ナイン・ストーリーズ (新潮文庫)

制作 : 野崎 孝 
  • 新潮社
3.65
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本棚登録 : 5161
レビュー : 524
  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102057018

感想・レビュー・書評

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  • 大学時代に、「バナナフィッシュにうってつけの日」を読んで衝撃を受けました。
    繊細ではない自分にはない感覚の”シーモア”やグラースが気になり、他の著作を読みました。
    今はすっかり社会人(でサラリーマン)となってしまい日々やキャリアを考えたりしていると、当時のそういった悩みや感性を忘れてしまい、こちらも今にして思うと(私にとっての)青春小説だったなぁ~と思います。

  • サリンジャー2作目。
    夏は意味もなく外国文学が読みたくなるので購入。

    1作目『ライ麦畑』はいまいちピンと来なかった。
    さてこちらはと言うと…

    やっぱりピンと来ない。

    きっとそこかしこに何かの象徴やメタファーが仕込まれてるんだろうけど、どうもね。
    僕はサリンジャー作品と合わないようです。

    内容とは直接関係ないけど、訳がよくない。
    よくないと言うか、古い。 なんか高校生・大学生が和訳した文章みたい。

    更に全然関係ないけど、サリンジャーの描くアメリカの若者ってどうしてああ薄汚い感じがするんだろう。
    20世紀前半の一般的アメリカ青年は、だいたいあんな感じだったのか。

  • 初サリンジャー。最初の「バナナフィッシュ」から最高に面白かった。

  • キャラ立ちにはすさまじいものがあります。愛すべき狂人というような。
    この中で「エズミに捧ぐー愛と汚辱のうちにー」に出てくる美少女が「わたし、汚辱ってものにすごく興味があるの」といって主人公に「汚辱」がお題の短編小説を書くようねだります。このセリフにグッときた人は是非とも読むべきです。

  • この短編集の中にある❝バナナフィッシュにうってつけの日❞が読みたくて高校生の頃に購入!表紙が可愛いのに可愛くない短編が9つ入っています(笑)

  • サリンジャーの9つの短編が発表年代順に並んでいて、彼の変わらない部分と変わっていった部分が感じられておもしろい。後半の作品の方が読みやすいが(特に最後の「エディ」とか)、前半の方が苦い話が多くて好みだ。(最初の「バナナフィッシュ」は端正で読みやすい作品だけれど)。アメリカ中産階級の、若者の、戦争経験者の、それぞれのやるせなさにもがくサリンジャーが浮かび上がってくる。

  • 「バナナフィッシュにうってつけの日」が一番シーモアを近く感じられた、(当たり前だけども)それが凄く嬉しくて心地好かったのだと三作を読んだ今なら思えます

  • 繊細な若者(子ども)の純粋さ、あどけなさ、みずみずしさ。英語で書かれた文学作品を本当に自然に理解できてニューヨークにも精通していたらもう少し話に引き込まれて☆5つけるかもしれないが、日本人だし日本語訳しか読めずこの物語たちの真の魅力を理解できていないような気がして少し歯痒い。

  • サリンジャーの中ではいちばん読みやすかった。とくに、「笑い男」は構造的に好き。

  • わたしが読んだサリンジャー3冊(ライ麦畑、フラニーとズーイ、ナインストーリーズ)の中で一番読みやすかった。とくにバナナフィッシュからエズミに捧ぐまでの6編が良い。瑞々しい感性を持った子どもたちの目を通して大人の世界を覗き見ているような感覚になる。人は一度大人の側に渡ると子どもの頃は何にも考えていなかったように感じてしまうけれど、幼いなりに日々さまざまな感情を抱いていたはずで、そういう一度は消えてしまった記憶が蘇ってくるような一冊。

サリンジャーの作品

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