イーストウィックの魔女たち (新潮文庫 ア 3-7)

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  • Amazon.co.jp ・本 (470ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102056073

作品紹介・あらすじ

海辺の小さな町イーストウィックに住む3人の魅力的な現代の魔女たち。魔女といっても、いずれも30代の女ざかりで、離婚して子供を抱え、彫刻家、チェロ奏者、新聞記者と自立した生活を送っている。時には小さな魔法で恋のとりもちをしたり、意地悪をしてみたり。そんな3人の前に、いわくありげな中年の独身男が現れて…。女性の優しさと恐ろしさを映しだす大人のための現代の寓話。

感想・レビュー・書評

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  • 途中まで、細部の描写は引き込まれるのだけど本筋では中年男女複数が延々とあーだこーだしていて、読むのしんどい…と思っていたのだけど、第四の女が登場した辺りからは物語が面白くなった。
    主人公の女性3人もその周囲の女性たちも、昔の男性が頭で書いた「女」という感は抜けないし、ジェンダー/セクシャリティ/人種差別もがんがん書かれている、その辺りを「時代」と差し引いても再読したいほどではなかったけども…。

  • 海辺の小さな町イーストウィックに住む三人の魔女。三人ともバツイチ子持ち。彫刻家のアレクサンドラ、チェロ奏者のジェイン、新聞記者のスージー。三人は木曜日になるとスージーの家に集まって楽しむ。

    そんな中、素敵な独身男性が現れて三人とも夢中になる。しかしその男性はダリルという悪魔だった。ダリルは三人を利用し、クライドの妻フェリシアを殺す。
    そして、三人の逆襲が始まる。

    女同士の話は面白い。女は強い。怒らせたら怖い。

  • タイトルに惹かれて。アップダイク2冊目。2冊読んで感じたこと。私はあまりアップダイク好きじゃないみたいだ。アップダイクが日本でどんどん絶版になってしまっているのは現代の日本人の感性とあわないところがあるのかもしれない。

  • 断念しました。
    映画で有名で名前を聞いたことがあるが、小説はいかにもアメリカ小説でどうにも頭に入ってこない。。

  • 初読は大学1年の時かな?不思議な話で何ともいえず面白い。男性作家が書いてるのに女性の生態がリアル。何度も読んだけどヒロイン達に立場が近づいた今読むとまた違う感慨がある。

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著者プロフィール

中央大学名誉教授

「2014年 『いま読み直すアメリカ自然主義文学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大浦暁生の作品

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