ナイン・ストーリーズ (新潮文庫)

制作 : 野崎 孝 
  • 新潮社
3.65
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本棚登録 : 5162
レビュー : 524
  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102057018

感想・レビュー・書評

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  • アメリカ文学を代表する名作。

    サリンジャー作品の「グラース・サーガ」にまつわる物語を絡めつつ、精緻で美しい短編が綴られている。

    個人的には「エズミに捧ぐ」がとても美しく好きだ。
    サリンジャーの描く「若者たち」の姿がとても綺麗に描かれている。

    ボロボロになっても終生本棚へ立てておく価値のある文学作品だ。

  • 「ド・ドーミエ=スミスの青の時代」のストーリーは抜群に面白かった。迸る情熱がストーカー!
    二人の訳者で読み比べてみたけれど、どちらの訳にもよさがあり、どっちがよいとは言い切れなかった。

  • 繊細な若者(子ども)の純粋さ、あどけなさ、みずみずしさ。英語で書かれた文学作品を本当に自然に理解できてニューヨークにも精通していたらもう少し話に引き込まれて☆5つけるかもしれないが、日本人だし日本語訳しか読めずこの物語たちの真の魅力を理解できていないような気がして少し歯痒い。

  • バナナフィッシュにうってつけの日が読みたくて、購入。

    他に、小舟のほとりで、エズミに捧ぐ、テディは結構印象的。

    ついでに「笑い男」の作中の話に登場する「笑い男」って、攻殻機動隊の「笑い男」のモチーフになったのかなと思った。

    久しぶりに読んで、そういえば現代文学は苦手だったのを思い出した。
    でも、同じ頃のと言うかジョージ・オーウェルとか、時期はもっと違うけどサイバーパンクSFみたいな、タバコと酒を片時も離さない、みたいな退廃的な雰囲気は、よく知ってる気がする、と思いながら読んだ。

    作品全体としては、さらっと、なんの感慨も抱かず読み終わってしまうことも出来るし、考え出すと心の中にシミか澱のように印象が残ってしまう不気味さもある。って、こんな感想も、現代文学と言うか、この頃の作品に良く言われがちな感じがする。
    (と言うか、この辺りの作品を読んだ登場人物が、文学史論と、その社会背景をウンチクするような作品で、二次的に印象付けられたのかもしれないけれど。なんか考えれば考えるほど、この感想の言葉遣いも、影響受けてきてるような……)

    何の感慨も抱かずに、と書いたけど、話の一場面を思い返したりするのは、なんらか心が動いたのかな、とも思う。

  • 自分のは紛失

  • 若い人や子供の感性の描写が随所にちりばめられている。それを「大人」の世界からある種異端なものとしてとらえて書かれている。著者は両者の住み分けができる、行き来できる人。だからこそ板挟みになると痛みを感じただろうし、それを物語にしようとしたのだろう。

  • ↓貸出状況確認はこちら↓
    https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00260220

  • サリンジャーの中ではいちばん読みやすかった。とくに、「笑い男」は構造的に好き。

  • 途中で眠くなった。
    サリンジャーは会話で進んでいくのが特徴だと思う。
    ライ麦畑でつかまえては大好きだけど、これは話を掴むまでが難しく短編なので、ライ麦みたいな感じは味わえない。
    途中で眠くなったと書いたが、非難の意味ではなく、この人の本は、いっきに読んで楽しむものではないと思っている。
    無機質なものを読みたいときはサリンジャーがいい。
    読んでもよくわかんないけど、なんかサリンジャーが好きだ。 

  • タイトルの通り、九つの物語からなる短編集。
    もう少し読解力を鍛えてからまた読みたい作品です。なにかが起こるわけではない日常を切り取ったタイプのストーリー、特に会話劇は読みなれていないため難しく感じました。日頃から考えながら読むということをしていなかったんだなと痛感。

    それでも「テディ」はお気に入りで、天気に左右される男に詩人ですか?と尋ね、詩人は感情のないものに感情を注入するから、と続く会話はとてもおもしろかったです。

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