ヘミングウェイ短編集 1 (新潮文庫 ヘ 2-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102100011

感想・レビュー・書評

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  • 骨太、経験に裏打ちされた文章がとてもいい。短編集の真ん中くらいにあって、最後に読んだ「心が二つある大きな川(二)」がとてもよかった。

  • この短編集は、同氏の作品の内「インディアン部落」「心が二つある大きな川(一)、(二)」など収録されています。

  • 2015/04/29 読了

  • 岩波より読みやすくて情景が想像しやすい。

  • これほどまでに無駄がないのに、鼻先を近づけて直に嗅いだように、その場面がにおってくる。
    空気感が強すぎて、すぐには次の短編にうつれなかった。一日、あるいは二日おいて話が身体に馴染んだ頃に次の話へと進む。そしてまた日をおく。その繰り返し。

  • 「おお、これがヘミングウェイか」という感じ。
    恥ずかしながら、名前だけは知っていながらこの偉大なる
    作家の本を読んだことがありませんでした。

    なんとも、無駄のない文章が印象的です。比喩も少ないし、人の心の大きな揺れ動きもあまり描かれていません。
    そこにある「事実」を淡々と突きつけているようなイメージです。

    印象に残ったのは「殺し屋」
    驚くほど説明がないにも関わらず、全体を覆う緊迫感がひしひしと伝わります。
    あと、「キリマンジャロの雪」
    一番、人間っぽさを感じましたね。死を意識した者の心の内が描かれています。

  • 初めてのハード・ボイルド。
    気持ちに余裕のあるときに読んだ方がいろいろ味わえる気がした。

  • 殺人者たちのみ、読了。ドライな味わい。もうすぐあなたを殺しにやってきますよ、と教えても、どうでもいいとばかりに、ごろりと向こうむくだけって、どんだけの絶望と諦めなのだろうか。

  • この人の作品は、抽象的だが人類の普遍的なテーマについて、分かりにくいメッセージを提供してるように思えるが、なかなか理解できない。一回読んだだけじゃ駄目ってことか。

  • 全体を通して、骨太な印象を受けるのはヘミングウェイ本人のバックグラウンドを先に知ってしまっていたからなのか。ダンディズムとは絶望、不条理、無念といった観念からのみ漂ってくるものなのか。だとしたら、ジローラモのあれはなんなんだ。

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