海流のなかの島々 上巻 (新潮文庫 ヘ 2-8)

制作 : 沼澤 洽治 
  • 新潮社 (2007年6月発売)
3.77
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  • 本棚登録 :293
  • レビュー :27
  • Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102100080

海流のなかの島々 上巻 (新潮文庫 ヘ 2-8)の感想・レビュー・書評

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  • 取りあえずコメント
    一番好きな本

  • 釣りのシーンとかカクテルの描写とかはさすがにうまい。会話も生き生きとしていてとてもいい。そしてネコがかわいい。ヘミングウェイ作品の中では一番好きかもしれない。淡々と生きる主人公の中に、「人生ってこんなものさ」というヘミングウェイからのメッセージがこめられている気がした。淡々と生きパタリと死ぬ。その中に、この作品がそうであるように、人には知れない、ひょっとすると自分でさえも知らないようないろいろなドラマがあって、それが印象深くて大切で懐かしくて、とても貴重だったりもする。そんなことに気づかされる。それが人生です。

  • ブランカきっかけです。
    他の作品よりウエットな印象。

  • ブランカのセリフで「人間の孤独について書かれた本」というのがあった。

  • 主人公の次男が大魚と相対し、それを見守る大人たち、そんな息子の死、そして戦争の中、内面の傷を抱えたまま生きる姿。

  • ヘミングウェイの自然描写がたまらなく美しい。
    トローリングでは巨大カジキマグロと死闘を繰り広げ、夏の暑さと喉の渇きを癒す清涼感たっぷりのフローズン・ダイキリとモヒート、男同士のむさ苦しくも熱い友情、美しく魅惑的な女性。解放的な世界が広がる一方、寂寥感や孤独さがじわっとくるのはなぜだろう。
    ヘミングウェイの生き様を凝縮したかのような流れる文章の一つ一つに、グイグイ飲み込まれて行く。

  • 釣り、戦争、猫、恋愛、孤独…ヘミングウェイ的要素がすべて詰まった小説だった。
    上巻と下巻の差がすごい。
    私は、キラキラ輝く上巻が好きだ。読んでいてすごく幸せだったから。

  • 彼の遺作って聞いた。
    おもしろそ!

  • この本で読書感想文を書けと言われたら「アホか」と言うだろう。
    読んで感想を書くタイプの内容ではない。その時代・場所の空気を味わい、実感するための一冊。読むことで旅行を果たせるような本。
    肌に合う人にとっては、手元に置きたい良書になると思う。

  • 「酒を干して、後悔がどうのこうのって話はやめにすることだ。この時間に酒場でそんな話はどうもいただけねえ。後悔話なら耳にタコでな、俺はーニグロに聞かされ、チャーター船の航海士に聞かされ、ヨットのコックに聞かされ、……おたんちんどもに猫に杓子に聞かされってわけよ。とにかく朝の後悔は願い下げにしとこう。風のある日は飲むに限る。後悔は打ち止め。どっちみち後悔なんてえものは今日流行らねえ。」

    「いや、僕に関するかぎり大ありさ。困るのは僕の人生には単純な事など絶えて久しく無いのに、こっちはいつも単純に単純にと懸命になってるってことだな」

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