野性の呼び声 (新潮文庫 ロ 3-2)

  • 新潮社
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本棚登録 : 72
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102111024

感想・レビュー・書評

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  • 再読本。
    前半部の苦労するバックも好きだったが、今再読すると後半部の活躍するバックの方が興奮できる内容だった。
    成長を喜べるということで、自分もこのバックが大好きなんだなとこの歳で実感した。
    しかし、昔の新潮文庫は字が小さいなー。

    • senna88さん
      これは、読んでないんですよ。
      しかし、レビューを拝見して、私も読んでみようと思います。

      たしかに、昔の文庫は活字小さいですよね。
      私も「...
      これは、読んでないんですよ。
      しかし、レビューを拝見して、私も読んでみようと思います。

      たしかに、昔の文庫は活字小さいですよね。
      私も「坂の上の雲」を引っ張り出して、ドラマの当該部分を読みなおしましたが、字が小さかったです。
      2011/12/21
  • アラスカの厳しい自然を表すような、シンプルでかっちりした文章。ただひたすらに生きることだけを追い求める犬たちの姿を描き出すのにも役立っている。

  • ゴールドラッシュの時代、大邸宅で優雅に暮らしていたバックが誘拐され、橇犬として売り飛ばされた後、過酷な暮らしの中で様々な人間と出会い、経験を重ね、やがて愛する人間と最後の絆が断たれた時、己の野生を呼び覚ます『声』の元に還っていく話。

    荒野の呼び声と訳されたタイトルの本もあって個人的に字面はそちらの方が好きなのだが、内容的には『野生』のほうがニュアンスに近いと思う。

    大型犬好きなら取りあえず読んで貰いたい名作。

  • 小学校の頃、シートン動物記が好きでよく読んでいましたが、最近では動物が主人公の作品を読むのは久しぶり。
    主人公のバックは人から人へ売り渡され、何度も主人が変わるという体験をしますが、この自分の主人となる人間を観察するバックの眼がするどい。
    ちょっと前にテレビで外国の犬ぞりレースのドキュメンタリーを見て、その過酷さを知りましたが、人も犬も命がけの極寒の地での旅の中で、バックが無能な飼い主の手に渡ってしまったときはどうなるのかとはらはらしながら読みました。
    人間に振り回されながらも、やがてよきパートナー(主人)にめぐり合い、最後には大自然の中へ帰って行くバックの波乱万丈な生涯。
    短いお話ですが、読み応えがありました。

  • 運命に翻弄されながら野性に目覚めてゆくバックの生涯を、重厚な神話的語り口調と言っても言い過ぎではないような文調で読者にページをめくらせていく。ジャック・ロンドンの語り口はいささか大仰過ぎて興醒めするきらいもあるが、その大仰さ故、読者を惹き付け最後のセンテンスまで一気に読ませてしまう効果もあると思う。また、ジャック・ロンドン氏自体はアラスカやカナダなどの極北の地に1年も滞在していなかったという事なので、彼の想像力の膨らませ方の見事さとその提示の仕方の巧妙さー裏を返せば嘘のつき方の上手さということでもあるし、小説家としての腕の一流さということでもあるーが素晴らしいと思った。個人的には橇犬としてバックが過酷な労働をこなしていく記述を読んでいて、ユーコンクエストやアイディタロットなどの犬ぞりレースでの橇犬の扱いとのものすごい違いを興味深く読んだ。やはり、現代のレースとしての犬ぞりは、スポーツであり、賞金や名誉や他者との競争心などといった方面の人間の”エゴ”を追求する競技であるという事を再認識した。

  • こっちはイヌ→オオカミのお話。

  • 犬の走る視界が、犬の吐く息が見えるんだ!(雪の上の闇に白い息)この面白さを表現できない自分が情けない。バックとソートンとの愛がすごい美味しいのでかみ締めながら読んだ。とにかく面白いんです。

  • オオカミ的な野性の芽生えを感じながらも、ソートンという人に恋をしたイヌのバック

  • 100717(mt 100812)

  • 2009/05/06

    映画「イントゥ・ザ・ワイルド」の
    クリストファー・マッカンドレスという学生が
    愛読していたジャック・ロンドンの代表作。

    主人と平和に暮らしていたイヌのバックが、
    突然使用人に売り飛ばされ、
    アラスカの地を橇犬として最も激烈な試練を乗り越えた結果、
    徐々に野性の血へと目覚めていく。

    「そこには、生命がそれ以上高まり得ない
    生の頂点をしめす忘我の境があった。」

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著者プロフィール

1876-1916年。サンフランシスコで生まれる。10代の頃から缶詰工場の労働者、牡蠣密漁、アザラシ漁船の乗組員など職を転々とし、各地を放浪したのち、ゴールドラッシュの波に乗り、アラスカ・クロンダイク地方へ金鉱探しの旅に出る。日露戦争時には新聞特派員として日本を訪れた。1908年に発表した小説『野性の呼び声』(光文社他)で一躍流行作家となり、アラスカの自然と生の苛酷さを描いた短篇や、海洋小説、ボクシング小説、SF、幻想小説、ルポルタージュなど、多彩な作品を発表、世界的名声を博したが、1916年に急死。邦訳に『マーティン・イーデン』(白水社)、『どん底の人びと』(岩波書店)、『白い牙』(光文社他)、『火を熾す』『犬物語』(スイッチ・パブリッシング)他多数。

「2020年 『赤死病』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ジャック・ロンドンの作品

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