通しているのは純粋で真摯な主人公の少年。まさに少年文学の傑作。
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アニメから入った。大きな力には抗えない。読んでる方も悔しい。悲しい。
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原作を読んだことある?
これは、やりきれないほどの貧しさの理不尽と、その理不尽にありながらも芸術を志し物乞いを恥じる矜持と、昔の恩を忘れない義人(犬)の気高い死、という、武士道物語
日本昔話みたいだよ、むしろ
ウィーダの作品
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感想 :

現在、NHK総合テレビで、素晴らしい番組やってます。
あ、終わってしまいました。ウクライナから、ドイツへの、移民少女ら...
現在、NHK総合テレビで、素晴らしい番組やってます。
あ、終わってしまいました。ウクライナから、ドイツへの、移民少女らの、街頭ピアノ演奏を、ずっとやっていたのです。
私が、スマホへの打ち込みが、遅くて、こんななのです。
ところで、『フランダースの犬』(新潮文庫)、私、持っているはずなのですが、少し、探してみたのですが、見つかりません。こうなると、読みたくなってしまいます。こんど、実家にないか、探してみます。
読書の秋ですね。御身体ご自愛くださって、素敵な季節を、楽しんでくださいね♪
おはようございます。
素晴らしい番組に出合えて、良かったですね。
幸せな時間だったと思います。
『フランダースの...
おはようございます。
素晴らしい番組に出合えて、良かったですね。
幸せな時間だったと思います。
『フランダースの犬』、初めて、読書の楽しみを発見した作品です。
見つかると良いですね。
ほんと、良い季節になりました。
今日が、りまのさんにとって、楽しさあふれる1日になることを、お祈りします。