太陽の讃歌―カミュの手帖1 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102114063

感想・レビュー・書評

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  • 意味が判然としない、断章のようなカミュの青年期の創作ノート。途切れ途切れに紡がれる言葉に宝石のような感受性の輝きがある。それに驚くのだ。例えば情景描写の美しさ。例えばカミュの死に対する言葉。カミュのことが気になっている人は読んで欲しい。断章なので、読みやすいし、青年期というものは誰もが読みたがるものだと思うから。

  • あくまで日記的創作ノートゆえ、まとまりはないです。この人は考え方が変に複雑すぎて、この人の中で決めて外に出すものでないと理解の範疇は超えますが、独特の暗さには、苔生す日当たり、なぜか屋久島なんかを思い出してしまします。

  • カミュのまさに手帖
    名言が収められている

    編集が書き直しを求めたら従うべきだ
    それで良作になる や

    カミュの師匠の言葉
    共産主義者-彼らは立派だ
    保守派-彼らは正直だ

    などが載っています。

    パスカルのパンセの方が良いかも
    でもカミュのファンなので(^^)

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著者プロフィール

Albert Camus.
1913年11月7日 - 1960年1月4日。
邦訳に
『バンド・デシネ 異邦人』(ジャック・フェランデズ作・絵、
青柳 悦子訳、2018年、彩流社)、
『最初の人間 新潮文庫』(大久保敏彦 訳、新潮社、2012年)、
『転落 追放と王国 新潮文庫』(大久保敏彦・窪田啓作 訳、
新潮社、2003 年)、
『異邦人 まんが学術文庫』(須賀原洋行 共著、
講談社、2019年)、『異邦人 新潮文庫』(窪田啓作訳、
新潮社、2014年)、『異邦人THE STRANGER
(金原瑞人MY FAVORITES) 』(金原瑞人 編、青灯社、
2012年)、『シーシュポスの神話 新潮文庫』(清水徹 訳、
新潮社、2006年)、『カリギュラ  アルベール・カミュ (1)
ハヤカワ演劇文庫 18』(岩切正一郎 訳、早川書房、2008年)、
『カリギュラ・誤解 新潮文庫』(渡辺守章・鬼頭哲人 訳、
新潮社、1971年)、『ペスト 新潮文庫』(宮崎嶺雄 訳、
新潮社、1969年)、『幸福な死 新潮文庫』(高畠正明 訳、
新潮社 2004年)、『太陽の讃歌 カミュの手帖1 新潮文庫』
(高畠正明 訳、新潮社、1979年』、『反抗の論理 カミュの手帖2
 新潮文庫』(高畠正明 訳、新潮社、1979年)、
『革命か反抗か カミュ=サルトル論争 新潮文庫』
(佐藤朔 訳、新潮社、1989年)ほか多数。



「2019年 『バンド・デシネ 最初の人間』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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