ハックルベリィ・フィンの冒険 (新潮文庫)

  • 新潮社
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感想 : 67
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  • Amazon.co.jp ・本 (460ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102106020

感想・レビュー・書評

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  • いろいろなストーリーがありますよね。
    カヌーでこぎだしていくのはすごいなって思いました。

  • 子供への虐待、黒人差別、開拓精神のDNA。当時の米国社会が抱えていた問題の光と影が見えてくる。昔カルピス子供劇場でアニメ版を見たときとは、明らかに印象は異なる。翻訳者が村岡花子というのも心に染みる。

  • 二度目の読了。不思議なことに昔読んだ感想とほぼ変わらなかった。悪党ふたりが延々と語られていくくだりは相変わらず不快だし、トム・ソーヤーの大脱獄劇の顛末は一行読み進むごとに笑いが止まらず腹痛を起こすほど。
    あらためておしえられたのが、無知で善良な人々は、優しい反面、非常に残酷で、一言で語るのが、難しいということ。
    人間の性質は、一面からのみ語るのが手落ちだということ。

  •  
    ── トウェイン/村岡 花子・訳《ハックルベリー・フィンの冒険 19590310 新潮文庫》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4102106022
     
     Twain, Mark 18351130 America 19100421 74 /籍=Samuel Langhorne Clemens
    ── 《Adventures of Huckleberry Finn 18850218 America》初版
     
     トム・ソーヤーの親友(ハック)によって語られる教養小説。
     タイプライターで書かれた、世界初の小説(Wikipedia)。
    http://d.hatena.ne.jp/adlib/19611108 ハックルベリーの盟友 ~ My Huckleberry Friends ~
     
    …… (大江 健三郎は)母親に買い与えられたマーク・トウェイン著
    『ハックルベリー・フィンの冒険』(中村 為治・訳)を暗記するまで
    読込んだ。(ブクログ不在)
    ── トウェイン/中村 為治・訳《ハックルベリー・フィンの冒険 1941‥‥ 岩波文庫》
    http://oka-ken.air-nifty.com/blog/2010/11/post-3607.html
     
     中村 為治 英文学 18980117 銀座 長野 19910630 93 /1967-1972 中部女子短期大学教授
     
    http://q.hatena.ne.jp/1518525966#a1266433(No.1 20180214 00:03:36)
     
     損得ぬきの友人→Unfaithful friend→不誠実な友人(Google 誤訳)
     私たちは、ハックルベリー・フレンドになった。
     We became Huckleberry Friends.(戻訳↓用例)
     
    …… 15歳で巡りあった少年が、あわせて150才になり、250分以上も
    電話で語りあった。(My huckleberry friend, Moon River, and me.)
    http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=Huckleberry
     
    (20141231)(20170915)(20180220)
     

  • この本は子供向けに書かれたというよりは、奥底では大人に向けたメッセージが多く含まれていると強く感じました。
    この小説を読み進むうちに、冒頭に「嘘の所もあるが、大部分は本当のことが書いてある」と書かれていたこの部分が私の中では大きな要素になってきました。
    途中で登場する王様と伯爵なる人物は「ロック・フォード氏の事件メモ」のような本当に通用したのかにわかに信じがたい嘘で金儲けをしたりします。
    またある村では、ウエスタン映画によくある宿怨による無意味な殺し合いも書かれており、本当にこの様な事があったのかと実感することが困難な出来事もあります。
    あの時代に物として扱われていた黒人奴隷への白人が持っていた感情も実感がわかないながらも深く考えさせられる部分でした。
    ネズミの穴が多くあったと書かれていた箇所は不衛生であった事を表しているのでしょうが、「トムとジェリー」を連想させられ少しばかり微笑ましく読めたところでもありました。
    古き良き(悪しき)時代のアメリカを教えてくれると共に、アメリカという国の根幹をなす魂に近い部分を感じることが出来たように思います。
    トム・ソーヤの冒険とこの本は、アメリカという国の本質を理解するために最も適している2冊と言えると思います。

  • トムソーヤーからのハックルベリイ
    やはり物語の面白さは、リアリティのある奇想天外にある。

  • アメリカ文学史の課題図書で買った葉いいものの読んでいない。じっくり読みたい。読んでおかなきゃだめかなあ

  • annex ~ベストセラー作家が薦める本~:スミスの本棚:ワールドビジネスサテライト:テレビ東京 http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/blog/smith/2010/08/post115098.html

  • トムソーヤと、ハックルベリフィンのどちらが好きかと聞かれれば、ハックルベリフィンだと思う。
    話としても、醍醐味がある。

    ただ、トムソーヤを読んでいたので、ハックルベリフィンが面白いと思ったのだろう。
    その意味で、トムソーヤの冒険は偉大だ。

    ある時代のアメリカの田舎をよく描写している。
    子供の冒険の夢がある。

    トムソーヤだけでなく、ハックルベリフィンも幸せになれるのが、アメリカンドリームなのだろう。

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著者プロフィール

Mark Twain 1835年-1910年.
邦訳された自伝に、
時系列順に並べられている
『マーク・トウェイン自伝 〈上・下〉 ちくま文庫 』
(マーク トウェイン 著、勝浦吉雄 訳、筑摩書房、1989年)
や、トウェインの意図どおり、執筆順に配置され、
自伝のために書かれた全ての原稿が収録されている
『マーク・トウェイン 完全なる自伝 Volume 1〜3 』
(マーク トウェイン 著、
カリフォルニア大学マークトウェインプロジェクト 編、
和栗了・山本祐子 訳、[Vo.2]渡邊眞理子 訳、
[Vo.1]市川博彬、永原誠、浜本隆三 訳、
柏書房、2013年、2015年、2018年)などがある。



「2020年 『〈連載版〉マーク・トウェイン自伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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