賢者の贈りもの O・ヘンリー傑作選I (新潮文庫)

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  • 新潮社 (2014年11月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784102072042

作品紹介・あらすじ

デラはおんぼろカウチに身を投げて泣いていた。明日はクリスマスというのに手元にはわずか1ドル87セント。これでは愛する夫ジムに何の贈りものもできない。デラは苦肉の策を思いつき実行するが、ジムもまた、妻のために一大決心をしていた―。若い夫婦のすれ違いが招いた奇跡を描く表題作ほか、ユーモラスな「赤い酋長の身代金」「千ドル」など、選り抜きの傑作を集めた新訳版。

感想・レビュー・書評

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  • アメリカン短編といえばこの人、というイメージ。

    「賢者の贈り物」や「最後のひと葉」なんかが有名だが、実際はハートフルというよりシニカルでウイットに富んだものが多い。

    「あらあら」とか「ふふん」みたいな感想で終わる。

    短編というより掌編に近いか。約260ページで16篇。さらっと読める。
    星新一さんからSFを抜いた感じかな。

    子供の頃、まだ声変りが終わらないような頃に気に入って全巻読んだ覚えがある。
    はたして今読むとどうなのか?
    寝る前に1篇ずつ。

    読む!!

    うむ!!

    あれ??

    _| ̄|○イマイチヒビカンナー

    これかー。
    これが歳を取ってしまったということか。
    心が汚くなってしまったんかな~?

    はい。汚れっちまった悲しみに~♪ ってか!
    (ノД`)シクシク

    • ひまわりめろんさん
      一応スマホでもできる
      超めんどくさいからおすすめはしないけど
      一応スマホでもできる
      超めんどくさいからおすすめはしないけど
      2024/11/10
    • ultraman719さん
      土瓶さん

      1日5本って…
      朝一から、レイトショーまでですかね。


      ひま師匠

      スマホアプリ使わずに、ブラウザー使えば出来る感じですかね?
      土瓶さん

      1日5本って…
      朝一から、レイトショーまでですかね。


      ひま師匠

      スマホアプリ使わずに、ブラウザー使えば出来る感じですかね?
      2024/11/10
    • ひまわりめろんさん
      ウルちゃん

      そうそう
      ウルちゃん

      そうそう
      2024/11/10
  • 100年以上前のアメリカの作家による短編計16篇。

    どの短編も、貧富の差を超えた愛や人間くささを、時にロマンスたっぷりに、時にユーモラスに描いたような話が続く。そしてどこか古き映画的。
    当時のアメリカ社会や人間模様の風味を味わえる。

    クリスマスプレゼントで貰い、スキマ時間に少しずつ楽しみました。

  • 優しい眼差しのお話が16編収録された短編集。
    どのお話も登場人物たちがチャーミングで、作者のキャラクターたちへの愛を感じる一冊。とにかく好き。
    オチが秀逸なのもさすが。→

    特に好きなお話は

    春はアラカルト(とにかくかわいい!)
    二十年後(上手いよなぁ)
    水車のある教会(切なくてラストが良き!)
    千ドル(ジリアン良き)
    緑のドア(世界観がたまらない&オチ最高!)
    赤い酋長の身代金(がんばれビル!笑)
    この世は相身互い(これ、最高じゃない?)


    巻末の翻訳者さんのあとがきがまたいいんだよなぁ。
    私がO・ヘンリーが好きな理由を言語化してくれている感じがした。

    新潮文庫の「名作新訳コレクション」として新訳版で3巻分出されているんだけど、これ最高。もっとやって(笑)

  • ラスト2~3行の大どんでん返しがあったり、あっと言わせるようなオチが待っていたり。短編らしい短編がたくさん詰まった小説。
    「賢者の贈りもの」は昔CMにも使われてた記憶がある。
    クリスマスの夜、貧しい夫婦の物語。
    妻は夫が大切にしている金時計につける鎖を買うために自分の美しい髪の毛を売り、夫は妻の髪の毛に使う櫛を買うために自分が大切にしていた金時計を売ってしまう。お互いの贈りものは無駄なものになってしまうけれど…というお話。
    これを美しい夫婦愛と取るか、馬鹿げた皮肉的な物語と取るかは、読み手に委ねられてると思うけれど。

    感動系、思わず笑ってしまうもの、そのオチにただ感心してしまうもの、シニカル系、いろいろあるけれど、訳者のあとがきにあった「落語のような物語」というのは本当にその通りだと思った。
    表題作以外なら、「ハーグレーヴスの一人二役」「水車のある教会」「緑のドア」が好き。
    短編集は気楽に読めていい。閑話休題的読書。

