秘密の花園 (新潮文庫)

制作 : Frances Hodgson Burnett  龍口 直太郎 
  • 新潮社
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本棚登録 : 384
レビュー : 40
  • Amazon.co.jp ・本 (427ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102105030

感想・レビュー・書評

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  • 両親を熱病でなくし、伯父にひきとられた少女メアリー。
    孤独な少女の心は、イギリスの自然環境の中でほぐれていき、
    少女らしい笑顔をとりもどしていく。

    少女の変化は、同じように孤独で絶望を背負った少年コリンの心をも変えて生きます。

    「僕は生きるんだ!」
    コリンが生きる喜びをはじめて実感する瞬間は、
    大人が読んでも感動します。

  • バーネット

  • 深呼吸すれば春をいっぱい吸い込めるような気持ちになりました。
    元気になれました。

  • 最高や…!!!
    庭園が、びっくりするほど目に浮かんでくる。
    ディコンさんと友だちになりたい。ディコンさんハイスペックすぎる。本当に理想の友だちだと思う。
    生い立ちや成り行きは、子どもたちにとって優しいものではなかったけど、自然や動物や、それらの化身であるディコンさんは余りに優しく、温かかった。出会えてよかったね!!
    そして庭園の描写ですよ。書かれていない細部まで想像できるほど美しい描写で、土や草の匂いが恋しくなります。
    ヨークシャー行ってみたくなる…

  • 2008/01/29

  • "小公子"や"小公女"でお馴染みのアメリカ人作家バーネットの長編小説。映画や舞台などで度々取り上げられる作品ですが、個人的には1991年にNHKで放送されていた"アニメひみつの花園"の印象が強いです。あとは子供向けに翻訳された小説は読んだことがあったかな。しかし、本当の名作というのは、大人になって読み返しても断然面白い。お話の中心となるメアリー、コリン、ディコン達が触れ合う自然の描かれ方も活き活きとしていて素晴らしい。こんなに美しい場所にいられたら、誰でも精神から健康になれますね。

  • 一度も会ったことのない彼を、彼女は確かに知っていた。

     たっぷりした緑に囲われ、花々が咲き乱れる。庭の物語からは、太陽や土や風が鮮やかに匂い立つ。

    『小公女』のセアラと同じく、幼少にインドで過ごしたのち越してくるメアリー。しかしながら、対照的な人物造型だ。インドでは、子供の無邪気さにまかせて召使いに差別発言もしている。1910年代の英国で女性が書いた作品であることを考えると、かなり斬新!
     美しい母に似ず、不器量でつむじ曲がりのメアリーは、人に愛されることがなかった。存在さえ忘れ去られ、がらんとした屋敷で一人目覚める。メアリーが一度死んでしまったのではないかと思うことがある。そのように感じるのは、彼女の人生に断層が生じるから。

     両親を失ったメアリーは、新しい環境に移動する。その不安からか、メドロックの話に注意深く耳を傾ける。自分を引き取った叔父が気難しい人と聞かされるが、クレイヴンという名前から気の毒な紳士を想像する。それは当たっていて、クレイヴン氏は少しも怖そうでない悲しげな男だった。
     マーサからディコンの名前を聞かされた時も、メアリーは会ったこともない彼に好感を持つ。初めて会った時、彼がディコンであることに驚かない。一度も会ったことのない彼を、彼女は確かに知っていた。
     名前からイメージを喚起される。新しい出会いにも、なぜか前から知っていたよう。特別な力に守られたおとぎ話だ。

     庭いじりに没頭する子供たちに、生きる力が蘇る。メアリー以上に変化が著しいのがコリンだ。それまでの自分以上の自分に生まれかわる。作品内では、魔法という言葉も使われる。
     その魔法を叶える方法は、とても簡単。外の綺麗な空気をいっぱいに吸い込み、くたくたになるまで遊ぶこと。それと、たくさん食べること!

     しっかりファンタジーと銘打たれた作品でなくても(意識的に書かれない分、余計に幻想的)、緑は日々に魔法を溶け込ませる。

  • 個人的には児童文学の最高峰だと思っています。
    子供の頃に読んでから常に心の中にあった名作。
    秘密の花園を一度でも読んだ人とは長い間語り合える気がする。

    親からはニグレクトされ、召使たちにも疎んじられ甘やかされながら育った、偏屈な少女と病弱な少年。
    ひん曲がってしまった二人が、優しい心を持った少年や豊かな自然との触れ合い、荒廃した花園の再生を通じて年頃の子供らしい心と体を取り戻して成長していくお話。
    美しく幻想的な自然描写は勿論の事、子供達が徐々に心を開き成長していく姿に奇跡的な感動を覚えます。

  • ゆっくりちょこちょこ読んでいて、おととい読了。いわずと知れた「秘密の花園」。
    たぶんもっと小さいころに読んだことはあるのだけど、省略版か何かだったのか、メアリーがこんなに性格悪い子だったとは思っていなかった。これも人気の秘密なのかなと思う。ディコンの「いい子」ぶりが気にならなくはないのだけど、それはご愛嬌かしら。
    ヨークシャー弁の翻訳に、訳者の好みが出るなぁと思う。

  • 何度でも読み返したくなる作品。

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