あしながおじさん (新潮文庫)

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  • / ISBN・EAN: 9784102082034

作品紹介・あらすじ

孤児院で育ったジュディの人生に、とびきりのチャンスと幸せが舞い込んできた。名を名乗らない裕福な紳士が、奨学金を出して彼女を大学に通わせてくれるという。ただし条件がひとつ。毎月、手紙を書いて送ること。ジュディは謎の紳士を「あしながおじさん」と呼び、持ち前のユーモアがあふれた手紙を書き続けるのだが――。最高に素敵なハッピーエンドが待ち受ける、エバーグリーンな名作。

感想・レビュー・書評

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  • 子供の頃に読んで以来の再読。
    おびのりさんのレビューに刺激されました。
    だって私も、エンディングを忘れていたからです!!
    こんなにも素敵なハッピーエンドなのに!!

    物語のほとんどは、孤児院で育ったジュディが、名を名乗らない紳士(あしながおじさん)へ宛てた手紙で構成されています。
    大学での生活、勉強、友人関係など、おおいに満喫している様子が、“手紙”という形で表現されている楽しさ。
    これがまた、ユーモアに溢れていて、ジュディが可愛らしくて、きゅんきゅんするの。
    生きている一瞬一瞬を本当に楽しんでいて、幸せを全身で感じている。
    学べる環境があるのは素晴らしいなと、改めて思う。

    そして時代背景なども時折記されていて興味深い。
    “女性は市民でしょうか?法律上は、市民権は与えられていませんね”
    (この作品は1912年出版)
    女性が選挙権を得たのは、アメリカ1920年、日本1945年のようです。

    「続あしながおじさん」も読みます!

    • おびのりさん
      みんみんさん、aoi-soraさんこんばんは。

      私、りぼん派だったんです。ふふふ。
      そして、キャンディは、アニメ一回目!忘れもしない一回目...
      みんみんさん、aoi-soraさんこんばんは。

      私、りぼん派だったんです。ふふふ。
      そして、キャンディは、アニメ一回目!忘れもしない一回目!に、施設に養子縁組に来た夫婦がキャンディを選んだら、友人の女の子が、寂しがって、それでキャンディは、養子を断ったら、その子がもらわれていった。という残酷さに、見るのをやめたんですよ。
      懐かしいなぁ、思い出したわ。
      2022/09/13
    • みんみんさん
      そんな始まりだったんだ(°_°)
      内容はドロドロの愛憎だもの…
      今なら子どものアニメにはちょっとだよね笑
      そんな始まりだったんだ(°_°)
      内容はドロドロの愛憎だもの…
      今なら子どものアニメにはちょっとだよね笑
      2022/09/13
    • aoi-soraさん
      おびさん、みんみんさん、こんばんは。
      なんだか、キャンディキャンディって残酷なのね(⁠+⁠_⁠+⁠)

      子供の頃田舎に住んでたから、テ...
      おびさん、みんみんさん、こんばんは。
      なんだか、キャンディキャンディって残酷なのね(⁠+⁠_⁠+⁠)

      子供の頃田舎に住んでたから、テレビのチャンネル数が少なくて、ケーブルテレビに入ってないと、キャンディ観れなくて。
      友達の家でたまに観たり、チョット大きくなってから、再放送を観たり…
      って感じだから、そんな恐ろしい話だとは知らなかった*⁠\⁠0⁠/⁠*
      2022/09/13
  • なんということか、私はこの小説のエンディングを覚えていなかったのです。確かアニメも観たような、児童文学全集で読んだような。
    孤児院で育った少女ーとういうより18歳かな、大学生になろうという女性ですね。ージュディ。彼女が大学に行けるように援助してくれるという男性が現れる。条件は、毎月手紙を書くこと。
    そして、この小説は彼女の“あしながおじさん”への手紙で構成される。援助は学費に留まらず、毎月のお小遣いやクリスマスのプレゼントなど、気のせいか年々豪華になっていくようです。
    “あしながおじさん”は誰?というミステリーの伏線ですね。
    なかなか幸福度お高め、お手紙はユーモア溢れ、挿絵はお茶目な癒し小説です。