  • 短編の名手O・ヘンリー。「賢者の贈りもの」はあらすじだけ知っているけど、初めてまともに読んだ。イイ話系が多いのかと思いきや、ちょっと切ない話やツッコミたくなるような話もあり、どの話にも意外なオチがある。個人的には「ハーヴレーヴスの一人二役」「二十年後」が好き。全体的にユーモアがあって、著者が読者に語るようなスタイルが多く、訳者あとがきの「落語家タイプ」という表現がしっくりくる。

  • 『賢者の贈りもの』

    貧しい夫妻が相手にクリスマスプレゼントを買うお金を工面しようとする。
    夫のジムは、祖父と父から受け継いだ金の懐中時計を大切にしていた。
    妻のデラは、その金時計を吊るすプラチナの鎖を贈り物として買うかわりに、夫妻が誇るデラの美しい髪を、髪の毛を買い取る商人マダム・ソフロニーの元でバッサリ切り落とし、売ってしまう。
    一方、夫のジムはデラが欲しがっていた鼈甲の櫛を買うために、自慢の懐中時計を質に入れてしまっていた。
    物語の結末で、この一見愚かな行き違いは、しかし、最も賢明な行為であったと結ばれている。



    私はとにかく図書カードがほしい。

  • 子どもの頃に某コマーシャルで表題の作品を見て、いい話だなと思っていたのですがやっと原作を読む事が出来ました。いわゆるいい話だけでなく不思議な話や悲しい話もあり飽きることなく一気に読めました。

  • 互いを思いながらの贈り物のすれ違い。
    クリスマスを迎え、私達は神様のギフトをちゃんと受け取っているのでしょうか。

    【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 自粛期間中に読んだ

    どの物語も、最後の最後にどんでん返しがあって、とても面白かった!
    この話どうなるんだろう?と思いながら読んでたら、こうきたか!というような展開でとても面白かった。
    それぞれのストーリーに出てくる登場人物に愛着が湧いた。

  • 前にもO・ヘンリーの短編集は読んだことがあるのですが、その時は半分以上の作品が難しく感じました。

    本書は新訳のおかげもあってか、非常に読みやすくおもしろかったです(それでも中にはオチが今いちわからないものもあった)。

    特におもしろかったのは『賢者の贈り物』『春はアラカルト』『赤い酋長の身代金』『この世は相身互い』『車を待たせて』です。

  • めっちゃ好き3代目

  • 先に読んでいたものと被るものも多かった。「この世は相身互い」は良かった。

  • 小学生の頃公文の教材で読んだ、表題作「賢者の贈りもの」を読みたくて購入。
    短編だけど起承転結がしっかりあって読み応え◎
    どんでん返しもある。
    表題作以外も好きな作品ばかり!

  • 公文の英語に「賢者の贈り物」の話がでてきて、他の作品も気になって小学生のときに購入した本!20歳になっても読むたびにほっこりします!クリスマス前になると読み返したくなる(^^)

  • 残念ながら合わなかった。
    想像力が足りないのか、ただ文字を読むだけで内容が頭に入ってこない。途中で断念。

  • 賢者の贈りものの話はなかなかホッコリする物語でした

  • 「賢者の贈り物」を筆頭に、「春はアラカルト」「ハーグレーヴズの一人二役」「二十年後」「理想郷の短期滞在客」「巡査と賛美歌」「水車のある教会」「手入れのよいランプ」「千ドル」「黒鷲の通過」「緑のドア」「いそがしいブローカーのロマンス」「赤い酋長の身代金」「伯爵と婚礼の客」「この世は相身互い」「車を待たせて」を収録。

  • 賢者の贈りもの。不朽の名作。心があったかくなる。

  • 『賢者の贈りもの』が見たくて購入。

    寓話のようなおはなし

    作者の意見がところどころ入ってくるノイズが少し耳障り

  • もともと、O・ヘンリーのお話は短編で綺麗に落ちるものがほとんどなので、訳の古いものでもそれほど違和感がなく読んできました。ですから新訳だからとても読みやすいというわけではないのですが、訳者さんの違いもあって印象の変わる話もあり同じ話でも十分に堪能できました。今回印象深かったのはストーリー中に作者自身が語る部分です。訳者あとがきで、その件について「落語家タイプ」と表現していて妙に納得しました。また「賢者の贈り物」に関して、暗い話にもなると書かれていた事も常々そう思っていた私をちょっとほっとさせてくれました。

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著者プロフィール

1956年横浜生まれ。東京大学大学院修士課程修了。翻訳家、東京工業大学名誉教授。著書に『翻訳の秘密』(研究社)、訳書にH・ジェイムズ『デイジー・ミラー』(新潮文庫)、J・ラヒリ『停電の夜に』(新潮社)、E・ヘミングウェイ『老人と海』(光文社古典新訳文庫)、E・ストラウト『オリーヴ・キタリッジの生活』(早川書房)など。

「2024年 『オクシアーナへの道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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