- 本 ・本 (415ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102092026
感想・レビュー・書評
-
おそらく20%も理解できたかどうかという印象ですが、その20%でさえ随所に凄みのある場面がありました。
永遠の苦痛、芸術論、学友との議論などは何度も読み返しながら進めました。
この作品を何度か読み返すことになるだろうと、予感させるような作品でした。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ジョイスデビューなのに仕事が忙しくて2ヶ月もかかった読了にちきしょうそのせいで合間は飛ぶけれども、ジョイスデビュー ユリシーズは買ったものの、こんなんじゃいつ手を付ければいいのかしらん
-
断念
-
主人公の名前とかユリシーズへの伏線ぽい、ちょっと自伝風小説。丸谷才一訳。学生時、文学部でこの原書購読の授業にモグリで出たことあるなあ。
-
大学の授業で必要で買ったんだけど、さっぱりさっぱり内容を覚えてない・・・
-
ジョイスの作品にはよく見られるのだが、この小説もギリシア神話の枠組みの下に作られている。
ちなみに主人公、スティーブン・ディーダラスの名は神話に登場する工匠ダイダロス(イカロスの父)の英語読みである。
芸術家や愛国主義、民族主義者など、自分の立場にそれ相当のこだわりがある登場人物達の会話は高尚である。
最後の文章がかっこいい
「ようこそ、人生よ!ぼくは出かけよう、現実の経験と百万回も出会い、ぼくの族のまだ創られていない意識を、ぼくの魂の鍛冶場で鍛えるために。古代の父よ、古代の芸術家よ、永遠に力を与えたまえ。」
著者プロフィール
ジェイムズ・ジョイスの作品