    ところで、“ガラスの仮面”はどうなっているのだろう。紫の薔薇の人は、お元気でしょうか。再開された時、おお!って期待していたんだけど、紅天女が決まらない。諦めて、読みドメ。完結信じて待ってれば良いのでしょうか。

    • おびのりさん
      皆さん、こんばんは。
      なんだ安心。皆さん似たようなそこそこ感。soraさん、演劇クラブ!お会いしたこと無いけど、見かけによらず?笑
      みんみん...
      皆さん、こんばんは。
      なんだ安心。皆さん似たようなそこそこ感。soraさん、演劇クラブ!お会いしたこと無いけど、見かけによらず?笑
      みんみんさん、漫画読むのが忙しくて、レビューする暇がないんですよ。ふふふ。
      2022/08/31
    • 松子さん
      こんばんは(^^)
      コミック界のあしながおじさんの頂点は
      紫の薔薇の人☆
      おびさん、最高です♪

      あおちゃん、演劇クラブって楽しそうだねぇ
      ...
      こんばんは(^^)
      コミック界のあしながおじさんの頂点は
      紫の薔薇の人☆
      おびさん、最高です♪

      あおちゃん、演劇クラブって楽しそうだねぇ
      こんどもっと聞きたいっ!
      ぜひ、いつかどこかのレビューに詳しくぅ♪

      みんみんさん、思い出の少女漫画…
      考えたのですが…
      ときめきトゥナイトとハイティーンブギが思い出に残ってます♪ 読んでいた頃のときめきは残っているのですが、内容があまり思い出せずレビューできるほどの感想がなくて…

      ガラスの仮面最新刊が出たら、かならずレビューしますっ(^^)
      2022/08/31
    • aoi-soraさん
      こんばんは。

      えっと私の演劇クラブでの経験は、マヤとはかけ離れ、役柄が憑依することもなく、なりきることも出来ず、ただただ、ステージの上...
      こんばんは。

      えっと私の演劇クラブでの経験は、マヤとはかけ離れ、役柄が憑依することもなく、なりきることも出来ず、ただただ、ステージの上にいることが恥ずかしかった思い出があるのみ…(-_-メ)

      みんみんさん。
      私も昔読んだマンガ、内容がちゃんと思い出せないの。

      好きだったのは、
      ホットロードかな( ꈍᴗꈍ)
      2022/08/31
  • みなさんが絶賛しているのをよくお見かけするなあと思っていた本書、意外とちゃんと読んだことないかも?と思い手に取ってみた。
    そしたらめちゃくちゃ最高のお話!ブクログばんざい!

    あしながおじさんがはげているか執拗に気にする、好奇心とユーモアと、日常を楽しむ気概あふれるジュディが可愛すぎて。
    あしながおじさんに寄付をもらって、「神さま、ありがとうございます!」「そのかたにそう考えさせたのは、神さまのなさったことだ」と言う人に「神さまがくださったのではありません」「とんでもない!わたしがその方に言って考えてもらったのです」と言う、現実的なところも大好き。
    ラストはキュンとせずにはいられない!

    図書館で借りて読んでしまったのだけど、一冊うちに置いておいて、たまに読み返したくなる本だと思った。

    • aoi-soraさん
      ロッキーさん、こんばんは^⁠_⁠^
      最高ですよね!
      大人になって読むとは思わなかった本。
      本当にブクログ万歳ですね(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)

      “お...
      ロッキーさん、こんばんは^⁠_⁠^
      最高ですよね!
      大人になって読むとは思わなかった本。
      本当にブクログ万歳ですね(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)

      “おじさまはハゲですか?”(笑)
      2022/12/11
    • ロッキーさん
      aoiさん、コメントありがとうございます!
      いつも優しさが感じられるレビューと幅広い選書、楽しく拝見してます\( ˆoˆ )/

      あしながお...
      aoiさん、コメントありがとうございます!
      いつも優しさが感じられるレビューと幅広い選書、楽しく拝見してます\( ˆoˆ )/

      あしながおじさん、大人がこんなに楽しめる作品とは!再評価されてほしいです。
      「おじさまはハゲですか?」面白すぎる笑
      2022/12/12
  • 小学生以来の再読。ジュディの手紙で描かれる人物評や大学生活などの細部が愛おしい。「今を生きる」「わたしはちょっと横にそれて人生を眺める好位置を得た」など名言たくさん。余韻の残る終わり方。訳と訳者あとがきが良かった。

