O・ヘンリ短編集 (2) (新潮文庫)

著者 :
制作 : 大久保 康雄 
  • 新潮社
3.76
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本棚登録 : 726
レビュー : 50
  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102072028

感想・レビュー・書評

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  • 創作文芸の先生から「この人の本は読んどけ」とおすすめされてた
    ので読んだ。
    勧められたのも納得。ごくごく短いお話の中にまとまった、人間の願いや生涯、数奇な運命。
    機知に富んだ比喩表現も面白い。

    どれもよかったけど、「ハーレムの悲劇」がいちばん好き。
    夫のDVから抜け出そうとしない、それどころか殴られることに愛情を感じる妻が描かれてるんですが、
    暴力を振るったあと、夫は贖うかのように妻に優しくし、洋服や芝居のチケットなんかを買ってやるのです。
    このつかの間の優しさが妻に愛情を再生産させ、DVから抜け出せない状態が出来上がっていくんですよね…
    今から100年前の人が、DVの本質を見事に描ききってたので、びっくりしましたよもう…
    あとこの話、オチが可哀想すぎるのが大好き。
    妻にぶん殴られてもやり返さず、黙って洗濯をはじめる夫も、
    夫にそんな事させる気など毛頭なく、殴打という名の愛情を期待していた妻もかわいそう。
    傍目から見れば「ちょwwwワロスwww」ってオチなんですけどね。そこがいい。


  • やっとの思いで見つけた3巻!

    大好きなOヘンリー..

  • 『賢者の贈りもの』は、年若く貧しい夫婦が、お互いにクリスマス・プレゼントのために、自分の大切なものを手放してプレゼントを買う話。子どものころには、なんて悲しいんだろう、どうにもやりきれない、と感じていたように思う。いまはもうちょっと、苦味と、あたたかさまで感じてしまった。そして、子どものときも、今も、この作品からは、言葉にするまでもなく、まずその第一に、美しさをずばっと感じています。「第一集」にくらべて、まあ、読んでいるときのこちら側のコンディションは大いに関係あるでしょうけれども、そういうのを抜きしていえば、迫力とひきつける力の強い「第二集」と言えますかね。読んでいて夢中になる感覚、意識する前にぐっと取りこまれてしまう感覚、そういうのが強く、この読書にはありました。

  • レビューは3冊目読了後に。

  • 「運命の道」どれを選んでもせつない…。

  • 1/3まで読んで返却。

    「賢者の贈り物」を始め、シュールなオチのショートショートですね。

    雰囲気やオチは落語に近くて、まあまあ面白いと思うんですが、やっぱりこういう形式の小説を翻訳の文体で読むのはつらいです。

    落語が噺家次第で面白くもつまらなくもなるように、小説もオチに至るまでの文体で引っ掛かると、話の面白さが半分になっちゃいます。

    話自体が特別面白いわけでもないので途中放棄。

    やっぱ翻訳ものはダメだった…

  • 13話目の「うしなわれた混合酒」。酒好きにはたまらない作品。冒頭の「賢者の贈りもの」もいい。まるで狐につままれたかのような、不思議で軽妙で、それでいて何かファンタジックな世界を楽しめる。

  • 有名な「賢者の贈り物」、TVで紹介された「千ドル」などが収録されています。
    さくさく読めてオチがあるのですが、時々上手くはまらないのは、私が外国人だからなのか、時代のせいなのか、両方なのか……
    今回はちょっとした言い回しなどがよくわからないことの方が多くて、(1)ほど気に入る話もなかったかも。

    カバー / 前川 直
    デザイン / 新潮社装幀室

  • 中学生の時の必読図書でした。
    「賢者の贈り物」は、アニメでも見ていましたし、一番有名な話ではないでしょうか。
    他にも短編集はありますが、全部読んだか記憶にない…。

  • なんだか負担なく読める短編集。一年ぐらい前に林修先生がテレビで紹介していたのがきっかけで、その時に古本屋で見つけて買っておきましたが、やっと出張先の新潟に向かう新幹線で読みました。
     一番初めの「賢者の贈り物」が個人的には一番好きですが、林先生は「千ドル」がお勧めとのこと。著者の人生観がにじみ出ている作品たちで、ヘンリ自身の職業遍歴が匂う人間臭い作品です。良かったです。

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