トム・ソーヤーの冒険 (新潮文庫)

  • 新潮社
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レビュー : 65
  • Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102106013

感想・レビュー・書評

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  • The Adventures of Tom Sawyer(1876年、米)。
    底抜けに明るく、冒険心に富み、罪のない程度に反抗的。トム・ソーヤーは「愛すべき悪童」的キャラクターの原型だ。と同時に、粗野だが根は善良な「陽気なヤンキー」の典型でもある。楽観主義に根ざした牧歌的な世界観は、そのまま「古き良きアメリカ」の象徴のよう。とはいえ、腕白な少年たちの織り成す微笑ましいエピソードに、国や時代は違っても、懐かしさを感じる人は多いはず。児童文学だが、むしろ大人になってからの方が、その真価が分かる作品かもしれない。

  • 子供の頃の記憶が、ずっと寝かせてあったことで洗練され、素晴らしい形で煮立ったのだろう。子供心をこれほどまでに鮮明に蘇らせることができるのはすごい。正確に言えば、それが子供心であるかどうかは定かではない。しかし、大人が読んで子供のときってそうだよな、と心洗われる表現ができることがすごいのだ。なぜなら私たちは、そんなものはとうの昔に忘れているから。頭の中で眠っているその記憶の扉をノックするどころか無理矢理こじ開けられることに、不思議なことながら心地よい郷愁すら感じ得ない。あーだめた。まとまらない。

  • 3度目の読み直し。
    つくづくマーク・トウェインのうまさに舌を巻く。
    最もすばらしいと感じるのが、教会に関する部分。
    無邪気に神様を信じつつ、その真実を悟らず、ただひたすらに感動を求め、表面上の知識を求めて、誠実に信仰する一般大衆の愚鈍さと愛すべき純粋さを描かせたら、右に出るものはいないのではなかろうか。神学的には最もたちの悪い牧師でさえも、己の言葉に感動してトムの葬儀に泣き出すという人の良さ。
    このあたりにいちいちまことに感動し、驚嘆し、マーク・トウェインのすごさを感じずにはいられない。
    もっともこの思いは翻訳のうまさによるところも大きいと感じている。
    幕引きはあっけなく、いかにも漫画のような終わり方をするのだけれども、まぁそれはそれ、と思うことにした。
    今回は作者の風刺描写の見事さに酔いしれただけで、十分ハッピー

  • 十数年ぶりの再読。有名なペンキ塗りのシーンを久々に読み、トムの商才に驚愕。大人になったらいっぱしの商売人になりそう。
     数々のいたずらや冒険は、男の子でなくてもわくわくする。インジャン・ジョーはトムやハックには特に何もしないのに迫力満点。迷信を信じているところが可愛らしい。
     名作文学は子どもから大人まで、いつ読んでも新たな発見と色褪せない興奮を感じられる。ぜひ息子にも読んでほしい作品。

  •  
    ── トウェイン/大久保 康雄・訳《トム・ソーヤーの冒険 19531030 新潮文庫》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4102106014
     
    ── 《The Adventures of Tom Sawyer 1876‥‥ America》
     Twain, Mark 18351130 America 19100421 74 /
     
    …… 世界初の実用タイプライタであるショールズ・アンド・グリデン・
    タイプライターを最初に購入、 "curiosity breeding little joker"
    と名付けた(Wikipedia)。
     
    (20210113)
     
    ── 《The Adventures of Huckleberry Finn 18850218 America》
    ── トウェイン/村岡 花子・訳《ハックルベリー・フィンの冒険 19590310 新潮文庫》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4102106022
     
    “初のグレート・アメリカン・ノベル”
     
    …… まるっきり嘘をつかない人間なんていない(ハックルベリー)。
    「女も男も、人はいくらでもウソをつける(20200929)」
    https://twitter.com/awalibrary/status/1310818258845495298
     
    http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=19611108
    …… My Huckleberry Friend. ── 《Moon River 19611001 America》
    http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=My+Huckleberry+Friend
     
    (20210113)
     

  • とってもヤンチャで悪ガキなんだけど正義感が強くて真っ直ぐなトムソーヤがとても魅力的でした。
    そしていつの時代でもいくつになっても男ってのは多かれ少なかれトムソーヤが心の中に住んでるんだなと思った。
    あとトムとハックの掛け合いが堪らなくおかしかった。

  • 子供のころ、TVのアニメではまりました。

    いろいろな悪さをして、大人に怒られたり、でも純粋にいたずらだったり、
    でも友情は人一倍大切にしたり、困っている人をほおっておけない

    大学生になって読み返して、妙に納得をした1冊。

    トムとハックのコンビに怖いジョー、ドキドキしながら見た世界観

    子供の時の視点と少し大きくなってからの視点でものの見方が変わるが、純粋に楽しめる点では、ピカイチ

    夏になると思い出します。

  • 面白かった!

  • もうちょっと面白いと思ってた・・・

  • 小さいころは、いつだってワクワクすることが世界の全てだった。

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著者プロフィール

Mark Twain 1835年-1910年.
邦訳された自伝に、
時系列順に並べられている
『マーク・トウェイン自伝 〈上・下〉 ちくま文庫 』
(マーク トウェイン 著、勝浦吉雄 訳、筑摩書房、1989年)
や、トウェインの意図どおり、執筆順に配置され、
自伝のために書かれた全ての原稿が収録されている
『マーク・トウェイン 完全なる自伝 Volume 1〜3 』
(マーク トウェイン 著、
カリフォルニア大学マークトウェインプロジェクト 編、
和栗了・山本祐子 訳、[Vo.2]渡邊眞理子 訳、
[Vo.1]市川博彬、永原誠、浜本隆三 訳、
柏書房、2013年、2015年、2018年)などがある。



「2020年 『〈連載版〉マーク・トウェイン自伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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