虹の谷のアン 赤毛のアン・シリーズ 9 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102113493

感想・レビュー・書評

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  • アンがあんまり出てこなくて寂しかったけど、牧師館のお話はとても面白かった。優しいメレディス牧師好き

  • 子供達それぞれが個性がありとても可愛い。

  • 旧版の「虹の谷のアン」は子供の頃に何度も
    読んでおり、大人になってからも1度ぐらいは
    読んではいると思う。
    ただ私の中で、他のアンシリーズの作品に比べて
    あまり重要視されていない位置づけであった。
    今回こちらの改訂版を読んでまず驚いたのが
    旧版の3倍ぐらいの厚みがあったこと。
    それゆえに旧版ではだいぶ端折られてる部分が
    あるということが分かり、新たに読める部分に
    楽しみを見出すことが出来た。
    文字が大きいことも嬉しい。

    今回読んでみて、全体的にどこをとっても大変面白く、
    モンゴメリらしいユーモアに溢れた著作であることを
    改めて実感した。
    牧師館の子供たちをはじめとする登場人物は、
    それぞれ存分に個性を発揮して生き生きと描かれている。
    特殊な家庭環境の中でも自分たちのできる範囲で
    なんとか良くしていこうとする牧師館の子供達の
    いじらしさ。しかしそのために思いがけない騒動に
    発展してしまう様は微笑ましく、時にお腹を抱えて
    笑ってしまうほど面白い。
    子供の純粋な動機から生まれる行為は、
    基本的に善人で情深いグレン村の人々の生活に
    良くも悪くも彩を添えていく。
    なんだかんだ言っても子供たちは村の宝物。
    そして、子供達の発言や行動を通して、
    大人の凝り固まった常識や偏見によって
    見失いがちな本質があることに気付く機会を
    与えているところは、モンゴメリ自身が
    意図しているところなのかもしれない。

    特に好きだったエピソードは、後半に出てくる
    アンの演説とそれを聞いたミス・コーネリアの
    素晴らしい反応である。
    アンの演説が本当に胸を打つものであることは
    もちろんのこと、ミス・コーネリアがアンの言葉を
    心底素直に聞き入れ、自分を恥ていることを
    正直に語るシーンは何度読んでも本当に感動的だ。
    私はこういう大人でありたいと思う。
    この名シーンは旧版にはない部分だったので、
    改めて改訂版を翻訳してくださったことに
    心から感謝したい。

    旧版しか読んでいないアンファンにはぜひ
    改訂版も読んでほしいと心から思う。
    楽しめること請け合いの一冊である。

  • 虹の谷へ行ってみたいと思った。

  • アンはほとんど出てこない。浮世離れした牧師さんとその子供たち。子供たちはかわいい。ロマンスは単純すぎ。昔の人ってみんなこんな感じなんだろうか?

  • アンの子供たちの物語。どこかしら悲しい雰囲気が漂っているのは、第一次世界大戦が迫っていたからだろうか。子供たちは元気なんだけど。

  • 腕白で愛らしい子供達に囲まれたアンとスーザン、ミス・コーネリアの噂話で始まるが、取り留めのない井戸端会議は退屈に感じられ、僅か40ページがなかなか読み進まなかった。
    ところが、牧師館の子供たちが登場するとモンゴメリーの本領発揮、純真無垢な子供たちは愉快な事件を巻き起こす。
    フェイス、カール、ユナとメアリーの活躍に、事の成り行きをアンでなくても微笑みと共に優しく見守ってしまう。
    とにかく生き生きとした子供たちが愉快な一冊。
    エレンとローズマリーの顛末はあっけなく残念。

  • 劇団四季の「赤毛のアン」観劇に合わせて。
    ミュージカルでも本でも、アンの後は気持ちがキレイになる感じがする。
    きっと登場人物のみんなが素直で優しくてユーモアがあって。普段のストレスを一瞬でも忘れられる素晴らしい本。虹の谷のアンは、アンブックスの中でもかなり好きな一冊になりました。
    残り2巻。大事に読みます。

  • 子供の頃、母が全巻を買ってくれました。何度も読み返した大好きな本です。

  • kindleにて。アンの子どもたちが主人公。昔は良かったな。

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著者プロフィール

1874年カナダ、プリンス・エドワード島生まれ。1908年に最初の長篇小説『赤毛のアン』を出版。世界的ベストセラーとなる。オンタリオ州に移り住み、その地で数々の作品を執筆した。42年トロントにて逝去。

「2012年 『パットの夢』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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