赤い小馬 (新潮文庫)

制作 : 西川 正身 
  • 新潮社
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レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102101070

感想・レビュー・書評

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  • ジョーディ少年の牧場での暮らし。
    子馬だったり、出産だったり、祖父だったり・・・
    そういう生き物や人との関わりの中で、
    少年は少しずつ成長していく。

    いずれ大人になったとき、この時のことを思い出す。
    故郷への郷愁とともに。

    スタインベックの、土の香りがする自伝的物語。

  • 「赤い小馬」ジョン・スタインベック著・西川正身訳、新潮文庫、1955.08.26
    156p ¥90 C0197 (2018.02.24読了)(2018.02.23拝借)(1971.11.15/25刷)

    【目次】(なし)
    赤い小馬
    1.贈り物     7頁
    2.大連峰     60頁
    3.約束      87頁
    4.開拓者     122頁
    あとがき 西川正身 154頁

    ☆関連図書(既読)
    「エデンの東(1)」ジョン・スタインベック著・野崎孝訳、ハヤカワ文庫、1972.01.31
    「エデンの東(2)」ジョン・スタインベック著・大橋健三郎訳、ハヤカワ文庫、1972.01.31
    「エデンの東(3)」ジョン・スタインベック著・大橋健三郎訳、ハヤカワ文庫、1972.01.31
    「エデンの東(4)」ジョン・スタインベック著・野崎孝訳、ハヤカワ文庫、1972.01.31
    「愛と死と反逆と」草鹿宏著、集英社文庫、1977.09.20
    「怒りの葡萄(上)」スタインベック著・石一郎訳、角川文庫、1956.09.10(1939年)
    「怒りの葡萄(中)」スタインベック著・石一郎訳、角川文庫、1956.09.20
    「怒りの葡萄(下)」スタインベック著・石一郎訳、角川文庫、1956.11.05
    「二十日鼠と人間」スタインベック著・大門一男訳、新潮文庫、1953.10.10(1937年)
    「真珠」スタインベック著・大門一男訳、角川文庫、1957.08.15(1947年)
    内容紹介(amazon)
    少年は父親から赤い小馬(pony)の子を贈られ、それを育てることを委(まか)される。愛する小馬ギャビランとの出会いと不幸な別れ。スタインベックの故郷サリーナス・ヴァレーを舞台に一人の少年の成長の過程が、大自然や生き物との交流を通じて生き生きと描かれる。

  • ジョーディ少年の豊かな想像力に引き込まれる。
    とてもキラキラしてる。
    恐ろしく辛い出来事に悲しみでいっぱいになりがらも目をそむけない強さ、そして少年の見せる失望と思いやりに胸が詰まる。
    いつとは思い出せない、懐かしい、痛々しい気持ちが甦ってくるようだった。

  • 2009.6.7 読了

  • 昔の、特に海外のなのかもしれないけど、文化の違いか、時代の違いか、そういうのにビビらされる。「そう言われると、自分のしたことが恥ずかしくなった。それでマットに石をぶっつけてやった。」とか、マットは犬だけど、なんで犬に石ぶつけるんやねん、というね、グリーンピースが聞いたら大変にな事になるよ、今なら。まぁそういうの全部ひっくるめて、ワイルドだよ。子どもが馬をプレゼントされるとか、描写を読んでると、わしも馬ほしいわー、なんて思うけど、今ならせいぜいジャンガリアンハムスターかな。

  • あぁ、スタインベックってこんな感じだった。雨や血の匂いはしても、なぜか土の匂いがしないのが不思議。

  • 主人公の少年ジョーディーが自然の中で成長していく様子を描く。
    冒頭は、甘ったれた小生意気の、子供らしい子供だった。
    作中、幾度も傷つき、悟ることで大きく成長する。
    作品が締めに入る頃には、冒頭と比べものにならない程だ。

    流石スタインベック、自然や人間の動きを美しく描く。
    繊細ではない、寧ろ不器用ですらあるが、その無骨さがリアルで、
    現実味を帯びているのだ。

    赤い子馬自体は勿論重要な要素だが、その子馬ではなく、
    子馬の存在でジョーディーがどのように成長し、
    それを以後どのように糧にしていくのかがこの作品の肝。

  • 子どもの頃に経験したあれやこれやを思い出しながら読んだ。
    主人公の父親の不器用さが、見ていて冷や冷やさせられる。
    とても面白かった。

  • スタインベックすげー。怒りの葡萄もまあすばらしく鬱な名作ですけど、これはもっとコンパクトにぎゅっと鬱。ほんとにすごい。びっくりするくらい鬱。
    短編の連作集という感じなのですけど、表題作もすごいが大連峰という短編がもうなんかじわじわきて、たまらん。考えれば考えるほど鬱;;
    これは、ずっと心に残る本になる予感。

  • アメリカの広大な大地にある牧場が舞台。
    この牧場の一人息子のジョーディの目を通じて西部開拓時代の精神が失われつつあるアメリカを描写する。ジョーディは牧場を訪れる老いたヒッピーやおじいさんの昔話に憧れる。
    アメリカの乾いた大地が目の前にあるような・・・
    スタインベックの小説はアメリカを目の前に映し出してくれます。

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