戦争と平和(一) (新潮文庫)

著者 :
制作 : 工藤 精一郎 
  • 新潮社
3.78
  • (68)
  • (56)
  • (106)
  • (4)
  • (2)
本棚登録 : 1132
レビュー : 58
  • Amazon.co.jp ・本 (677ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102060131

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 「ナターシャピエールアンドざグレートコメットオブ1812」っていう、ものすごい長い、しかし戦争と平和のお話ですよーっていうアピールがすごいタイトルのミュージカルを、見るに当たって読まなきゃと思ったのだけど、まあ読み終わらない(T-T)初日が明け、観劇し、千秋楽が終わってようやくよみおわりました。

    トニー賞を取った?あれ?とってないか、ノミネートされたやつなんだけど、冒頭に登場人物紹介ソングがあって、その紹介ソングと、ナターシャが生田絵里香ちゃん、ピエールが井上芳雄さんという顔変換があってやっと読み終われたの。ありがとう井上芳雄様。

    だいたい、ロシア人、名前がややこしく、愛称が本名からはかけ離れてるという上に、名字にも何種類か呼び方があり、さらに男性と女性で同じ名字を別の呼び方するって言う。あげくに、お父さんと同じ名前を子どもにつけるの。もう、カオス。

    おもしろかった!!
    ただ、トルストイさんちょっとくどい。〇〇のような。。って、多くてまあ2つまでじゃない。「バラのような、少女のような」がギリなのに、こういう比喩表現を、もんのすごい、10こも11こも並べてくる。もはや何を表したいのかが迷子だわ。あと、クトゥーゾフっていう将軍が大好きすぎる。だれも嫌いとか思ってないのに、すごいかばってくる。しらんおじさんなのに、そんなにかばったらかえって怪しくない?
    クトゥーゾフをかばわなかったら4巻の本が3巻ですんだな。

    で、全部読んだ結果、そのナターシャピエールアンドザグレーとコメットなんちゃらが、ものすごくトルストイさんが表現したいことを端的にしかも詩的でおもしろく表現していることが分かった。作った人天才だし、このピエールを、こういう風にみんなに好かれるキャラクターとして再現する井上芳雄様天才だった。
    トニー賞は取れなったけど、私が、トルストイで賞をあげる!!

    トルストイさんは、天国の雲の上からめっちゃ感謝した方がいいよ。とおもいました。

  • ナポレオンがロシアに侵攻を始めた際、それを迎え撃ったロシア側の話。
    華麗なロシアの社交界が、描かれ、そこで生きる人々と、それとは対照的に描かれる戦場の描写。
    それらを通して、人間の業が浮き彫りになっていく。

  • 戦争と平和が交錯する中で自身の信念や想いを揺さぶられ翻弄される人々の心の変遷を描いたドラマ。その中に著者の考える歴史学と様々な事件や事象についての見解、解説、考察が織り込まれています。

    新しい登場人物が次々に現れる物語の序盤は感情移入もままならず、読みにくさに苦戦しました。最初は相関図を片手に読み進めるのもいいかもしれません。やがて物語が大きく動き始めるとそこからは打って変わって読みやすくなり物語に惹きこまれていきました。

    登場人物のセリフや、著者自身の言葉で伝えられるメッセージには深く考えさせられるものがあります。
    壮大なドラマの中でそれらに出会い読み解いていく面白さ。とても有意義な読書体験でした。

  • これまで長くて読むのを躊躇っていた。
    読み始めると読みやすい。

  • 2009.11.29 読了

  • ナポレオンが統治するフランスvsロシアを背景に
    若者たちがどう生きていくか、が描かれている…が
    なにせ4巻中の1巻、起承転結の起、物語は始まったばかり。。

    登場人物は多いけどとりあえず、ピエール・ベズウーホフ、
    アンドレイ・ボルコンスキィ、ニコライ・ロストフ、ナターシャ・ロストワを
    押さえておけばなんとか読み進められます

    「真実を語ることはひじょうにむつかしいことで、若い人で
    それができるものはきわめてまれである」(p561)とあるように
    若者が人生の岐路に立ち、これから迷っていく、そのスタートラインの第1巻。
    2巻も楽しみです。

  • 主人公という主人公のいない、こんな長編を読むのは初めて。
    登場人物の多さに苦戦しながらもなんとか一巻を読了。

    財産を相続し、きれいなお嫁さんも手に入れたピエールと、自ら望んで戦争に行き、負傷して捕虜になったアンドレイの二人が今後どうなっていくのかが楽しみ。

    アウステルリッツの戦いって世界史で習ったけど、その様子は想像しようもなかったので、今回読んでなんだかドキドキした。
    そうか、これが「戦争」か。
    では「平和」は?
    次の巻には何が描かれるのだろう。

  • カバーから:19世紀初頭、ナポレオンのロシア侵入という歴史的大事件に際して発揮されたロシア人の民族性を、貴族社会と民衆のありさまを余すところなく描きつくすことを通して謳い揚げた一大叙事詩。

  • 「この一線を越えるのは恐ろしい、だが、越えてみたい気もする。」

    アンナ・ミハイロヴナによるボリスのための画策、アンドレイ公爵による死への願望、ロストフによる皇帝への羨望。様々な人間が様々に交差しながら、それぞれの信念のもとに行動している小説。舞台はものすごい広がりを見せる。

  • まだ出だしだからか、戦争部分より社交界の話の方が多かったにも関わらず、なかなか進まなくて・・・読み終われるか心配でした。今回は人間関係が少しわかったという感じで、次巻以降が気になります。

全58件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

一八二八年生まれ。一九一〇年没。一九世紀ロシア文学を代表する作家。「戦争と平和」「アンナ=カレーニナ」等の長編小説を発表。道徳的人道主義を説き、日本文学にも武者小路実らを通して多大な影響を与える。

「2004年 『新版 人生論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

戦争と平和(一) (新潮文庫)のその他の作品

トルストイの作品

ツイートする