ハーディ短編集 (新潮文庫 ハ 7-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102108031

感想・レビュー・書評

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  • 本当に面白かったです。

  • 「妻ゆえに」「幻想を追う女」「わが子ゆえに」「憂鬱な軽騎兵」「良心ゆえに」「呪われた腕」「羊飼の見た事件」「アリシアの日記」の8編収録。

    どれも派手な展開はなく、日常生活のちょっとしたできごとを棘を抑えた筆致で書いている。
    全体的に暗めではあるものの、18世紀当時のイギリスの情景が詩情豊かに描かれているせいか読後感はそれほど悪くない。
    些細な偶然に人生を捻じ曲げられた人々の悲喜劇は、今読んでも十分面白かった。

  • 080510(m 081205)

  • テスの作者。言われてみれば暗いしそんな感じかも。テスの監督のせいか、作者はロシア人かと思っていたけど、雰囲気も暗いし。でもイギリス人だったのね。

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著者プロフィール

Thomas Hardy 1840–1928
イギリス南部ドーセット地方の石工の家に生まれ、22歳でロンドンに出て建築事務所で働く。その後作家に転じ、そのキャリアの前半約30年間で『ダーバヴィル家のテス』をふくむ15篇の長編小説、短編小説集4篇、後半約30年間で叙事詩劇『覇王たち』と948篇の短詩を発表して、ヴィクトリア朝時代最後の大小説家にして詩人となった。神の見えない時代に文学の存在意義を探り、みずみずしい感性によって20世紀のモダニズムの先駆者となり、D・H・ロレンスやフィリップ・ラーキンなど後世の作家に多大な影響を与えた。

「2023年 『恋の霊 ある気質の描写』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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