  • 名作すぎて今さら内容を人に聞けない作品第一弾‼︎

    おびさん♪ありがとうございますm(_ _)m
    楽しく読みました〜‼︎
    なるほどこんな内容でこんな結末だったとは…
    なんて素敵なハッピーエンド‼︎

    ずーっと一方通行の手紙だったんですね(*_*)
    一ヵ月に一度の約束の手紙…三日に開けず出しまくりそして可愛い空想だらけの手紙笑
    なぜか時々大切なおじさまに暴言からの反省笑
    「おじさまはハゲですか?」何回も聞いてるし!
    手紙に書いてある絵が可愛いし笑えるし(°▽°)

    愛しいわジュディ‼︎
    子どもの頃読んでたら間違いなく"あしながおじさん”
    を夢見る乙女になったに違いないわ(〃ω〃)

    • aoi-soraさん
      みんみんさん、面白かったよね〜♪

      この結末を忘れていた自分にびっくりしたわ(笑)

      土瓶さんならきっと、夢見る乙女になれますよ(⁠...
      みんみんさん、面白かったよね〜♪

      この結末を忘れていた自分にびっくりしたわ(笑)

      土瓶さんならきっと、夢見る乙女になれますよ(⁠ノ⁠◕⁠ヮ⁠◕⁠)⁠ノ⁠*⁠.⁠✧
      2022/09/17
    • みんみんさん
      王道に安心しました\(//∇//)\
      王道に安心しました\(//∇//)\
      2022/09/17
    • 土瓶さん
      お〜と〜め〜(⁠。⁠♡⁠‿⁠♡⁠。⁠)♪
      お〜と〜め〜(⁠。⁠♡⁠‿⁠♡⁠。⁠)♪
      2022/09/17
  • 物語の中にさまざまな手紙が書かれていて面白味がありますので初心者にも小説を読むのが苦手な方にもオススメです。

  • 前回福音館の坪井郁美さん訳で読んだのだけど、読書会を機にこちらの訳を。

    まず、表紙がかわいいです。
    手紙の中に添えられていた、ジュディが(作者が)描いたイラストたちが、絶妙なデザインで使われています。

    前回読んだ時はそこまで感動していなかったはず。
    児童文学的だが、深刻さはないと。

    しかし今回はとても肯定的に読むことができました。以下読書会のメンバーの感想もよ含めて。

    ・物語としては単調だけど、かわいらしく、魅力的なジュディの手紙は読むのが楽しい。
    ・シンデレラストーリーと言ってしまえば それまでだが、ジュディが努力しているから、応援したくなる(少しくらいお洋服買ってもいいかと思える)
    ・孤児院のことをあんなに恥ずかしく呪わしく思っていた子が、最後は愛情さえ持ち、どうやら続編に繋がりそう。
    ・哲学的で社会派な女の子に成長させた実りある大学の日々は眩しいほど。

    今回の私は『ハムレット』の舞台をジュディにプレゼントしてくれたジャービーさんに惚れました。
    あんなに楽しそうな手紙読まされたら、嬉しそうな顔を見たくなるわな、ジャービー氏。

    岩本訳では、前回坪井訳で読んだ謎の"犬猫降り" が、ちゃんと"土砂降り" キャッツ&ドッグズとルビがふってあり、しっくり来ました。
    ~ですの。みたいなくすぐったい口調がなかったのも読みやすさを助けていたかもしれません。

    それに…まるで福音書のようなアンクルトムの小屋を読んだ後でしたので、神様という存在に頼らないジュディは頼もしく見えたりもしました。

    彼女の名言
    「寒さと霜を受けると少ししおれてしまいますが、太陽が輝けばぐんぐん成長します…苦労と悲しみと落胆が精神力を鍛えるという説には賛成しません。親切な心にあふれているのは、しあわせな人たちです。人間嫌いは信用できません。」

    翻訳者の畔柳和代さんによる解説にこんなふうに書かれています。ウェブスターの書いた他の作品の主人公と比べてのことですが、
    「社会の一員となる過程で、持ち前の観察眼と批評精神とユーモアをもって、仕事や幸福、お金や人生、自分が考える違和感について書く…異文化について報告する記者のようでもある。」
    そうなのです、批評的な精神にもユーモアがあるから彼女は魅力的なんですよねー。

    とこんなふうに、2年前に読んだばかりだと言うのに、まるで初めて読んだかのように楽しい時間を過ごしました。

    • ちぃさん
      おはようございます。
      表紙のイラストがほんとにかわいいです。作詞自身が描いたものなんですね。
      おはようございます。
      表紙のイラストがほんとにかわいいです。作詞自身が描いたものなんですね。
      2024/02/15
  • 何回でも読みたい本ベスト3に入る。
    無人島に持って行きたい本3冊にも入る。
    237ページから最後までの14ページくらいはずっと泣きそうになる。嬉しくて素敵すぎて。
    相応しい言葉が見つからないくらい綺麗で幸せな涙が溢れるのです。
    ジュディが書いた数えきれないお手紙はどれもユーモアに溢れていて、あしながおじさんに宛てたお手紙を覗き見してしまってごめんなさいと思いながらも、とても楽しく明るい気持ちになれる。
    続編は未読なんだけれど、この幸せな気持ちのまま取っておこうか、それとも2人の物語の続きをまた覗かせていただこうか迷い中。

  • 最初に読んだのは小学生の頃、祖母から勧められた時に読みました。それから15年経ち、書店で見かけて、再読。
    星10つけたいくらいの本当に、本当に素敵な本だと今なら心から、よく理解できます。

    主人公の孤児院の女の子が、お金のあるおじさんから金銭的な支援だけをうけて学校へ通えるようになります。
    お返しはいらないけれど、毎月お勉強のことなどのお手紙だけはおじさんに送らなくてはいけない約束で、本書はずっとおじさまへのお手紙でできています。

    読んでいくと、読者がおじさんになったような気持ちになり、若くて身寄りのない孤独な女の子の成長を遠くから見守っている気持ちになります。
    好きな文は『とても大きなよろこびが、1番重要ではありません。大切なのは、小さな喜びを大いに重んじることです。おじさま、わたしはしあわせの真の秘密を発見しました。それは、今を生きることです。』
    ああ、これだから児童書はすきです。
    こんなにシンプルなことですが、子どもの頃より大人になってから、ある程度経験したからこそ、純粋な彼女とおじさまのやりとりがこんなに温かく心に染みる。
    大好きな児童書です。

  • あ~あぁ、落ち着くなあ~。

    神様みたいな人が、
    「あなたの好きな本は、ほら、こういうのでしょ」と
    ポーンと投げてくれたのを
    おっとっとってなりながらしっかり受け取って、
    「へー、どれどれ…」読んで、
    「これだー!!」てな感じ、ね、これなんですよ!

    もう何回読んだかわからない!、
    何度読んでも飽きない!
    そんな大大大…大好きな本が、新訳になって
    楽し気にBBの本屋さんに並んでいたの。
    むろん、買 う で しょ!

    ね、表紙の感じも可愛いでしょう!最高だ。

    ストーリーはもちろん皆さんご存知、だと思うけれど、
    有名過ぎて読んでいない、と言う人が
    少なからずおられそう。
    そんな方は、絶対に、読んでね。

    孤児院育ちのジュディを
    ある裕福な紳士が大学へ通わせてくれることに、
    条件は毎月、紳士に向けてお手紙を書くこと!

    今回の新訳を読んで、
    やっぱり会話文が現代風になっていて
    すっきりしていて、そこはちょっと寂しい。
    これはもちろん、私の好みの問題。
    (「おやすみになれまして?」みたいな
    変な言い回しが好きなのですよ、わたしは…)

    あと新訳では、
    サリーと言う優しくて面白いお友達が出来て、
    とても喜んでいるジュディちゃんの気持ちが
    ことさら伝わって来て、なんだか涙が…。
    「サリー・マクブライドはわたしを気に入っています!」
    と手紙に書いているところが可愛い。

    ずーっと同世代の女の子のお友達が
    いなかったんだもんね!

    あと、サリーの兄さんの愛情表現が
    けっこう積極的だったんだ!と思った。

    あー、面白くって楽しくって、
    読み終わってすぐ、旧訳を読みだしてしまった!

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著者プロフィール

ジーン・ウェブスター

「2004年 『あしながおじさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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